北野天満宮の見どころ9選を修学旅行や観光向けに簡単に分かりやすく解説! | 京都の地元民情報
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北野天満宮の見どころ9選を修学旅行や観光向けに簡単に分かりやすく解説!

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北野天満宮はご祭神として菅原道真公をお祀りする神社です。

 

日本全国にある約1万2000社の天満宮や天神社の総本社で、「北野の天神様」と地元の人からは親しまれています。

 

幼少より学問に励み、才能あふれた菅原道真公をお祀りした北野天満具は、学問の神様として親しまれるほか、農耕や芸能、和歌・連歌、武芸の神様としても知られています。

 

また境内には多くの梅が植えられた梅園や、約350本のモミジが続くもみじ苑などもあります。

春は梅、秋にはもみじが楽しめる自然豊かな神社です。

 

この記事では北野天満宮の見どころ9選と、北野天満宮を参拝するときに知っておくとより楽しめる歴史や豆知識を詳しく紹介していきます。

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北野天満宮の見どころ9選

それぞれ詳しくご紹介していきます。

 

見どころ① 10世紀ごろから存在している「影向松」

この神社の一番最初の鳥居を通ると、すぐに特別な松の木があります。

 

この木は神社が建てられた10世紀ごろから存在していて、長い間、神社の歴史を見守ってきたんです。

 

この松の木は、昔の神社の姿や雰囲気を感じさせる大切な存在とされています。

特に、この松には菅原道真に関するいくつかの有名な伝説があります。

 

一つの話では、菅原道真が大宰府で亡くなった後、彼が大事にしていた仏舎利(ぶっしゃり)というお守りが空から飛んできて、この松に引っかかったと言われています。

 

また、冬に最初の雪が降る日には、菅原道真が空から降りてきて詩を詠むという言い伝えがあります。

 

この言い伝えにちなんで、毎年初雪の日には、この松の木に硯(すずり)、筆、紙をお供えする特別な祭りが行われるんです。

 

この祭りは、道真公の精神を称えるとともに、彼の詩を記念する意味もあります。

 

見どころ② 桃山時代の華やかなスタイルで作られた「楼門」

参道を真っすぐ進むと、桃山時代の華やかなスタイルで作られた二階建ての門が現れます。

 

この門には、菅原道真を称える「文道大祖 風月本主」という言葉が書かれています。

年末には、ここで大きな絵馬を掲げるのが恒例になっています。

 

門の近くには、豊臣秀吉が開催した北野大茶湯の名残も残っています。

特に、「太閤井戸」という名の井戸が有名で、当時の著名な茶人、千利休がお茶を点てるために水を汲んだ場所とされています。

 

この門とその周辺は、桃山時代の特徴をよく表しており、秀吉の時代の雰囲気を今に伝えています。

 

見どころ③ 星欠けで七不思議に数えられる「三光門」

この門は楼門から左に曲がって真っ直ぐ進んだところに位置しています。

 

「三光」という名前は、太陽、星、月を意味する言葉で、この名前は門の梁の部分に施された彫刻に由来しています。

 

しかし、実際には太陽と月の彫刻しかなく、星の彫刻がないため「星欠けの三光門」とも呼ばれています。

 

平安時代には、当時の天皇がこの神社で祈りを捧げていた際に、三光門の上で北極星が輝いているのを見たという話があり、これが星の彫刻がない理由だと言われています。

 

この門の装飾は非常に豪華で、豊臣秀吉の時代である桃山時代のスタイルが特徴です。

 

門には「天満宮」と書かれた力強い額があり、これは江戸時代初期に後西天皇が自ら書いたものです。

 

 

この三光門は天満宮のシンボルであり、その壮大さが際立っています。

また、国の重要文化財にも指定されている特別な門です。

 

見どころ④ 学問の神様である菅原道真を祀っている「本殿」

北野天満宮の本殿は、修学旅行や観光の際に必見の場所です。

菅原道真を祀っているため、特に学生さんにはおすすめです。

 

彼は学問の神様として知られており、学業成功のご利益があるとされています。

なので、学生さんたちはここを訪れる時、まず最初にお参りすると良いでしょう。

 

本殿の建築は非常に複雑で美しく、拝殿や石の間、楽の間など、いくつかの部分に分かれています。

 

これらの建物は、美しい八棟造りで作られており、拝殿には「七不思議」の一つとされる立ち牛が隠されているのも面白い特徴です。

 

また、この神社は写真撮影にも最適で、インスタグラムなどのSNSで映える写真を撮ることができます。

 

本殿内のさまざまな部屋は、それぞれが独特のつながりを持っています。

 

本殿には菅原道真が主祭神として祀られ、彼の息子や奥さんも一緒にお祀りされています。

さらに、本殿には約76.5センチの獅子と約75センチの狛犬の像があり、それぞれが創建時からの重要な存在です。

 

内部には、探検家・松浦武四郎が奉納した貴重な日本地図や三大鏡が展示されており、歴史的価値も高いです。

 

本殿の前には、約350年の歴史を持つ樹高約5メートルの飛梅(紅和魂梅)が植えられています。

 

このご神木は、見る者を魅了する美しさを持ち、季節によっては花を咲かせる様子も楽しむことができます。

 

全体的に、この本殿は文化的、歴史的にも非常に重要な場所であり、訪れる人々に多くの発見と感動を提供します。

 

見どころ⑤ 京都で一番美しい梅の名所「梅苑」

楼門に向かう参道を歩いていると、左手に梅の木がいっぱいの林が見えてきます。

 

この林は、道真公が生きていた時に梅をとても愛していたことから作られたもので、京都で一番美しい梅の名所として知られています。

 

 

ここには約50種類、合わせて1500本もの梅の木が植えられていて、早咲きの寒紅梅や黒梅など、さまざまな種類の梅があります。

 

花の見頃は1月から3月の下旬までと長く、特に2月の終わりから3月の終わりにかけては、週末の夜に梅の木がライトアップされるのが特別です。

 

全国的にも珍しいこの梅のライトアップは、夜間に美しい景色を楽しむことができます。

ただ、夜は冷え込むことがあるので、暖かい服装で来ることをおすすめします。

 

見どころ⑥ もみじ苑としても有名な「御土居」

この堤防は、神社の西側に流れる天神川の沿いにあります。

この堤防は1591年に豊臣秀吉が京都の市街地の洪水対策として築いたものです。

 

 

この周辺には約350本のもみじが植えられており、5月から6月には新緑、秋には紅葉がとても美しく見られます。

 

 

この場所はもみじ苑としても有名で、新緑と紅葉のシーズンには一般の人たちにも開放されています。

 

特に紅葉の季節は、鮮やかなもみじと川にかかる赤い太鼓橋の組み合わせがとても美しいとして知られています。

 

11月中旬から12月上旬にかけての夜は、ライトアップされた紅葉を見ることができ、幻想的な風景の中で紅葉狩りを楽しむことができるのも魅力です。

 

見どころ⑦ 訪れる人々に運をもたらす「大黒天の灯篭」

三光門の手前には、大黒天が彫られた特別な灯篭があります。

この灯篭は、訪れる人々に運をもたらすとして、とても人気があります。

 

この灯篭には、大黒天の顔の部分に小さなくぼみが二つあります。

そのくぼみに小石を入れて、それが落ちなかったら運が良くなると言われています。

 

落ちなかった小石を財布に入れておくと、金運が上がるともされています。

 

さらに、受験生にとってもこの灯篭は人気があり、「志望校に落ちない」という願いを込めて、合格を祈る人が多いです。

 

参拝の際には、この灯篭で運試しをしてみるのもおすすめです。

 

見どころ⑧ 様々な宝物が展示されてる「宝物殿」

楼門から三光門に向かう参道の右側にあるのがこの建物です。

ここには、1000年以上の歴史の中で皇族や公家、武士たちが奉納した様々な宝物が展示されています。

 

 

開館日は毎月25日、新緑や紅葉の季節、12月1日、1月1日の9時から16時までで、多くの参拝客が訪れる時期に合わせています。

 

常設展示のハイライトは、「北野天神縁起絵巻 承久本」です。

 

これは道真公の生涯や天満宮の創建が描かれた絵巻で、鎌倉時代に作られた天満宮に関する絵巻物の中で最も古いものとされています。

 

特別展では、鬼切丸といった名刀や茶道具などの一流の宝物が展示されており、歴史や文化に興味がある人には特におすすめの博物館です。

 

見どころ⑨ 京都でも有名な市の一つ「天神市」

北野天満宮では、毎月25日の朝6時から「天神市」という市が開かれます。

この日が市の日とされているのは、道真公の誕生日と命日にあたるためです。

 

市は、一の鳥居から楼門にかけての参道で行われます。

出店の数は多いときで1500軒にものぼり、京都でも有名な市の一つです。

 

売られているものには、アンティークや古着などさまざまな品があります。

 

また、夕方には神社の建物がライトアップされるので、朝早くから夜遅くまで市の雰囲気を楽しむことができます。

 

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北野天満宮の御朱印

寺や神社で御朱印を集めるのが好きな方には、北野天満宮での御朱印もおすすめです。

 

 

北野天満宮の御朱印は他とは違ったユニークなもので、もらうと嬉しい気分になれます。

さらに、学問の神様を祀る神社なので、お守りも勉強やスキルアップに関する特別なものがあります。

 

受験や学問、スキルアップを頑張っている人に特におすすめです。

 

北野天満宮の御朱印の種類

北野天満宮には、様々な御朱印が用意されています。

ここでは、特に季節限定の御朱印や有名な刀剣に関連した御朱印が注目されており、神社の特色を反映しています。

 

一般的な御朱印

まず、一般的な御朱印は、そのデザインのシンプルさが特徴的です。

 

右上に「奉拝」と書かれ、真ん中には北野天満宮の神紋である「星梅鉢紋」が描かれており、下部には「北野天満宮」という印が押されています。

 

 

季節限定の御朱印

季節限定の御朱印には、北野天満宮の自然の美しさを反映したものがあり、全部で4種類が用意されています。

 

正月限定の御朱印は「慶春」という墨書きがあり、青もみじの時期(6月)限定の御朱印には「奉拝」「北野天満宮」「御土居の青もみじ」という墨書きが施されています。

これにはJR東海のツアープラン申込が必要です。

 

 

 

七夕祭のシーズン限定(8月上旬)には、菅原道真公の和歌が墨書きされ、紅葉シーズン限定の御朱印は「御土居の紅葉」という墨書きがあります。

 

 

 

これらは季節ごとの見どころに合わせて配布されています。

 

名刀にちなんだ刀剣御朱印

さらに、宝物殿で見ることができる名刀にちなんだ刀剣御朱印もあります。

 

これらは刀の名前や刀身に刻まれた銘が記されており、「北野天満宮」の印が押されるのが一般的です。

 

中には鬼切丸などのように、刀のデザインが細かく描かれた御朱印もあり、これらは刀剣愛好家にとって特に価値のある、珍しい御朱印となっています。

 

これらの御朱印を集めることは、訪れる人々にとって特別な体験となるでしょう。

 

オリジナルの御朱印帳

北野天満宮には、いくつかのオリジナル御朱印帳があります。

 

 

いつでも手に入る御朱印帳には、水色やピンク色の表紙に梅の花の模様が散りばめられていたり、緑色の表紙に赤や白の梅の枝が描かれているものがあります。

 

さらに、西陣織のレースを使った七宝つなぎ模様のデザインの御朱印帳もあり、白、青、緑の3色が用意されています。

 

これは北野天満宮が西陣に位置していることから、その地の特色を感じさせるデザインです。

 

特に人気があるのは、鬼切丸をモチーフにした御朱印帳です。

この御朱印帳の表紙は木製で、別売りの木製ケースに入れることができます。

 

名刀を題材にしたことと、木を使った珍しいタイプであることから、高級感と珍しさを感じられるアイテムとして注目されています。

 

御朱印をもらうときの初穂料は、普通の御朱印が300円で、刀剣御朱印は1,000円です。そして、どんな種類の御朱印帳でも、価格は一冊1,500円になっています。

 

北野天満宮の人気のお守り4選

それぞれご紹介していきます。

 

「学業上達・受験合格」のお守り

北野天満宮は学問の神様を祀っているので、受験や勉強に関する祈願にぴったりです。

そんな中で特に人気なのが、「学業上達・受験合格」のお守りです。

 


このお守りは、梅の花や枝のデザインが施されています。

 

中央には神紋と「学業御守」と金の糸で縫われた文字があり、シンプルながらも美しさが感じられます。

 

さらに、このお守りは桐箱に入っており、見た目も荘厳で高級感があります。

 

学問関連のお守りの中でも特に評価が高く、勉強や受験の成功を願う人にとって大きな力になるでしょう。

 

価格は桐箱込みで2,000円です。

 

学業鉛筆

勉強に関するお守りとして、実際のテストや入試で使える「学業鉛筆」があります。

 

 

この鉛筆はHBの硬さで、6本入り、12本入り、24本入りの3種類が用意されており、受験の成功を願っています。

 

この鉛筆の一番の特徴は、半分の本数に道真公が残した和歌が書かれていることです。

 

和歌が書かれた鉛筆を持って試験に臨むと、まるで道真公がそばにいるような感覚が得られ、受験の緊張や心配を和らげる効果があるかもしれません。

 

価格は6本入りが800円、12本入りが1,500円、24本入りが3,000円です。

 

星まもり

北野天満宮で手に入れることができるお守りには、学業関連以外のものもあります。

その中でも特に人気なのが、「星まもり」というお守りです。

 

 

これは三光門のエピソードに基づいており、北極星の力を受けるとされていて、運気を高めたい人におすすめです。

 

一つのお守りの初穂料は1,000円です。

 

「星まもり」は青、白、赤、黄色、紫の5色があり、色によって異なるご利益があります。

 

例えば、赤色は恋愛運や子宝に、青色は学業成績の向上やスポーツ運に効果があるとされています。

自分の願いに合わせて色を選ぶと良いでしょう。

 

技芸上達守

北野天満宮には、「技芸上達守」という芸術やスポーツの上達を願う人向けのお守りがあります。

 

このお守りは、音楽や演劇などの芸術活動をしている人や、スポーツ選手、創作活動に携わるクリエイターに特におすすめです。

 

デザインは目を引くもので、濃紺の背景に弓を構える武士と梅の花が描かれています。

 

このデザインから、北野天満宮の芸能関連のお守りであることがすぐにわかります。

 

お守りの初穂料は800円です。

 

北野天満宮の季節ごとの行事

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北野天満宮の歴史や豆知識

北野天満宮は947年に菅原道真公を祀るために創建された神社です。

 

987年には時の天皇である一條天皇より「北野天満宮大自在天神」という御神号を賜ったため、菅原道真公は「天神さま」と呼ばれ親しまれる存在となりました。

 

菅原道真公は幼少のころから学問に親しみ、学者や漢詩人としての才能を若いころから発揮していましたが、それだけで御祭神として祀られ、御神号を賜ることになったわけではありません。

 

実は菅原道真は道半ばにして無実の罪によって太宰府に流され、失意の中生涯を閉じたという不遇の中で亡くなっていたのです。

 

その後京都では疫病や干ばつといった災いが起こり、さらに菅原道真公を無実の罪に陥れたといわれている藤原時平が39歳でなくなるなどの不運が重なりました。

 

さらに天皇が暮らす清涼殿に落雷があり、多くの犠牲者が出たことから菅原道真の怨霊を鎮めるために北野天満宮を立て、菅原道真を御祭神として祀ったのです。

 

道真公が御祭神として祀られると、今までの災いがおさまり京都に平穏が訪れるようになり、北野天満宮は京都の平穏を守るための神社となり、天皇家やときの権力者からも崇敬を集めるようになっていきました。

 

さらに北野天満宮が学問の神様とし信仰されるようになるのは江戸時代になってからです。

 

この頃寺子屋が各地に広まり学問に長けた菅原道真公の絵姿が掲げられるようになりました。

 

北野天満宮の参拝時間と料金

名称 北野天満宮
拝観時間 ・通常時:午前6時30分から午後5時

・毎月25日:午前6時から午後9時

(拝観時間は季節による変更する場合がある)

拝観料 ・拝観料無料

・もみじ苑は大人1,200円、子ども600円の入園料が必要

・宝物殿は大人1,000円、中学・高校生500円、小学生250円が必要

住所 京都市上京区馬喰町
お問い合わせ 075-461-0005
公式サイト https://kitanotenmangu.or.jp/

 

北野天満宮のアクセス

京都駅からは京都市バス「50系統」で「北野天満宮」バス停下車です。

 

京阪電車を利用する場合は「西院」駅で下車後京都市バス「203系統」で「北野天満宮」バス停下車です。

 

車の場合は名神高速道路「京都南」ICまたは「京都東」ICから約30分です。

 

北野天満宮の駐車場

北野天満宮周辺の駐車場についてまとめます。

 

無料駐車場

北野天満宮には無料駐車場が用意されています。

ただし、毎月25日は縁日が開催されるため駐車場は利用できません。

 

有料駐車場

駐車場名 キョウテク北野天満宮東パーキング
住所 京都市上京区馬喰町884-3
料金 午前8時から午後8時まで 30分ごと200円

午後8時から午前8時まで 60分ごと100円

台数 4台
会場までの距離 徒歩約2分

 

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まとめ

学問の神様として知られる北野天満宮ですが、もともとは無念の中亡くなり怨霊となったといわれる菅原道真公を鎮め、お祀りする目的で947年に創建された神社です。

 

御祭神としてお祀り後は京都に平穏が訪れたことから、天皇家をはじめときの権力者からも崇敬を集めるようになり、さらに道真公が学問に秀でていたことから江戸時代に入ると学問の神様として信仰されるようになったそうです。

 

国宝に指定された「権現造」の御本殿や、重要文化財の三光門などの建造物も見どころですが、春に参拝するなら道真公が愛した梅が植えられた梅苑、秋に参拝するなら豊臣秀吉の遺構の1つ御土居のもみじ苑もおすすめです。

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