京都の洛西エリアにある仁和寺は門跡寺院の1つで御室御所とも呼ばれています。
御殿は歴代皇族の御座所となるなど格式高い寺院で、境内にある庭園は四季折々の風景が楽しめることで知られています。
特に春の桜が有名ですが、紅葉スポットとしてはあまり知られていない穴場的な寺院です。
仁和寺の紅葉の見頃時期は、例年11月中旬～11月下旬。
特に北庭の紅葉越しに見える五重塔は素晴らしい景色です。
この記事では仁和寺の紅葉情報をはじめ、見どころや穴場、周辺の紅葉情報をご紹介します。
仁和寺の紅葉2023の見頃時期
【紅葉見頃のピーク】
仁和寺の紅葉の見頃は11月下旬がピークです。
【紅葉の時期】
仁和寺の紅葉は10月下旬ごろから少しずつ始まります。
境内にあるイロハモミジが少しずつ色づき始め、11月上旬には黄色やオレンジの紅葉が楽しめるようになります。
モミジが赤く染まり始めるのは11月中旬から下旬で、ピークを迎えるのが11月下旬ごろになり、12月上旬には落葉が始まります。
落葉した葉も足元をきれいに染める散り紅葉として楽しめます。
仁和寺の紅葉の種類は?
仁和寺で見られる紅葉の種類は主にイロハモミジです。
仁和寺の紅葉ライトアップ情報
仁和寺では例年10月中旬から12月上旬にかけての金曜日～月曜日と祝日に夜間ライトアップが実施されます。
2023年は10月13日から12月3日まで（ただし11月20日、27日、12月1日を除く）は「仁和寺もみじ雲海ライトアップ」が実施予定です。
境内に人工的な霧を発生させる演出により、幻想的なライトアップが楽しめます。
ライトアップの時間は午後6時受付開始、午後6時30分から午後9時までが開催時間となります。
受付終了は午後8時30分です。
ライトアップ実施時は大人2,800円、高校生以下無料で拝観可能です。
仁和寺の紅葉の見どころやおすすめポイントは?
仁和寺の境内のさまざまな場所にイロハモミジが植えられています。
中でも御所庭園の北側にある北庭の奥にモミジがあります。
北庭から五重塔を望む風景は仁和寺一番の絶景ポイントと言われていますが、秋は紅葉越しに見える五重塔が見事です。
参道から五重塔に向かう道沿いや、金堂に向かう参道脇にも紅葉が植えられています。
参道に掛かるモミジ越しに見える五重塔や金堂が美しい風景を作り出してくれますよ。
期間限定となりますが、秋には霊宝塔も公開されます。
ここにもモミジがあり紅葉が楽しめますよ。
仁和寺の基本情報
■拝観時間
仁和寺の拝観時間は午前9時から午後5時までで、受付終了は午後4時30分です。
12月から2月の間は午後4時30分に拝観時間が終了します。
■拝観料
仁和寺の拝観料は高校生以下の人は無料です。
大人の場合御所庭園は800円、霊宝館（10月1日～11月23日）は500円です。
なお茶室（遼廓亭・ 飛濤亭）は全ての人が1,000円となります。
■住所
京都市右京区御室大内33
■お問い合わせ
TEL 075-461-1155（受付時間午前9時から午後5時）
■公式サイト
仁和寺のアクセス
【車で向かう場合】
名神高速度道路「京都南IC」からは約40分、「京都東IC」からも約40分です。
【公共交通機関で向かう場合】
仁和寺は京都市営バス「御室仁和寺」バス停で下車するとすぐの場所にあります。
京都駅からは京都市営バス「26系統」、市場河原町や三条京阪からは京都市営バス「10系統」「59系統」、でそれぞれ「御室仁和寺」バス停で下車してください。
仁和寺の駐車場
無料駐車場
仁和寺には残念ながら無料駐車場はありません。
有料駐車場
| 駐車場名 | 仁和寺駐車場 |
| 住所 | 京都市右京区御室大内33 |
| 料金 | 普通車（9人乗りまで）500円 10人乗り以上2,000円 |
| 台数 | 100台 |
| 会場までの距離 | すぐ近く |
仁和寺駐車場は仁和寺拝観時のみ利用可能です。
駐車場に車を停めて他の寺院や観光スポットに出掛けることはできません。
なお駐車場は午前9時から午後5時まで利用可能です。
仁和寺の紅葉の混雑は?
仁和寺は世界遺産にも登録された観光スポットということもあり、平時でも比較的混みやすい寺院です。
しかし、桜時期があまりにも有名なため、紅葉時期は紅葉を求めて拝観する人は少ない穴場となります。
ですが基本的には混みあいやすい寺院ではあるため、できれば午前9時の拝観受付開始ごろに出かけた方が混雑は避けられます。
夜間ライトアップが実施されるため夕方も混雑が予想されます。
特に2023年は、雲海を演出する人工霧を発生させる雲海ライトアップが初お目見えとなっています。
幻想的なライトアップを目当ての人が増えるでしょう。
仁和寺から近い紅葉スポットは?
仁和寺から近い紅葉ポットには龍安寺や妙心寺退蔵院があります。
龍安寺は石庭で有名な寺院ですが、境内全体にモミジやサクラが植えられており、境内全体が紅葉スポットとして楽しめます。
妙心寺退蔵院には境内にある池泉回遊式庭園である「余香苑」のひょうたん池周辺が紅葉スポットとして知られていますよ。
まとめ
仁和寺は真言宗御室派総本山で、門跡寺院の1つです。
2023年には初めて人工霧を作り出してライトアップを実施する仁和寺雲海ライトアップの演出があるなど、夜間に幻想的な光景が見られるのではと予想されています。
写真が撮りやすい明るさやライト位置が設定されるそうなので、ぜひカメラを持って出掛けてみてくださいね。
昼間なら北庭から眺める五重塔は足元が赤く色づく絶景となります。
参道沿いにも紅葉する樹木があるので、境内全体が紅葉スポットとして楽しめますよ。
