日本を代表する観光都市、京都。
千年の都として日本の古き良き和の文化が味わえるこの町は年中、国内外問わずたくさんの観光客が訪れ賑わいを見せています。
そんな京都の中でも超有名な人気イベントといえば五山の送り火です。
京都旅行のパンフレットなんかでもよく見かける大文字焼きで有名ですよね。
今回はそんな五山の送り火に興味を持つあなたに向けて屋台情報や見どころなどいろいろとご紹介したいと思います。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
五山の送り火2024の屋台の出店は?
京都の五山の送り火といえば毎年お盆の時期に行われる京都の夏の風物詩です。例年多くの観光客が訪れ、雄大な送り火に感嘆の声をあげる夏のビッグイベントの一つ。
そんな五山の送り火ですが、実際のところ五山の送り火には屋台は出店されません。送り火はお祭りではなく、どちらかと言えば厳かな行事だからなのかもしれませんね。
ただし屋台とは違いますが、京都御苑中立売休憩所では京都五山送り火にちなんだ飲食のメニューが販売が行われます。
その他、京都市内の和菓子屋さんなどでも五山の送り火にちなんだお菓子が並んだりしますのでお土産などにもぴったり。
市内の京都駅ビルやイオンモールからも送り火は見えますので飲食はそうした店で済ます、というのもありではないでしょうか。
それ以外にも送り火の当日では様々な店でテイクアウトのメニュー販売を行ったりもされますので、よければそうしたお店でご飯を買ってみてください。
五山の送り火2024の混雑状況は?
五山の送り火は有名な伝統行事ということで例年10万人もの見物客が訪れる大人気の行事です。
五山でそれぞれ違う送り火が灯されるのですが、中でも一番の混雑が予想されるのが一番最初に灯される「大文字」がよく見えるスポット。
京都御苑や出町柳駅周辺、いわゆる鴨川デルタなどが人気スポットのため、2024年も大変な混雑になると予想されます。
ほかにも船岡山は「鳥居形」以外の4つすべての送り火が見えることから贅沢スポットとして例年人気が高く、こちらも非常に混雑するかと思われます。
送り火は20時から順次点灯されますが、時間に近づくにつれ、鑑賞スポットは大勢の見物客で賑わっていきます。
中には3時間、4時間前から場所取りする人もいるほど。
もし人気の鑑賞スポットで送り火を見るつもりなら早め早めの行動につとめましょう。
また送り火当日は市内全域で混雑が予想されます。
見るつもりはなかったけど渋滞に巻き込まれた、なんてことも考えられますのでお気をつけください。
五山の送り火2024の交通規制情報
五山の送り火は京都の夏を代表する伝統行事です。全国からたくさんの見物客が来ることも踏まえ、当日は例年大規模な交通規制が敷かれます。
・将軍塚周辺
将軍塚駐車場出入口から渋谷蹴上線→車両通行止め
・加茂川、高野川周辺
加茂街道の一部や上賀茂西通、鴨西通、出雲路橋などを合わせた14区間が車両通行止めになります
・金閣寺周辺
金閣寺経2号線周辺の一部区間が車両通行止め
・渡月橋、広沢池周辺
府道宇多野嵐山山田線などで車両通行止めが、山越太秦線山越道から北嵯峨高校前交差点東詰までで一方通行の規制が敷かれます。
過去には上記の場所などで交通規制が敷かれていました。2024年もおそらく変わらない規模での交通規制になるかと思われます。
市内全域いろいろな場所で行われる交通規制。
詳しい情報は京都府警のホームページで公開されますので事前に調べておきましょう。
五山の送り火2024の見どころ
送り火は元々、お盆の翌日に行なわれる仏教的な行事。お盆に帰ってきたご先祖様や精霊をふたたび冥府に帰るのを見送るという意昧をもつ儀式です。
通説では、かつてはこの夜に松明を空に投げて空を渡る精霊を見送る風習があり、これが次第に山に点火されるようになり、時を経て現在の「五山の送り火」となったとも言われています。
このような由来を知っていると、送り火の見方も少し変わって来るのではないでしょうか。
もちろん山に点火される送り火が見どころなのは言うまでもありませんが、もう一つ見どころがあります。
それは京都の町並み。
というのも一部地域を除く市内では送り火がより鮮明に見えるように点火の時間になると自宅の電気を消す協力依頼がかけられます。
もちろん町の灯りがすべて消えるわけではありませんが、送り火を見たあとは少し京都の町並みを見てみてください。
いつもより灯りが少ないレアな夜景が楽しめるかもしれませんよ。
五山の送り火2024のおすすめの見える場所13選
最後に五山の送り火を存分に楽しむためのよく見える場所をご紹介したいと思います。
五山の送り火はその名の通り五箇所で行われます。
それぞれの送り火がよく見えるスポットを紹介していきましょう。
東山如意ヶ嶽「大文字」点火→20時
五山の送り火は通称「大文字焼き」と言われています。
一番最初に点火されるこちらの送り火は通称が表すとおり最大規模でまさに目玉と言えます。
山の中腹に浮かび上がる大きな「大」の火文字は写真や映像で見たことある方も多いでしょう。
こちらの大文字は市内のいたるところから見ることが出来るのですが、特によく見えるスポットは2つ。
・上賀茂橋
・京都御苑
どちらも本当に人気のスポットになりますので混雑は覚悟しておいてください。
松ヶ崎西山「妙」点火→20時5分
大文字の次に点火されるのが松ヶ崎西山の「妙」の字です。
でよく見ることができます。
東山「法」点火→20時5分
「妙」と同時に点火される「法」のおすすめスポットは
となります。
西賀茂船山「船形」点火→20時10分
船形の見えるスポットは
特に船岡山公園は船形だけでなく五山すべてが見える贅沢スポットです。
大北山「左大文字」点火→20時15分
左大文字は西大路通からよく見えます。
嵯峨鳥居本「鳥居形」点火→20時20分
一番最後に点火されるのが標高約100mの曼荼羅山で火が焚かれる最も西に位置する「鳥居形」です。
よく見えるスポットは
・広沢池
・松尾橋
・渡月橋
です。
嵐山という大人気観光地からよく見えるため例年、こちらも大人気スポットとなっています。
嵐山の雰囲気を味わいながら楽しむ送り火は格別な味わいですね。
まとめ
山に灯される火文字はまさに京都でしか味わえない大人気行事の一つ。お祭りとは少し違いますが、ぜひとも一度は見ていただきたい伝統行事です。
もちろん市内全域当日は特別な雰囲気に包まれるのでお祭り気分を味わうこともできます。それほど京都の人にとって五山の送り火はスペシャルなイベントなのです。
なんといっても京都市内全域で楽しむことができる五山の送り火は紹介したスポット以外でも見える場所はたくさんあります。
京都観光でいろいろと見て回るついでに荘厳な送り火を楽しむ、なんてのもいいかもしれませんね。
それでは今年の夏はぜひ京都で灯される火文字を大いに楽しんでみてください。