伏見五福めぐり2025!料金やルートのおすすめの地元民情報 | 京都の地元民情報
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伏見五福めぐり2025!料金やルートのおすすめの地元民情報

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伏見五福めぐりは、新年の始め、1月1日から15日までの期間、伏見にある5つの有名な社寺を訪れることです。

この期間にこれらの場所を訪れて御朱印を集めると、記念に小さな土鈴がもらえます。

伏見五福めぐりは初詣の一環として行われるもので、以下が巡るべき5つの社寺とそこで得られるご利益です。

  • 藤森神社(勝運・開運)
  • 乃木神社(文武両道・子供守護)
  • 御香宮神社(安産・開運・厄除)
  • 長建寺(開運・商売繁盛・諸芸上達)
  • 大黒寺(出世・開運・金運)

2025年のお正月には、伏見を訪れてこれらの福を授かってみてはいかがでしょうか。

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伏見五福めぐりのめぐり方と料金

伏見五福めぐりでは、まず最初に訪れる社寺で色紙を1,000円で購入します。

この色紙には最初の御朱印がすでに押されているんですが、次に行く社寺からは御朱印をいただくために300円を支払いますので、全部で5つの社寺を巡ると、合わせて2,200円が必要になります。

最後に訪れる社寺では、全ての社寺を巡った証として特別な記念品(干支の土鈴)をいただけます。

どの社寺から巡拝を始めてもいいんですが、藤森神社以外の社寺は歩いて回れる範囲にあるので、藤森神社は最初か最後に訪れると効率的です。1日で全ての社寺を巡ることもできますし、何日かに分けて巡っても大丈夫です。

毎年人気があるので、色紙が売り切れることもあります。特に早い年だと1月5日に売り切れてしまうこともあるので、早めにスタートすることをおすすめします。

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伏見五福めぐりの効率よく参拝できるルート

「伏見五福めぐり」効率よく参拝できるルートをご紹介します。

大阪方面から

伏見五福めぐりは大阪から来る場合、京阪電車で「中書島駅」に降りるのがおすすめです。ここから長建寺を最初に訪れると、効率的に巡ることができます。

中書島から伏見大手筋商店街へ向かう道の途中には、有名な酒造の「月桂冠」や、坂本龍馬にゆかりのある「寺田屋」があります。

このあたりは、酒蔵や水辺の風景が美しい街並みです。

【大阪からのおすすめルート】

  1. 大阪から京阪電車に乗って「中書島駅」で下車。
  2. そこから徒歩5分で長建寺​​へ。
  3. 長建寺から歩いて5分で、寺田屋や龍馬通り商店街を通ります。
  4. また5分歩いて伏見の酒蔵をめぐり、伏見大手筋商店街を散策。
  5. さらに5分歩くと、京阪「伏見桃山」駅と近鉄「桃山御陵前」駅を通り過ぎます。
  6. そこから徒歩2分で御香宮​​、15分で乃木神社​​、22分で大黒寺​​へ。
  7. その後、徒歩8分で京阪「丹波橋駅」に着き、電車に乗ります。
  8. 「墨染駅」で下車して、徒歩7分で藤森神社​​へ。
  9. 藤森神社を出たら、また徒歩7分で京阪「墨染駅」に戻り、大阪方面へ。途中、丹波橋駅で特急に乗り換えます。

京都方面から

京都から伏見五福めぐりに行く場合、JR京都駅からJR奈良線に乗って、その後京阪電車を使って、最後にまたJR奈良線で京都駅に戻るのが一つのルートです。

このルートでは、大阪からのルートとは逆に藤森神社からスタートし、大黒寺を経て他の社寺を巡ります。そして、最終的に「中書島駅」から京都駅に向かいます。

途中、龍馬通り商店街や伏見の酒蔵を楽しみながら、伏見桃山の方面(御香宮、乃木神社)から中書島(長建寺)に向かう歩きのルートになります。

【京都からのおすすめルート】

  1. JR京都駅からJR奈良線で「藤森駅」に行きます。
  2. そこから徒歩5分で藤森神社​​に着きます。
  3. 藤森神社から7分歩いて京阪「墨染駅」に行き、そこから京阪「丹波橋駅」で降ります。
  4. 丹波橋駅から8分歩いて大黒寺​​、22分で乃木神社​​、15分で御香宮​​に行きます。
  5. 御香宮から2分で伏見大手筋商店街を通り、5分歩いて伏見の酒蔵を巡り、龍馬通り商店街や寺田屋を楽しんだ後、5分で長建寺​​に到着します。
  6. 長建寺から5分歩いて京阪「中書島駅」へ行き、そこから京阪「東福寺駅」に移動し、JR奈良線でJR京都駅に戻ります。

伏見五福めぐりを車で回る場合は?

伏見五福めぐりを車で行く場合、駐車場がある神社とない寺院があります。長建寺や大黒寺は、近くのパーキングを利用する必要があります。

乃木神社では駐車が無料ですが、御香宮や藤森神社では最初の20分は無料ですけど、それ以降は20分ごとに200円がかかるので、実際にはお金が必要になります。

正月の時期には、伏見の社寺がある地域は狭い路地が多く、一方通行の住宅街です。駐車場代も結構かかるので、車での訪問はあまりおすすめしません。

伏見五福めぐりの色紙は?

「伏見五福めぐり」で使われる色紙は、年ごとに変わるかわいい干支の絵が描かれていて、とてもおしゃれです。

このおしゃれでかわいい伏見五福めぐりの色紙について、詳しくご紹介します。

伏見五福めぐりの色紙の魅力

伏見五福めぐりの色紙には、特別な魅力があります。その愛らしさとおしゃれさが際立つイラストは、タナカ サダユキさんによって描かれています。

彼は京都精華大学美術学部の卒業生で、その才能あふれるアートワークは伏見五福めぐりの色紙を独特な魅力で彩っています。

この色紙は、参拝者にとって思い出深い記念品となるだけでなく、その美しいデザインで伏見の文化をより身近に感じさせてくれるアイテムとなっています。

伏見五福めぐりの色紙のサイズ

「伏見五福めぐり」で手に入れる色紙は、普通のサイン色紙の約4倍の大きさがあって、カバンに入れるのはちょっと難しいサイズです。

色紙を買った時に専用の袋をもらえるので、その袋を使って折れないように慎重に脇に挟んで持ち歩くといいです。

この色紙は、ちょっとした衝撃や汚れで傷がつきやすいので、持ち運びには気を付ける必要があります。例えば、昼食を取るときなどは、特に汚れないように注意しましょう。

伏見五福めぐりでは、五社寺を半日かけて巡ります。集中して巡れば、この大きな色紙もしっかりと保護しながら無事に持ち帰ることができます。

伏見五福めぐりの五社寺のご利益とアクセス

それぞれご紹介します。

1番札所 藤森神社

藤森神社は、約1800年前に神功皇后が創建したとされる、皇室とも深い関係のある古い神社です。

京都南部の深草エリアにあり、昔から皇室、武士、一般の人々にも広く敬われてきました。

毎年5月5日には藤森祭が行われていて、この祭りは端午の節句や武者人形を飾る風習の始まりと言われています。

菖蒲(しょうぶ)は勝負(しょうぶ)に通じることから、勝運をもたらす神として信じられています。

また、藤森祭の中で行われる駈馬神事は馬の神事で、馬の神としての信仰も厚いです。11月には駪駪祭(しんしんさい)が開催され、馬のオーナーや騎手、競馬ファンが多く参拝に訪れます。

日本書紀の編者であり日本初の学者とされる舎人親王(とねりしんのう)を祀ることから、学問の神としても崇敬されています。

藤森神社の初詣は別記事で詳しくご紹介しています。

ぜひこちらの記事も参考にしてください!

住所 京都市伏見区深草鳥居崎町609
ご利益 勝運、開運
アクセス ・京阪「墨染駅」下車、徒歩7分
・JR奈良線「藤森駅」下車、徒歩5分
駐車場 50台(20分無料、以降20分毎に200円)

 

2番札所 乃木神社

京都の乃木神社は、京都だけでなく近畿地方や全国の乃木将軍を尊敬する人々の支援で、大正5年(1916年)の9月に建立されました。

神社には、海軍の東郷平八郎と共に「聖将」とされた乃木希典と、その妻の乃木静子が祀られています。

この神社の場所は、もともと皇室の土地で、明治天皇が眠る桃山御陵の近くにあります。

創建のためには、村野山人をはじめとする多くの政治家や財界人、軍人の熱心な願いと政府の協力があって、特別に建設が許されました。

全国にある乃木神社の中で、ここは最も早く計画されたものの、那須の乃木神社に続いて2番目に完成しました。

日露戦争での活躍や陸軍大将を経て、学習院院長として教育にも尽力したことから、文武両道と子供守護の神として広く信仰されています。

住所 京都市伏見区桃山町板倉周防32
ご利益 文武両道、子供守護
アクセス ・京阪京都本線「伏見桃山駅」宇治線「桃山南口駅」から徒歩15分
・近鉄「桃山御陵前駅」から徒歩15分
・JR奈良線「桃山駅」から徒歩10分
駐車場 30台(無料)

 

3番札所 御香宮神社

御香宮神社では、神功皇后を主な神様としてお祀りしています。彼女の夫である仲哀天皇や子の応神天皇をはじめ、他の六神も一緒に祀られています。

神功皇后は「日本第一安産守護之大神」として広く信仰されていて、安産を守る神として知られています。

この神社はいつ創建されたかはっきりしませんが、最初は「御諸神社」と呼ばれていました。

しかし、平安時代の貞観4年(862年)9月9日に、境内から香りの良い水が湧き出たことで、清和天皇から「御香宮」の名を授かりました。

豊臣秀吉は天正18年(1590年)、願文と太刀を捧げて天下統一の成功を祈り、伏見城の築城に際して、この神社を鬼門除けの神として城内に勧請し、社領三百石を献上しました。

その後、徳川家康も慶長10年(1605年)に、京都所司代板倉勝重を普請奉行とし、本殿を再建し社領三百石を献上しました。

今の表門は伏見城の大手門を移築したものです。

慶応4年(1868年)の正月、伏見鳥羽の戦の時には官軍(薩摩藩)の本営となり、幕府軍(会津藩・新選組)との激しい戦いがありましたが神社は戦火を逃れました。

毎年10月上旬に行われる「神幸祭」は、伏見九郷の総鎮守のお祭りとして古くから「伏見祭」と呼ばれ、洛南地域で最も大きなお祭りとして知られています。

また、多くの人が「花傘」を持って参拝することで有名で、「花傘まつり」とも呼ばれています。

住所 京都市伏見区御香宮門前町174
ご利益 安産、開運、厄除け
アクセス ・京阪「伏見桃山」から徒歩15分
・近鉄「桃山御陵前」から徒歩15分
・JR奈良線「桃山」から徒歩10分
駐車場 20台(20分無料、以降40分毎に200円 ※上限800円)

 

4番札所 長建寺

長建寺は真言宗醍醐派のお寺で、八臂弁財天(はっぴべんざいてん)をお祀りしています。この八臂弁財天は音楽、財富、知恵、長寿を司る神様で、8本の腕を持っています。

鎌倉時代後期に作られたこの弁財天は秘仏で、毎年元旦から15日間だけ特別に公開されます。

京都で弁財天を本尊とするお寺は長建寺だけで、「島の弁天さん」として親しまれています。

創建は江戸時代の元禄12年(1699年)。

当時の13代目伏見奉行だった建部政宇(たけべまさのき)が中書島の開発や新たな壕川を作って交通を良くし、伏見の復興を目指しました。その際、深草大亀谷にあった即成就院の塔頭・多聞院の建物を移してこのお寺を建てたんです。

建部の名前から「建」と、長寿を願う「長」という文字を取って「長建寺」と名付けられました。

住所 京都市伏見区東柳町511
ご利益 開運、商売繁盛、諸芸上達
アクセス 京阪電車「中書島駅」下車、徒歩5分
駐車場 駐車場なし(周辺コインパークを利用)

 

5番札所 大黒寺

大黒寺は、真言宗東寺派のお寺で、空海・弘法大師が開いたとされています。

元々は長福寺という名前でしたが、薩摩藩主島津家久が藩の祈祷所として伏見奉行山口駿河守に頼み、出世大黒天にちなんで「大黒寺」と名前を変えました。

本尊の大黒天は出世や金運にご利益があると言われています。幕末には西郷隆盛などが会談に利用したことから、「薩摩寺」とも呼ばれています。

境内の「金運清水」は、平成13年(1991年)に掘られた新しい井戸で、出世大黒天に供えられる霊験あらたかな水です。

この水を飲むと金運が良くなるとされ、伏見の名水「伏水」と同じ水脈から湧いています。近くだけでなく遠方からもこの名水を求めて訪れる人が多いです。

住所 京都市伏見区鷹匠町4
ご利益 出世、開運、金運
アクセス ・京阪電車「丹波橋駅」下車、徒歩8分
・近鉄「丹波橋駅」下車、徒歩10分
駐車場 駐車場なし(周辺コインパークを利用)

 

伏見五福めぐりと一緒に参拝したい縁起の良い神社

大黒寺の向かい側には、金札宮(きんさつぐう)という名前の縁起のいい神社があります。

この神社は天平勝宝2年(750年)に創建されたとされており、伏見地区でも最も歴史がある神社の一つです。

金札宮という名前は、社殿を建てていた時に突然、空から金の札が降ってきたという伝説に由来しています。名前を聞くだけで金運が上がりそうですね。

境内には、京都市の天然記念物に指定されたクロガネモチの木があり、「苦労せず金持ちになる」という言葉遊びで、金運アップの効果があるとされています。

大黒寺と金札宮に両方参拝すると、伏見で最も強い金運アップのパワーを授かると言われています。

まとめ

伏見五福めぐりは、お正月は特に1月1日から15日まで初詣を兼ねてお参りができます。正月の最初の3日間は、御香宮神社や藤森神社が混雑して長い列ができることが多いです。

半日あれば、五社寺を全部回れますので、時間に余裕を持って出かけるといいですよ。

長建寺から御香宮までの道のりには、龍馬通り商店街や伏見の酒蔵を巡る楽しみもあります。昔の雰囲気が残る街並みを散策できるんです。

さらに、正月の3日間は乃木神社近くの明治天皇御陵に普段は入れない場所も特別に開放されるので、訪れてみるのもおすすめです。

ただし、出かける前にホームページなどで情報をチェックしてくださいね。

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