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【葵祭】斎王代になるには?費用、決め方の基準や歴代を解説

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葵祭で一番注目される人が「斎王代」です。

 

昔の平安時代には、神様に仕える大切なお姫様「斎王」がいました。

「斎王代」は、昔の時代にお寺のお手伝いをしていたお姫様、「斎王」のかわりをする女性のことです。

 

この役を務める女性は、お祭りの中で一番注目され、昔の伝統を今に伝える大切な役割を担っています。

 

この「斎王代」に選ばれる女性は、京都に縁のある方々の中から選ばれるんですが、数千万円もの費用がかかっていると言われています。

 

ここでは、そんな「葵祭で斎王代になるには?」ついて解説していきます!

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葵祭の斎王代にかかる費用

葵祭のヒロインに当たるのが斎王代です。

こちらですが1956年に葵祭を盛り上げるために市民から斎王代選ばれるようになりました。

 

祭の歴史自体も長いですが、この斎王代の歴史も十分に長いですね。

 

「斎王代」という大変名誉ある役割を務めることは、多くの京都の女性が夢見ることで、選ばれた人にとっては大きな光栄とされています。

 

 

しかし、この特別な役割を果たすためには、着物やアクセサリーなど、必要な衣装一式に自分で費用を負担する必要があります。

 

これらの衣装や関連費用で総額「1000万円から2000万円くらい」もの大金がかかります。

 

この費用には、葵祭を長年にわたり続けていくための寄付金も含まれており、祭りの伝統と文化を守るための大切な役割も果たしています。

 

なぜこんなにも高額な費用が必要なのか、その内訳には、高品質な素材で作られた衣装や、伝統的な装飾品、そして祭りを運営するための様々な経費などが含まれています。

 

斎王代になることの名誉と共に、これらの費用を負担することは、古くからの文化を今に伝える大切な役割を担っているのです。

 

斎王代にかかる費用の内訳

葵祭で注目される「斎王代」の役割を果たす女性が着用する衣装には、大変な費用がかかるのですが、費用の中で最も高額なのが、伝統的な装束である「十二単」です。

 

 

十二単は、多層に重なる豪華な衣装で、その美しさと複雑さから、製作には非常に高い技術と費用が必要です。

 

葵祭は長い歴史を持つ格式高い祭りであるため、毎年特別な思いを込めて新しい十二単が作られます。

 

まさに平安時代の貴族の象徴の十二単ですが、こちらは毎回新調をするのです。

 

市販の十二単が数万円で手に入ることもある中、斎王代の十二単は特別注文でなんと「数百万円から一千万円」もの費用がかかるとされています。

 

この衣装を着用した後のクリーニング代もまた「数百万円」という驚くべき額に上り、その高額さには多くの人が驚かされます。

 

さらに、斎王代個人の費用だけでなく、葵祭の行列にかかる費用も「数百万円から数千万円」範囲であり、この行列に参加する関係者の食事代なども、すべて斎王代が自己負担する必要があります。

 

このように、葵祭を支え継続してきた背後には、斎王代をはじめとする関係者の大きな負担と献身があります。

 

そしてそして一番びっくりなのが、この費用は斎王代に選ばれた人の自腹です!

 

これらの費用は、祭りの豪華さと歴史を保持するために不可欠なものであり、参加者の厚い情熱と祭りへの貢献によって支えられているのです。

 

 

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葵祭の斎王代の決め方の基準は?

このような葵祭の斎王代ですが決め方の基準ですが、誰でも良いわけではありません。

 

まず第一に京都に関わりの深い人物が選ばれます。

現時点で京都在住でなくても、京都出身などの女性が選ばれます。

 

そして決め方は一般公募ではありません。

斎王代は葵祭行列保存会の適任者を選ぶことになっています。

 

この役割を果たすには、先にお話しした通り、非常に高い費用が必要になります。

 

そのため、実際にはお金を用意できることも重要な条件となっており、その結果、京都に根ざした伝統的な家庭の経済的に余裕のあるお嬢様たちがこの名誉ある役割を担うことが多いです。

 

まあ一般家庭から仮に選ばれたとしても、斎王代の費用が賄えませんからこれは仕方がないですよね。

 

葵祭の斎王代の歴史

このように葵祭の斎王代は名誉ある役柄ですが、限られた人物しか選ばれないのが現実です。

その歴史を一部紹介していきます。

 

歴代の斎王代ですが以下のようになっています。

 

・2015年 第60代斎王代 白井優佐(しらいゆうさ)さん

日本大学卒。電子部品製造会社シライ電子工業の会長の長女。

正月のお節料理は全て手作りするほどの腕前だそうです。

 

・2016年 第61代斎王代 西村和香(にしむらわか)さん

京都ノートルダム女子大学創業。学芸員の資格を持ち、江戸時代から続く京漆器の老舗社長の長女。

ご自身の母親も第25代斎王代を務めており、5組目の親子での斎王代を務めました。

 

・2017年 第62代斎王代 富田紗代(とみたさよ)さん

同志社中学、高校卒業後、当時同志社大学2年生。不動産賃貸会社富士興行専務の三女。

 

・2018年 第63代斎王代 坂下志保(さかしたしほ)さん

同志社大学卒業。外資系投資会社社長の長女。ご自身の母親も1988年に斎王代を務める。

趣味は京舞。

 

・2019年 第64代斎王代 負野李花(おうのりか)さん

同志社大学卒業。香製造販売「負野薫玉堂」の次女。

同志社高校ラクロス部では、全国大会で優勝し最優秀選手賞。

趣味は茶道。

 

・2023年 第65代斎王代 松井陽菜(まついはるな)さん

京都府医師会の松井道宣会長の次女。

中学2年まで京都に過ごしたのちイギリスに留学。

ロンドン大学卒業後、慶應義塾大学大学院卒業。

現在東京の投資会社に勤務。

 

 

2020年から2022年は、コロナの影響により斎王代は選ばれませんでした。

この歴史を見る限り、やはり家柄というのはかなり重視されるのですね。

 

 

まとめ

葵祭は京都の伝統ある祭であり、その中でも斎王代に選ばれるのは大変名誉なことです。

 

ただこちらですが、なるのに費用としては数千万円かかります。

 

加えて、一般公募ではなく、委員会が決めるのですが、京都に関わりがあるため公にはされていませんが家柄も重視されています。

 

ただ、もちろん見る分には条件はないので、ぜひ葵祭を楽しんでくださいね。

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