北野天満宮は京都市上京区にある神社で、梅と紅葉の名所として知られています。
御祭神である菅原道真公は梅を愛したことが有名ですが、紅葉もこよなく愛したといわれており、紅葉は菅原道真公と縁が深い樹木です。
北野天満宮の紅葉の見頃の時期は11月中旬から12月上旬です。
北野天満宮にはもみじ苑があり、秋には夜間公開もされており夜8時までライトアップされます。
350本もの紅葉が植えられているといわれる北野天満宮のもみじ苑は京都でも人気が高い紅葉スポットです。
この記事では北野天満宮の紅葉情報をはじめ、見どころや穴場、周辺の紅葉情報をご紹介します。
北野天満宮の紅葉2024の見頃時期
【紅葉見頃のピーク】
例年、北野天満宮の紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬です。
【紅葉の時期】
北野天満宮周辺では、10月下旬ごろから徐々に紅葉が始まっていきます。
この時期に合わせて境内西側にある「もみじ苑」が一般公開されます。
2024年は10月25日から12月8日がもみじ苑の公開期間です。
北野天満宮の紅葉の種類は?
北野天満宮で見られる紅葉の種類は、イロハモミジ、ハウチワカエデ、ノムラモミジ、オオモミジ、イチギョウジです。
ノムラモミジの「ノムラ」というのは濃紫を語源とするもので、四季を通じて紫がかった赤い葉が楽しめるモミジです。
イチギョウジはオオモミジ系の樹木で黄色から赤色へと色の移り変わりが楽しめます。
北野天満宮紅葉のライトアップ情報
北野天満宮では「もみじ苑」がライトアップされます。もみじ苑の公開期間の中でもライトアップされる期間は限られます。
2024年は11月9日から12月8日までライトアップが実施されます。ライトアップ実施時間は日没から午後8時までで、午後7時40分には受付が終了となります。
北野天満宮紅葉の見どころやおすすめポイントは?
北野天満宮の紅葉は、やはりもみじ苑が見どころとなります。
水防の為に豊臣秀吉が神屋川沿いに桃山時代に築いた「御土居」という土塁があります。
北野天満宮にはこの一部が境内西側に残っており、ここには自生した物や植林されたものなど計350本のモミジが植えられ「もみじ苑」となっています。
掘りに紅葉がかかる姿は、紅葉の回廊のように見えますよ。
さらに紙屋川にかかっている朱塗りの太鼓橋である「鶯橋」と紅葉の組み合わせは非常に人気が高いビューポイントです。
展望所からもみじ越しに見える国宝御本殿の風景も見事ですよ。
夜間ライトアップ実施時には御土居に沿って紅葉が照らされ、本殿などの灯篭にも明かりがともり幻想的な風景が望めます。
北野天満宮の基本情報
■拝観時間
通常の開門時間は午前6時30分から午後5時です。ただし日によって開門時間が変わるため、正確な開門時間は公式サイトを確認してください。
もみじ苑の入園時間は午前9時から午後4時までで、ライトアップが日没から午後8時まで実施視されます。
■拝観料
境内は自由拝観なので拝観料はかかりません。
もみじ苑の入園料は大人1,200円、子ども600円で、茶菓子付きとなっています。
■住所
京都市上京区馬喰町
■お問い合わせ
075-461-0005
■公式サイト
北野天満宮のアクセス
【車で向かう場合】
名神高速道路「京都東IC」または「京都南IC」から約30分です。
【公共交通機関で向かう場合】
北野天満宮は、京都市バスの「北野天満宮前」バス停からは徒歩約1分です。
または京福電車の「白梅町」駅から徒歩約5分です。
京都駅前からは京都市バスの「50系統」で「北野天満宮前」バス停で下車です。
北野天満宮の駐車場
北野天満宮周辺には無料駐車場と有料駐車場があります。
無料駐車場
北野天満宮には参拝者専用の無料駐車場(約300台分)がありますが、毎月25日は縁日が開催されるため駐車場の利用はできません。
縁日開催時でも第二駐車場(約40台分)は駐車可能です。
有料駐車場
駐車場名 | キョウテク北野天満宮東パーキング |
場所 | 京都市上京区馬喰町884-3 |
料金 | 午前8時から午後8時まで 30分毎200円
平日昼間最大料金600円/土日祝日最大700円 午後8時から午前8時まで 60分毎100円 |
台数 | 4台 |
会場までの距離 | 徒歩約2分 |
北野天満宮の紅葉の混雑は?
京都市内からも近い場所にある北野天満宮は、紅葉スポットとしても人気で大変な混雑が予想されています。
最も混雑する時間帯は日没頃で、ちょうどライトアップが始まる頃がピークとなります。ちょうど昼間の紅葉と夜間ライトアップの両方を見たいという人が多い為でしょう。
混雑を避けたい場合には、昼間の紅葉だけを早めの時間に見るか、夜間ライトアップを午後7時過ぎくらいから見に行くのがおすすめです。
北野天満宮から近い紅葉スポットは?
北野天満宮から近い紅葉スポットとしては、金閣寺(鹿苑寺)や龍安寺、仁和寺があります。
金閣寺参道の紅葉のトンネルや、紅葉越しの金閣の眺めなどが素晴らしいと人気です。
石庭で有名な龍安寺ですが、石庭周辺にも紅葉する樹木が数多く植えられているため、石庭越しの紅葉が見事です。
また庫裏に続く石段の両サイドにも紅葉する樹木が植えられ、紅葉のトンネルが見られます。
仁和寺と言えば桜の時期には非常に人気が高まるスポットですが、実は紅葉シーズンは穴場的なスポットで比較的ゆっくりと過ごせます。
境内のさまざまな場所に紅葉する樹木が植えられているため、美しい風景が楽しめますよ。
まとめ
北野天満宮は梅園と共にもみじ苑が有名です。
青もみじも見事ですが、はやり秋の紅葉シーズンのもみじ苑は燃えるような紅葉が見えることで人気が高い紅葉スポットになっています。
夜間にはライトアップも実施されるため、幻想的な風景も見られますよ。
午後4時過ぎから日没にかけては昼間の景色とライトアップされた景色の両方が楽しめるため混雑しやすい時間帯となります。
ゆっくりと紅葉を楽しみたい場合には、時間をずらして見に行くのもおすすめです。