一年を通し国内外問わずたくさんの観光客に賑わう京都ですが、中でも春の京都は別格。
町中に桜が咲き誇り薄いピンクの色に彩られます。
そんな花見の楽しみ方も色々とありますがやはりピクニックは外せませんね。
今回はそんな京都で、「花見とピクニックを楽しみたい!」と考えているあなたに向けて、ピクニックにぴったりの花見スポットをご紹介いたします。
京都でお花見とピクニックが楽しめるおすすめスポット11選
花見の楽しみ方はたくさんあります。
中でもピクニックで満開の桜の木の下で気心の知れた仲間や恋人、家族で飲食を楽しむ。
これぞ花見の醍醐味といっても過言ではないでしょう。
さっそく1つずつ見ていきましょう。
梅小路公園
京都駅からもほど近く良好なアクセスながらも広大な敷地を有する都市公園はピクニックに最適です。
一年を通して様々な植物を楽しめる梅小路公園はもちろん桜も見ごたえ充分。
大学生や恋人、家族連れなど老若男女問わず楽しめるスポットは、水族館や鉄道博物館もありますので花見に飽きても大丈夫。
【写真】梅小路公園の大山桜がほぼ満開です。説明書きによると、通常の開花時期は4月中旬だそうです。向こうに見えるのは京都水族館です。 #Kyoto pic.twitter.com/LpzhaNQYkn
— Kyoto Japan (@Kyotokanko) March 11, 2021
京都市内のど真ん中に作られたこの公園は花見だけでなく、様々な目的で人が集まる憩いの場所です。
京都観光には外すことのできないスポットの一つと言えるでしょう。
円山公園
八坂神社の境内を進むとたどり着く円山公園は、京都市内最古の公園であるとともに花見のメッカとしても有名です。
円山公園のシンボル的な存在、祇園の枝垂れ桜を始め園内は春になると満開の桜に彩られます。
おはようございますm(__)m
満開の円山公園から
本日も宜しくお願い致します。#京都ぶらり#京都旅#桜#円山公園#枝垂れ桜 pic.twitter.com/ScFZLnL1UY— 京都ぶらりhiroshi0369 (@hiroshi03692) April 3, 2023
特に若者に人気の公園で春には大学の町・京都らしく様々な大学の学生たちが花見の宴を開催することでも有名。
賑やかな雰囲気が好きな方にはぴったりの場所です。
京都の人は一度は円山公園で花見をしたことがある、と言っても過言ではないほどの花見スポットでぜひピクニックを楽しんでみてください。
鴨川公園
鴨川のほとりに広がる「鴨川公園」は、春になるとお花見を楽しむのにぴったりの場所です。
特に、公園の左側、つまり三条通りから始まって七条通りまで続く区間は、「花の回廊」として美しく整備されていて、訪れる人々を魅了します。
このエリアは、賑やかな市街地や人気の観光スポットが多い右岸とは異なり、もっと静かで落ち着いた雰囲気を持っています。
だから、ふだんの忙しさを忘れて、のんびりと自然を楽しみたい時には最適な場所です。
鴨川公園の桜も咲いていました。🌸 pic.twitter.com/9zTbVI9p08
— 蜜柑缶 (@Yahman1009) March 7, 2021
歩道に沿って植えられたシダレザクラやソメイヨシノの木々は、春になると美しい花を咲かせます。
シダレザクラは枝が垂れ下がり、独特の優雅な姿を見せてくれます。
一方、ソメイヨシノは、明るいピンク色の花が特徴で、春の訪れを象徴するようです。
これらの桜の木々の下を歩きながら、心地よい春風を感じると、日々の疲れも忘れてしまいそうです。
鴨川沿いを散歩することで、心が落ち着き、自然の美しさに触れることができます。
また、川のせせらぎや鳥のさえずりも聞こえてきて、都会の中であってもほっと一息つける時間を過ごすことができるでしょう。
この「花の回廊」をゆっくりと歩いて、春のひとときを満喫してみてはいかがでしょうか。
京都御苑
京都御苑には、春が来ると一番に花を開く特別な桜の木があります。
この桜は、公園の北西の方にある、昔、重要な人たちが住んでいた家の跡地に植えられています。
そこには、優雅に枝を垂れる桜の木が約60本もあり、3月の中ごろから花を咲かせ始めます。
🌸桜だよりを更新しました(3/20)🌸https://t.co/eNZyNKvenI
京都御苑(@gyoen_info)の枝垂れ桜が満開を迎えています。昨日(3/19)の出水・近衛邸跡の枝垂れ桜の様子です。
京都御苑には多くの桜の品種があり、長く楽しむことができます。https://t.co/8LFZ0c59wl pic.twitter.com/4jrWopBxET— 京都観光Navi《京都市観光協会》 (@kyo_kanko) March 20, 2023
白やピンクなど、様々な色の花が咲くので、見ているととてもうれしくなります。
それぞれの木が違う時期に花を咲かせるので、長い間桜の美しさを楽しむことができます。
この場所だけでなく、京都御苑には他にも多くの桜の木があります。
たとえば、公園の入り口の近くには、特別な名前のついた桜や緑の葉と一緒に白い花が咲く桜、ふわふわとした八重の花をつける桜などが見られます。
これらの木が花をつけると、公園全体が春の装いをまとい、訪れる人々を楽しませてくれます。
京都御苑は広々としていて、お花見だけでなく、ピクニックをするのにもぴったりの場所です。
花が咲く木々の下で、家族や友達と一緒に食べたり話をしたりするのは、春の素敵な過ごし方の一つです。
公園の中を散歩しながら色とりどりの桜を眺めることができ、心が和む時間を過ごせるでしょう。
さくら公園
京都駅から電車で20分の位置にありながら豊かな自然に囲まれた亀岡市。
この亀岡市に流れる七谷川の沿道は「安らぎの道」という名称で知られる桜の名スポット。
隣接するさくら公園は名前の通りお花見が楽しめる公園です。
家族連れを中心に、春には花見ピクニックの人たちでさくら公園は賑わいを見せます。
昨日は亀岡市のさくら公園に行ってきました。
少し散り始めてましたが川沿いの桜が見応えありました。
今年はもう終わりですが近隣でまだの人は来年のお花見にオススメです😊 pic.twitter.com/EYffnqJm3w— ジャ爺 (@jaz_oba) April 10, 2022
ゆったりした大自然の中で味わうお花見ピクニックは京都市内とはまた少し違った趣があります。
背割堤
八幡市にある背割堤は桂川・木津川・宇治川の3つの河川が一つに交わる地域で1.4kmに及ぶ天然の桜のトンネルが絶景と評判のお花見スポットです。
桜のトンネルを歩いて桜を鑑賞した後は、堤防の芝生でぜひピクニックを楽しんでください。
八幡市の背割堤が見頃を迎えています。
宇治川と木津川の隔てる堤防に1.4kmに約220本の桜が咲きます。
背割堤さくらまつりが4月9日まで行われています。
色々な屋台が出て、だべながらお花見ができます。
今年から背割堤さくらまつりに入場するには運営協力金100円の協力金がいります。#背割堤 pic.twitter.com/sghjsa7Bwr— 京都今これ (@kyotoimakore) March 28, 2023
近くにはさくらであい館というランドマークがあり、最上階の展望台からは桜並木を一望できます。
背割堤は京都府内人気ナンバーワンにも輝いたことがあるお花見スポットで、なんと全国ランキングでも4位という日本を代表する桜の名所。
全国レベルのその桜並木をぜひ一度体感してみてください。
宝ヶ池公園
京都市左京区にある宝ヶ池公園は、地下鉄国際会館駅から歩いてすぐの場所にある広大な敷地を持つ公園で、地元民を中心に絶大な人気を誇るお花見スポットです。
宝ヶ池を中心に様々なエリアに分かれており、それぞれの楽しみ方に合わせて選べるのがおすすめのポイント。
また、国際会館駅から徒歩で行けるので、花見でお弁当を食べたいなんて方にもおすすめの公園です。
休日。家事を一通り済ませて
近くの宝ヶ池公園ウォーキング中。いいお天気。桜満開。 pic.twitter.com/78H5fcSAQa— コッシー♫ (@KEI46600903) April 3, 2020
京都市内ですが都会の喧騒とは無縁のハイソで落ち着いた雰囲気の町は、近くに比叡山もそびえており、豊かな自然に囲まれて心身ともにリラックスできる空間です。
けいはんな記念公園
京都府内の相楽郡精華町にある超広大な公園、けいはんな記念公園。
芝生広場には約300本の桜が植えられており、満開の時期は園路を含む公園内の空間全体でお花見を楽しむことができます。
【雨が降ったあとのお楽しみは幻想的な桜のじゅうたん】奈良県との県境に位置する精華町にある「けいはんな記念公園」。西入り口からすぐの芝生広場(無料エリア)には約300本の桜があり、満開の桜はもちろん、散り始めの時期には写真のような素敵な光景に出合うことも♡ pic.twitter.com/38CfR0BlJ4
— KYOTOSIDE (@SideKyoto) March 28, 2021
京都市内からは少し距離がありますが、その分人も少なくゆったりとした空間でのんびりとお花見を満喫することができます。
園内には有料の水景園があり、こちらでは山桜をはじめに様々な品種の桜も楽しめます。
桜以外にもツツジやモミジの新芽なども見られ庭園と里山の春の景色を存分に味わえます。
宇治市植物公園
京都で桜を見るといったら、円山公園の有名なしだれ桜が思い浮かびますが、その親戚とも言える約70年生のしだれ桜が宇治市植物公園の目玉です。
この桜は、花が咲く時期になると特別にライトアップされ、夜でもその美しさを楽しむことができます。
グラデーションの空に桜
宇治市植物公園にて
2020.3.25 ドライバー 撮影#MK春2020 pic.twitter.com/sQZpBTiLRp— MKタクシー🚕 (@MKofficial_PR) March 27, 2020
2024年には、3月20日から31日までの夜、宇治市植物公園は夜間無料で開けられます(昼間は入園料が必要です)。
さらに、4月の中旬には八重桜のライトアップも行われる予定です。
この期間中は、公園が普段より遅い20時まで開いているので、夜に桜を見に行くのもおすすめです。
公園には、田んぼのように段々になったエリアがあり、春にはソメイヨシノの桜が終わると、約20種類150本の八重桜が次々と咲き始めます。
この場所では、暖かい日差しの中でゆっくりお弁当を食べることもできるので、春の楽しみ方としてぴったりです。
宇治川
宇治川のほとりは、世界遺産にも登録されている平等院など、歴史ある美しい建物が点在するエリアです。
特に春になると、宇治橋の周辺から川をさかのぼるように進むと、中の島にある小さな公園、それが宇治公園ですが、そこには桜の木がたくさん植えられています。
ピンク色のソメイヨシノや垂れ下がるシダレザクラ、大きな花をつけるボタンザクラなど、2000本もの桜が見事に花を咲かせ、訪れる人々の目を楽しませています。
宇治川沿いの桜🌸 pic.twitter.com/Fk3ioOaO0z
— 稲田大樹 Daiki Inada 極彩色の京都/京都浪漫紀行 (@usalica) April 19, 2022
この宇治川とその周辺は、昔の話「源氏物語」や「平家物語」にも出てくるような、歴史的にも大切な場所です。
だから、京都で桜を見るなら、この場所を訪れないわけにはいきません。
最近では、このエリアの橋やお寺、さらには川岸の整備などが行われ、長い間工事が続いていましたが今はそれも終わり、綺麗になった景観を楽しむことができます。
宇治橋のそばを散歩してみると、川の流れや橋から見える風景、中の島や塔の島からの眺めなど、場所によって全く違う美しさがあります。
最初はゆっくりと周りを歩いてみて、自分だけのお気に入りの場所を見つけるのも、この地を訪れる魅力の一つです。
花が満開の桜の下で、春のひとときを過ごすのはとても素敵な経験になるでしょう。
太陽が丘(山城総合運動公園)
太陽が丘(山城総合運動公園)は、広大な丘陵地に広がる公園で、およそ108万平方メートルもの面積があります。
ここでは5つのエリアで桜を楽しむことができ、ウォーキングやジョギングをしながら、さまざまな場所から美しい桜を眺めることができます。
山城総合運動公園の桜 京都府宇治市 https://t.co/iYYid975wo
レストランでは食事が楽しめる他、お弁当の販売も行われています。ここには合計で約250本の桜の木が植えられており、例年の開花は3月下旬頃から始まり、4月上旬までお花見が楽しめます。 pic.twitter.com/ykrI8WhGHc— 観光のつぶやき (@ryokou8) March 27, 2017
公園内には自然を満喫できるエリアやテニスコートなどのスポーツ施設、野鳥を観察できる小屋などがあり、運動やレジャーを楽しむのに最適です。
また、公園内には「4つの森」と称される4つのユニークなエリアがあります。
それぞれ「ふるさとの森」「冒険の森」「遊びの森」「ふれあいの森」と名付けられ、それぞれ違った魅力を楽しむことができます。
特に「遊びの森」には、子どもたちに人気の「抹茶」と「ほうじ茶」と名付けられた大きなすべり台があり、子どもたちが元気に遊べるスポットとなっています。
また、新しくいくつかの有料施設も設けられ、キャンプやフィールドアスレチック、バーベキュー、ジップラインなど、家族みんなで楽しめるアクティビティも豊富に用意されています。
京都の目的別お花見スポット
早咲き桜が見れるスポット
桜の隠れた名所
桜のライトアップが見れるスポット
桜祭りが楽しめるスポット
まとめ
今回は京都で花見と、ピクニックを楽しめるスポットをご紹介させていただきました。
京都市内だけでなく京都府下たくさんのお花見スポットが溢れています。
もちろん今回紹介した場所以外にも、まだまだおすすめのお花見ピクニックスポットがあります。
花見はやっぱりピクニックで楽しみたい!
そんな人の期待にも答えられるスポットが溢れている京都です。
ぜひ花見に来て存分に楽しんでみてください。
それでは今年の春は京都で桜のお花見ピクニックと洒落込みましょう。