神社仏閣の町として有名な京都。
かつて平安京時代には北を玄武、東を青龍、南を朱雀、西を白虎が守っていた「四神相応の地」とされていました。
京都五社巡りとは京の四方と中央を守る五つの神社をめぐることを言い、満願すると嬉しいご利益もあります。
1つ1つの神社がそもそも観光スポットとして名高い神社ばかりですが、一度こうした五社巡りとして趣向を凝らして参拝してみるのもおすすめです。
今回は京都五社巡りの参拝の仕方、おすすめルートをご紹介したいと思います。
京都五社巡りの参拝の仕方
それではさっそく五社巡りの参拝方法をご紹介したいと思います。
まず、それぞれを守る神社の説明から。
北を守る玄武は上賀茂神社です。
北区にある下鴨神社とともに世界遺産にもなっている神社ですね。
東を守るは青龍、八坂神社。
東山区にあり、祇園祭でも有名なあの八坂神社です。
南を守るは朱雀、城南宮です。
伏見区にあり、交通安全などで人気のスポットです。
そして西を守る白虎が松尾大社。
西京区にあり、お酒の神様が祀られていることで有名な神社ですね。
中央を守るとされているのが大きな鳥居がトレードマークの平安神宮。
五社巡りでは平安京にゆかりの深いこの五つの神社をめぐります。
専用の色紙に御朱印をいただき、五つ巡り満願となると先着で1000名に記念品までもらえちゃいます。
参拝する神社に順番は決まっておらず、期限もありません。
自由に巡礼して大丈夫です。
最初に参拝した神社で五社巡りの色紙を購入し、各神社に参拝した際その色紙に御朱印をもらっていきます。
京都五社巡り完遂しましたわ。 pic.twitter.com/HLuZ5kOrIo
— フクロウ (@fukurou05) April 1, 2023
ちなみに五社巡りの色紙は1000円、御朱印は各300円となっております。
京都五社巡りのおすすめルート!1日でめぐる場合
さてそれではおすすめルートの紹介です。
まずは1日ですべてをめぐる場合です。
はっきり言って、一日でめぐるのはなかなかハードなスケジュールですので覚悟が必要です。
最初にめぐるのは平安神宮。
なぜかというと平安神宮は7時30分から御朱印がもらえるからです。
なるべく早く平安神宮に参拝しスタートしましょう。
平安神宮のあとは徒歩で八坂神社へ向かいます。
その後は再び徒歩で阪急の四条河原町駅へ向かい、阪急電車に乗り桂駅で阪急嵐山線に乗り換え、松尾大社駅で下車し、松尾大社に参拝します。
それが終わるとバスで四条大宮まで戻り、上賀茂神社前まで走るバスに乗り換え。
上賀茂神社での参拝を終えると徒歩で地下鉄北山駅に行き、地下鉄烏丸線に乗り竹田駅で下車。
歩いて城南宮に向かいます。
阪急、バス、地下鉄を駆使して回るタイトなスケジュールですが、不可能というほどではありませんので一日で回るのも決して非現実的ではありません。
京都五社巡りのおすすめルート!2日でめぐる場合
2日で巡るとなるとかなり時間的に余裕が出てきます。
とりあえず朝一から参拝できる平安神宮からお参りします。
そこから歩いて八坂神社に移動。
次に阪急河原町駅へ向かい桂駅で乗り換え松尾大社駅で下車。
松尾大社で御朱印をもらったら一日目終了です。
2日目は地下鉄で北山駅まで向かいそこから歩いて上賀茂神社へ向かいます。
そして参拝が終わると再び北山駅へ戻り烏丸線で竹田駅まで向かいます。
竹田駅から歩いて城南宮へ向かい終了です。
この巡り方はかなり現実的ですので、2日の時間が取れる方にはこの巡り方をおすすめします。
京都五社巡りのおすすめルート!2~3日でめぐる場合
最後に紹介するのは2日~3日でめぐる場合です。
この場合は、まず一日目に平安神宮と徒歩で八坂神社に参拝します。
あとは好きなタイミングで好きな神社を選んで行くだけのもの。
期限や順番が決まっていない、五社巡りならではの巡り方ですね。
おすすめは平安神宮、八坂神社のあとに地下鉄東西線で東山駅から烏丸駅へ向かい、烏丸線に乗り換え北山駅へ。
そこから上賀茂神社に参拝し一日目終了。
二日目に松尾大社、もしくは城南宮に行き、三日目に二日目に行かなかった方の神社へ参るというルートです。
二日目に松尾大社へ行き、バスで四条烏丸まで行きそこから地下鉄で竹田駅に行って城南宮に行ってもいいですね。
まとめ
今回は京都五社巡りに関しておすすめの行き方などをまとめさせていただきました。
本当にどの神社も見応えのある神社です。
一日で巡るのは正直もったいない気もするのでできれば時間をかけて一つずつじっくり楽しみながら巡ってみてください。
平安の時代から京を守ってきた五つの神社。五社巡りを終えると素敵なご加護にありつけそうですよね。
また京都は市内を走るバスの路線図が大変豊富で便利なのですが、その分観光客が多く超満員になることも多いです。
なので、ストレス軽減のためにも地下鉄を有効活用するのをおすすめします。
観光シーズンの京都のバスは、ラッシュアワーの東京の地下鉄のようなものと思っても差し支えないです。
それでは素敵な五社巡りの旅を楽しんでください。