北野天満宮といえば、「梅」が有名な神社ですが、実は境内には貴重な桜が1本あります。
「北野桜」という品種で、日本で唯一ここにしかない桜ですよ。
この記事では北野天満宮の桜の見ごろをはじめ、境内に植えられている桜の品種、ライトアップの有無といった情報をまとめています。
地元に住むからこそ知っている見どころをはじめ、北野天満宮周辺の桜スポットも合わせてご紹介していきます。
北野天満宮の桜2024の見ごろ時期や開花状況
ここからは、北野天満宮の桜の見ごろの時期や開花状況についてまとめていきます。
【見ごろ時期】
例年ですと北野天満宮の桜の見ごろは4月上旬から4月中旬です。
2024年の冬は暖冬傾向にあり、北野天満宮の桜の開花も早まる可能性があります。
【開花状況】
北野天満宮の鳥居の前にはライブカメラがあります。
京都市観光協会が設置しているカメラです。
ただ、このカメラが設置されている場所からは桜の様子が見えないため、北野天満宮の公式Instagramや公式Facebookをチェックしてみてください。
毎年、天候によって開花時期がずれますので、最新の桜の開花情報はこちらからチェックするのがベストです。
北野天満宮の桜の種類は?
北野天満宮で見られる桜の種類は、「キタノサクラ」「ヤマザクラ」「シダレサクラ」などです。
北野天満宮の桜のライトアップ情報
北野天満宮では、残念ながら桜のライトアップは実施されていません。
北野天満宮の桜の見どころやおすすめポイントは?
梅の名所として知られる北野天満宮ですが、ご祭神である菅原道真公は桜も愛したといわれています。
そのためか、境内には梅ほどではありませんが桜の木が植えられています。
3月下旬ごろになると、境内の連歌所の井戸の付近に植えられている枝垂れ桜が咲き始めます。
さらに本殿の近くには山桜が植えられており、花と同時に葉が開きはじめます。
この山桜は境内のあちこちに植えられていますので、遅咲きの梅と共に楽しめます。
枝垂れ桜や山桜が見ごろを迎えるころ、そっと咲き始めるのが社務所前にある小さな花を咲かせる桜です。
白い花弁の桜で、日本で唯一ここにだけ植えられている「北野桜」という品種です。
この桜は最初に白い花を咲かせますが、徐々に色づきピンク色になっていく不思議な桜です。
実は2016年にこの桜は新品種であることが判明しました。
樹齢120年を超えている桜で、やや樹勢が衰え始めているため現在後継樹の育成に取り組んでいます。
貴重な品種の桜なので、そっと見守ってくださいね。
北野天満宮の基本情報
観覧時間 | 午前7時から午後5時まで
授与所は午前9時から午後4時30分 御祈祷は午前9時から午後4時 |
料金 | 拝観のみは無料
梅園「花の庭」(茶菓子付き)大人1,200円/小人:600円 |
住所 | 京都府京都市上京区馬喰町 北野天満宮 |
お問い合わせ | TEL: 075-461-0005 |
公式サイト | https://kitanotenmangu.or.jp/ |
北野天満宮のアクセス
【公共交通機関で向かう場合】
京都市バス「北野天満宮前」バス停から徒歩約1分
京福電車「白梅町」駅から徒歩約5分
【車で向かう場合】
名神高速道路「京都東」ICまたは「京都南」ICから約30分
北野天満宮の駐車場
無料駐車場
北野天満宮には参拝者専用の無料駐車場(約300台分)がありますが、毎月25日は縁日が開催されるため駐車場の利用はできません。
縁日開催時でも第二駐車場(約40台分)は駐車可能です。
有料駐車場
駐車場名 | キョウテク北野天満宮東パーキング |
住所 | 京都市上京区馬喰町884-3 |
料金 | 午前8時から午後8時まで 30分毎200円
平日昼間最大料金600円/土日祝日最大700円 午後8時から午前8時まで 60分毎100円 |
台数 | 4台 |
会場までの距離 | 徒歩約2分 |
北野天満宮の桜の混雑は?
北野天満宮の桜はさほど混み合うことがありません。
もともと梅の名所として有名なので、桜が植えられていることに気が付かない人は多いです。
また桜の開花時期が一般的な桜の時期と少しずれていることも混雑しにくい理由かもしれません。
北野天満宮の桜は3月下旬に枝垂れ桜や山桜が咲き始めますが、これが梅の見ごろと重なるため人の目線は梅に向けられがちです。
さらに日本で唯一の桜の「北野桜」は4月中旬ごろに咲き始めるため、すでに桜の季節は終わっていると思う人が多いのでしょう。
ただ北野桜が日本で唯一の品種であることが知られてくれば、珍しい桜を見に行こうとする人が増えてくるかもしれませんね。
北野桜は徐々に色を変えるため、咲き始め、見ごろ、咲き終わりと3回くらい楽しみたいところです。
北野天満宮から近い桜のスポットは?
北野天満宮から近い桜のスポットには仁和寺があります。
仁和寺といえば古くから桜の名所として知られています。
仁和寺の桜も比較的見ごろが遅く4月中旬ごろなので、北野天満宮の北野桜と一緒に楽しめます。
仁和寺の桜は「御室桜」と呼ばれる桜で、背丈が低いという特徴があります。
緑色の花をつける「御衣黄」など珍しい桜も植えられていますよ。
京都の目的別お花見スポット
早咲き桜が見れるスポットhttps://kyoto-locals.com/2397.html桜の隠れた名所https://kyoto-locals.com/2703.html桜のライトアップが見れるスポットhttps://kyoto-locals.com/2407.html桜祭りが楽しめるスポットhttps://kyoto-locals.com/2413.htmlお花見とピクニックが楽しめるスポットhttps://kyoto-locals.com/2539.html
まとめ
北野天満宮で人気が高い花といえば「梅」ですが、実は桜の木も境内には植えられています。
枝垂れ桜や山桜が多く植えられていますが、社務所前には日本で唯一北野天満宮にしかない「北野桜」という珍しい品種の桜があります。
咲き始めは白い花弁ですが、次第にピンク色に染まっていくそうですよ。
2016年に新品種であることが判明した桜で、まだ知名度は低いため今なら混雑せずに見られそうです。
貴重な桜なので、見守るように見てくださいね。