【祇園祭】宵山の楽しみ方全7選の徹底ガイド!快適に楽しむためのポイントは? | 京都の地元民情報
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【祇園祭】宵山の楽しみ方全7選の徹底ガイド!快適に楽しむためのポイントは?

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今や国内のみならず海外からもたくさんの観光客が訪れ、日々賑わいを見せている京都ですが、そんな京都において三大祭と呼ばれるお祭りがあります。

 

葵祭と時代祭、そして祇園祭。

特に祇園祭は日本有数の動員数を誇るまさに京都最大のお祭りです。

 

7月の1ヶ月間を丸々使った祇園祭ですが、中でも前半の山鉾巡行が行われる宵山は大人気!

 

今回は、「宵山はどうやって楽しめばいいの?」と思っている方へ、特におすすめの楽しみ方6つと、楽しく過ごすためのポイントを紹介します。

 

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【祇園祭】宵山の楽しみ方7選

宵山は、毎年7月に開催される祇園祭の中でも特別な日々を指します。

 

具体的には、7月17日と24日に行われるメインイベントの山鉾巡行や神輿渡御の直前の3日間、つまりそれぞれのイベントの3日前、前々日、そして前日を合わせて宵山と呼びます

 

これらの日は、お祭りの前夜祭のような役割を果たし、お祭りの雰囲気を盛り上げる大切な期間です。

 

祇園祭には二つの主要な部分があります。

一つは、神様が八坂神社から四条の御旅所まで神輿で移動する前祭(さきまつり)、もう一つは、その神様が八坂神社に戻る後祭(あとまつり)です。

このため、宵山は前祭と後祭を合わせて、合計6日間にわたります。

 

宵山と聞いて多くの人が連想するのは、賑やかな露店が並ぶ光景かもしれません。

しかし、宵山にはそれだけではない特別な魅力や楽しみ方があります。

 

例えば、普段は見ることができない山鉾の飾りつけを間近で見たり、地元の人々と交流しながらお祭りの雰囲気を味わったりすることができます。

 

ここからは、そんな宵山をさらに楽しむためのおすすめの方法を6つお伝えします。

 

祇園囃子を楽しむ

宵山の夕方が近づくと、お祭りの場所から美しい音楽が流れ始めます。

灯りが灯された提灯の下で、山車を見上げながらこの音楽を聞くと、とても夢のような気持ちになります。

 

 

この音楽は「祇園囃子」と呼ばれ、特別な打楽器、笛、太鼓を使って奏でられます。

これらの楽器を使って、「コンチキチン」という独特なリズムを作り出します。

 

この音楽は、山車ごとのグループが代々受け継ぎ、長い間練習を積み重ねてきたものです。

 

祭りのメインイベントである山車の巡行のときには、約40人の演奏者が山車に乗ってこの祇園囃子を演奏します。

 

演奏される曲には、最初はゆっくりとした曲が多いですが、次第に速いテンポの曲へと移っていきます。

 

山車ごとに異なる祇園囃子を聞き比べるのも、宵山ならではの楽しみ方の一つです。

 

山鉾の美しい飾り物を間近で見ることができる「会所飾り」

宵山の期間中、お祭りの町の各所にある「会所」という場所で、特別な展示がされます。

 

会所は普段は地域の人たちが集まって相談事をしたり、お囃子の練習をする場所です。

この時期になると、「会所飾り」という展示が開かれて、豪華な飾り物や神様の像などが見ることができます。

 

 

これらの飾り物は、とても価値が高くて、細かい金の装飾が施されたものや、西陣織りなどの素敵な布でできたものがたくさんあります。

 

お祭りの山車に飾られる時はちょっと見づらいかもしれませんが、会所飾りではじっくりとそれらを見ることができます。

 

さらに、会所ではそれぞれの山車にまつわる神様の像も見ることができるかもしれません。

これらの神様にはそれぞれ物語があり、その物語を知ることでお祭りの意味がより深く理解できるようになります。

 

会所を訪れたら、これらの神様に手を合わせてみるといいかもしれません。

そうすることで、お祭りの雰囲気をより一層感じることができるでしょう。

 

粽(ちまき)や授与品を購入する

宵山の期間中、お祭りの会所では、ただ見て楽しむだけでなく、「粽(ちまき)」や他のいろいろな授与品などを買うことができます。

 

粽(ちまき)は、実は食べ物ではなくて、笹の葉で作られた特別なお守りのことです。

このお守りは、悪いことから守ってくれる力があるとされています。

 

 

京都の人たちは、この粽を買って家の入り口に一年間飾る習慣があります。

それぞれの山車ごとに、粽の形や飾り、ご利益が違います。

 

例えば、かわいい馬の絵が描かれたものや、お金が増えるといわれる小判を模したものなど、見ているだけでも楽しいものがたくさんあります。

ぜひ、自分や家族に合ったお気に入りを見つけてみてください。

 

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粽だけではなく、会所では他にもお守りや手ぬぐい、キーホルダーのような授与品も売られています。

これらは自分用にも良いですし、友達や家族へのお土産にすると喜ばれるかもしれません。

 

最近では、これらのお祭りの品物をインターネットで買うこともできるようになっています。

気になる方は、各山車が運営する公式のウェブサイトをチェックしてみると良いでしょう。

 

祇園祭限定の御朱印巡りを楽しむ

宵山の期間には、各山車の周りで特別な御朱印をもらうことができます。

お祭りだけの限定品として、御朱印を集めるための特別な帳面も販売されています。

 

祇園祭をもっと記念に残すために、この帳面を使って、様々な山車を巡りながら御朱印を集めるのはどうでしょうか。

それぞれの御朱印には、その山車の特徴が反映されていて、集める楽しみがあります。

 

また、八坂神社では7月の祇園祭期間限定で、祇園祭の起源にちなんだ特別な御朱印がいただけます。

 

 

これは「御霊会(ごりょうえ)」という行事に基づいたもので、祇園祭を深く理解するための貴重な記念になります。

 

八坂神社を訪れた際には、この特別な御朱印もぜひ集めてみてください。

御朱印巡りを通じて、祇園祭の伝統や文化をより身近に感じることができるでしょう。

 

屏風祭(びょうぶまつり)を楽しむ

宵山の期間中には、「屏風祭」という伝統的なイベントも楽しめます。

 

これは、地元の歴史ある家やお店が、自宅や店の前の格子を外して、大切にしている屏風や絵画などを飾り出す行事です。

そうすることで、通りを歩く人たちがそれらの美しい作品を見ることができます。

 

 

この時期は、京都の古い町並みの美しさも一緒に味わえるので、ぜひ楽しんでください。

 

たとえば、「長江家住宅」という場所では屏風祭が開かれて、特別にその美しい屏風を見ることができます。

 

 

開催は7月14日から16日までで、時間は朝10時から夜7時まで、14日だけは夜8時までです。

 

入場料は1,000円で、記念のポストカードももらえます。

行き方は、地下鉄四条駅の六番出口から歩いて5分ほどのところにあります。

 

宵山の山車で見られるユニークな行事を体験しよう

宵山では、各山車ごとに独自の伝統的な行事があり、それぞれに特別な意味が込められています。

例えば以下のような行事があります。

 

棒振り踊り

これは特に、お祭りの最初の方で見ることができる二つの山車で行われる行事です。

 

この行事は、災害や不運を遠ざけ、周りを清めるためのもので、伝統的な日本の楽器を使った音楽と共に、華麗で情緒あふれるダンスが披露されます。

 

参加者たちは、色とりどりの衣装を身にまとい、観客を魅了します。

 

 

あばれ観音

この行事は、23日の夜遅くに始まります。

特に南観音山の山車で行われるこの伝統は、元気いっぱいの「ワッショイ」の掛け声と共に、神様を乗せた台を激しく揺らすことで、地域の安全と繁栄を祈ります。

 

 

この行事には、地域の人々が一体となって参加し、観音様を担いで町を行き来します。

その光景は、見る人々にとって忘れられない経験となるでしょう。

 

山車の組み立て

宵山を楽しむ一環として、山車の組み立てが行われる場面も見どころの一つです。

 

本祭の開始に先駆けて、職人たちの手によって精密に、そして丁寧に山車が組み上げられていきます。

その過程を間近で見ることができれば、日本の伝統技術と文化の奥深さを感じることができるはずです。

 

 

また、お祭りの前夜には、参拝者がお朱印をいただける機会が設けられたり、普段は見ることができない場所が公開されたりすることがあります。

 

昼間の時間帯は、夜に比べて人出が少ないため、ゆったりとした時間を過ごしながら、お祭りの雰囲気を味わうことができます。

 

お祭りに関するさらなる詳細や、山車の組み立てスケジュール、特別な行事の時間などは、お祭りの公式ウェブサイトをチェックしてください。

 

注意点として、行事の内容や時間は、それぞれの山車によって異なる場合がありますので、事前に確認しておくことをお勧めします。

 

屋台を楽しむ

祇園祭の宵山と言えば屋台です。

八坂神社から始まる四条通という大きな通りが歩行者天国になり、両脇に立ち並ぶ屋台の数はまさに圧巻。

 

基本的には厳かなイメージが強い祇園祭ですが屋台の雰囲気は「これぞお祭り!」という楽しさに溢れています。

 

大通りが歩行者天国になるのもレアな光景ですので、屋台もまた宵山の楽しみの一つと言っていいでしょう。

 

特に四条河原町の交差点や四条室町の交差点付近は、例年とんでもない人出となります。

大いに盛り上がる祇園祭の屋台はぜひ一度は体感してみてほしい宵山の風物詩です。

 

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宵山を快適に楽しむためのポイント

宵山は、たくさんの人で賑わいます。

自分が見たい山車をすぐに見つけることができなかったり、たくさんの人の中で歩くのが大変だったりします。

 

そんな時に困らないために、いくつかのポイントを覚えておくと良いでしょう。

 

宵山の楽しみ方を計画する

宵山は夏の特別な日々で、多くの人が楽しみにしています。

でも、お店が開いている時間や日にちは毎年同じではないので、事前にしっかりと調べておくことが大切です。

 

お店を巡るのが目的の方も、人出が少ない静かな時間を求める方も、それぞれのニーズに合わせて宵山の日程をチェックしておきましょう。

 

<宵山の開催日>

宵山の前半部分では、7月14日から16日にかけてさまざまなイベントがあります。

この期間は宵山の始まりを告げる大切な日々です。

 

そして、宵山の後半部分は7月21日から23日までとなり、この時期もまた別の魅力があります。

 

特に屋台を楽しみたい方は、7月15日と16日がポイントです。

この2日間だけが、屋台が立ち並ぶ特別な時間となっています。

 

それ以外の日は屋台が出ないので、お店を目的とする方はこの日をお見逃しなく。

 

後半の宵山では屋台は出ませんので、静かに散策を楽しみたい方にはぴったりの期間です。

 

宵山を満喫するためにも、どのように過ごしたいかを事前に考え、計画を立てることが重要です。

情報をしっかり確認して、素敵な宵山をお楽しみください。

 

宵山をスムーズに楽しむための「宵山ガイド」とスマホアプリ

宵山の時期には、街の至る所に色とりどりの山車が飾られ多くの人で賑わいます。

 

そんな中、自分が今どこに立っているのか、目指すべき山車はどの辺りにあるのかを見失ってしまうことも少なくありません。

 

迷ったときに大変役立つのが、具体的な山車の位置を示す「宵山ガイド」とそのデジタルバージョンです。

 

「宵山ガイド」とは紙の地図で、これがあれば宵山の各所に点在する山車の位置を一目で確認できます。

 

この地図には、人が多く集まる場所、一方通行となっている道、そして休憩やゴミを捨てられる場所なども明記されているため、計画的に、そして安心して宵山を巡ることができます。

 

事前にこのガイドを手に入れ、訪れたい山車の場所に印をつけておくと、効率よく回ることができるでしょう。

 

また、スマートフォンを活用した「デジタル版ガイド」も大変便利です。

このアプリを使えば、GPS機能を通じて自分の現在地を正確に知ることができ、さらには目的の山車までのルートを簡単に探すことが可能になります。

 

リアルタイムでの情報更新があるため、最新の混雑状況やイベント情報も手に入ります。

 

紙の地図とは違い、スマホ一つで必要な情報がすぐに手に入るため、より柔軟に宵山を楽しむことができます。

 

宵山を訪れる際は、これらのガイドを上手に活用して、快適に、そして楽しく過ごすための計画を立ててみてください。

 

<宵山ガイド>

「宵山ガイド」はこちらからダウンロードできます。

他にも「宵山ガイド」は、各山鉾の町や、地下鉄の駅(市営地下鉄の全駅)、京阪祇園四条駅、阪急京都河原町駅、阪急烏丸駅などで手に入れることができます。

<デジタル版ガイド>

スマホの位置情報を使って、地図上に山鉾や自分がいる場所を表示できる「デジタル版ガイド」を使えば、迷うことなくスムーズに目的地へ向かえます。

「デジタル版ガイド」は、「宵山ガイド」に載っているQRコードからもアクセス可能です。

 

人ごみを上手に避けて宵山を楽しむコツ

宵山では多くの人で賑わいますが、移動方法や歩くコースを工夫することで、人混みのストレスを減らすことができます。

 

宵山に行く時は、車や自転車は使わず、公共の交通機関を利用することをおすすめします。

電車を使って行く場合、特に混雑が予想される四条烏丸付近の駅(地下鉄の四条駅や阪急の烏丸駅など)は避けた方が良いでしょう。

 

代わりに、少し足を伸ばして阪急の大宮駅や川を挟んだ京阪の祇園四条駅、地下鉄の烏丸御池駅や五条駅を使うのが賢明です。

 

帰り道、特に京都駅方面に向かう際の混雑を避けるためには、地下鉄の四条駅を避け、少し北にある烏丸御池駅から乗るのがおすすめです。

 

あるいは、京阪の祇園四条駅から一駅乗って七条駅で降り、そこからステーションループバスを利用して京都駅まで戻るのも良い選択肢です。

ただし、ステーションループバスの最終運行時間には注意が必要です。

 

宵山を巡って疲れた時は、主な混雑エリアである四条通りや烏丸通りを少し離れ、周辺の静かな脇道に入って休憩するのも良いでしょう。

快適な休憩スポットを見つけて少し足を休めることで、宵山の楽しさをより一層味わえます。

 

宵山を満喫するためには、無理せず自分のペースで楽しむことが大切です。

 

宵山での熱中症対策を万全に

京都の夏は特に暑く、7月の宵山の時期には日中の気温が35度を超えることも少なくありません。

 

この暑さの中でお祭りを楽しむためには、熱中症にならないようにしっかりと対策を取ることが重要です。

 

まず、着るものに気をつけましょう。

 

薄手で風通しのいい服を選ぶことが大切です。

暑さを感じにくく、汗をかいても乾きやすい素材がおすすめです。

 

足元は、長時間歩いても疲れにくい快適な靴を選びましょう。

 

次に、水分と塩分の補給は欠かせません。

水やスポーツドリンクなどをこまめに飲むことで、体内の水分を補給しましょう。

 

暑い中で汗をかくと、塩分も一緒に失われます。

そのため、塩分も適度に取り入れることが大切です。

お祭りの屋台などで売られている塩分が含まれた食べ物も利用するといいでしょう。

 

また、外を歩いているときは、直射日光を避ける工夫も必要です。

扇子や団扇は、手軽に持ち運べる上に、風を送ることで少しでも涼しさを感じられます。

さらに、日傘を使うことで日差しを直接避けることができ、熱中症予防に役立ちます。

 

宵山を楽しむためには、体調管理も大切です。

暑さに負けず、安全にお祭りを満喫しましょう。

 

まとめ

今回は京都のみならず日本でも有数の人気のお祭り、祇園祭の宵山の楽しみ方についてご紹介させていただきました。

 

祇園祭、特に宵山は京都では欠かすことのできないビッグイベント。

連綿と受け継がれてきた伝統のお祭りをより一層楽しむための楽しみ方がたくさんあります。

 

もちろん何も気にせず当日は山鉾巡行を鑑賞し屋台でお祭り気分を味わうのもありです。

 

お祭りとは「こうしなければならない」と楽しむものではありません。

 

今回の記事が初めての宵山遊びにちょっとでも参考になれば幸いです。

 

それでは今年の7月は祇園祭に起こしください。

大満足すること間違いなしです。

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