日本が誇る観光都市である京都には、たくさんの人気の神社があります。
その中でも上賀茂神社とともに世界遺産にもなっている下鴨神社は、パワースポットとして全国から多数の参拝客が絶えない人気の神社。
しかし、この下鴨神社は一部では「怖い」という意見も見受けられます。
下鴨神社が怖いと言われる理由は以下の3つです。
- 朽ちても再び生えてくる連理の賢木
- 木の葉のギザギザの不思議
- 糺の森での恐怖体験
今回は、下鴨神社がなぜ怖いとされる理由の詳細、神様いないと言われる理由などをご紹介します。
下鴨神社が怖いと言われる3つの理由
下鴨神社はその正式名称を「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といいます。
美容や縁結びの神社としても人気のパワースポットがなぜ怖いのか?
さっそくその理由を紹介したいと思います。
朽ちても再び生えてくる連理の賢木
下鴨神社には連理の賢木(れんりのさかき)という御神木があります。
こちらの御神木がたいそう不思議なものなんです。
まず連理の賢木がどんな木かと言うと、別々の二本の木が途中から幹同士が融合して一本の木になっているのです。
これは現在の科学をもってしても説明が難しい現象なんです。
これだけでも十分不思議なんですが、実は今、下鴨神社にある連理の賢木は四代目。
先代の連理の賢木が朽ちると、境内にある糺の森に再び二本の木が繋がった木が生えてくるんです。
ただでさえ珍しい二本の木の融合が朽ちると、再び現れるなんて不思議を通り越して少し怖くなりますよね。
ちなみにこの連理の賢木は京の七不思議の一つにも数えられています。
木の葉のギザギザの不思議
下鴨神社の中にある比良木社にも不思議な話があります。
それは「比良木社の周りに木を植えると、どんな植物も柊のようにギザギザの葉になる」というもの。
なぜそうなるのか、メカニズムは不明です。
こんな不思議な現象、人智を超えた力が作用しているとしか考えられないのは私だけでしょうか?
ちなみに、こちらも京の七不思議に数えられています。
糺の森での恐怖体験
連理の賢木が生えてくると、紹介した「糺の森での恐怖体験」をご紹介します。
とある女性が糺の森を散策しているとおばあちゃんと思わしき女性と孫娘らしき女の子が水辺で遊んでいました。
その孫娘が水に手を漬けている姿が微笑ましく、思わずスマホで写真を撮影したところ、写真の中の女の子の顔が地縛霊のような恐ろしい顔になっていたのです。
慌てて女の子を見てみるも可愛らしい顔で遊んでいます。
写真の中でだけ女の子は恐ろしい顔になっている。
しかもその地縛霊のような顔は撮影した女性を睨むように視線をこちらに向けています。
怖くなった女性は、心の中で霊を鎮めるための言葉を思いつく限り呟きました。
すると水辺で遊んでいた少女は、おばあちゃんに向かって「何だかスッキリした」と言って去っていったそうです。
ひょっとしたら、光の反射などで顔が歪んで写っただけかもしれません。
しかし下鴨神社という人智を超えたパワーを持つ神社ゆえに、心霊現象のようなことも起こり得るのかもしれませんね。
下鴨神社が怖いとされる主な理由は、この糺の森にあります。
下鴨神社の境内にある糺の森はなんと東京ドーム3倍分もある広大な原生林。
昼でも薄暗いためなんとなく怖い、というイメージを持たれる人が多いようです。
かつてはその糺の森で「丑の刻参り」が行われた、という噂もあります。
糺の森の木の一本に、「丑の刻参りで使われたとしか思えない釘や藁人形が見つかった」とかなんとか。
下鴨神社は神様がいない?
下鴨神社の主たる神様は、左京区にある「御影山」という山にいらっしゃいます。
ちなみに御影山は御生山(みあれやま)とも呼ばれます。
御影山の麓にある御影神社では、下鴨神社と連携した神事が執り行われます。
つまり「下鴨神社の本殿には神様がいない」ということになります。
しかし、これは何かの理由でいなくなったというわけではなく、「元々山にいらっしゃった神様が招かれ、その後また山に帰って行った」ということなんです。
なので、神様がいないと不安になる必要はありません。
そして下鴨神社の境内にはたくさんの摂社があります。
そのため他の神様はいらっしゃいますので、安心して参拝してくださいね。
下鴨神社の7つの不思議
下鴨神社の糺の森には、「鴨の七不思議」の話があります。
これらは普通では考えられないような話ばかりです。
連理の賢木
下鴨神社の末社、相生社の手前には特別な木が3本あり、その中の2本は、まるで恋人のように途中で抱き合っているんです。
不思議なことに、この木は恋愛成就のシンボルとされています。
古い木が枯れたら、新しい恋の木が森のどこかで生まれるようです。
何でも柊
本殿の南西にある小さな神社の周りには、不思議なことにどんな木もヒイラギのように葉の端がギザギザになるんです。
なぜそうなるのかは、誰にもわかりません。
みたらし池の泡
夏のある時期になると、この池から不思議な泡が湧き出てきます。
この泡を使って作られたのが、有名なみたらし団子だと言われています。
この泡が出る理由も、今もなお謎のままです。
泉川の石
下鴨神社の神様は、烏の姿をした八咫烏だと伝えられています。
昔は、雨を願う神社があって、祈りが叶うと川の石がまるで喜んで跳ねるように動くと言われていました。
赤椿
森には珍しい赤いツバキがたくさんあります。
これは、他の地域から訪れる人たちと神社の人たちの間の地位の差を目立たなくするための工夫です。
船ヶ島・奈良社旧跡
ここには「船ヶ島」と呼ばれる場所があります。
昔の人は、戦いや干ばつの時にこの地域をかき混ぜると、小石が跳ねて世の中が平和になると信じていました。
切芝
森の中心には、古くからある特別な祭りの場所があります。
ここでは、昔から伝わる大切な儀式が行われています。
さらに、下鴨神社の神様である八咫烏は、3本足の烏で日本神話にも登場します。
神武天皇を案内したことで知られ、今も多くの人に親しまれています。
サッカー日本代表のユニフォームにも描かれていて、勝利を導くシンボルとされています。
現在の連理の賢木は実は4代目で、その歴史もまた神秘的な魅力の一つです。
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まとめ
今回は京都の中でも特に有名なパワースポットである下鴨神社について、怖いとされる理由をご紹介させていただきました。
不思議な現象が起きる下鴨神社はそのパワーゆえたくさんの人に愛されていますが、ネガティブな方へ力が発揮されることがあるのかもしれませんね。
とは言えやっぱり世界遺産にも選ばれた神社です。
ご利益も期待できますし、しっかりと正しく失礼のないような参拝をすれば神様も正しい道を教えてくれるのではないでしょうか。
必要以上に怖がる必要はありません。
礼節をわきまえ、尊敬の気持ちを持ってぜひ下鴨神社へ参拝しに行ってみてください。