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上賀茂神社の見どころ11選を修学旅行や観光向けに簡単に分かりやすく解説!

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上賀茂神社は京都区北区にある神社で、正式には賀茂別雷神社といいます。

ご利益としては厄除けや八方除、雷避け、災難避けをはじめ必勝や電気産業の守護もあります。

 

上賀茂神社の見どころは以下の11選です。

  • 2つの国宝と41の重要文化財を有する世界文化遺産
  • 社殿の壁に描かれた「影狛」
  • 境内で唯一塗装された「楼門」
  • 細殿前に盛られた「立砂」
  • ご利益さまざまな「摂社・末社」
  • 平日は出会えない「神馬」
  • 季節の移り変わりを感じられる「ならの小川」
  • 平安時代の趣を今に伝える「渉渓園」
  • 春の華やかな桜
  • 紅葉の季節
  • 上賀茂神社のユニークな御守り

 

山城の国一之宮として地域の人々から愛され、またユネスコ世界文化遺産にも登録された格式ある神社です。

 

この記事では、上賀茂神社の見どころの詳細とその歴史、アクセス方法などについて詳しく紹介していきます。

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上賀茂神社の見どころ11選

それぞれ詳しくご紹介していきます。

 

見どころ① 2つの国宝と41の重要文化財を有する世界文化遺産

上賀茂神社には国宝に指定された建造物が2棟、さらに境内には41の重要文化財があり、また境内全体もユネスコ世界文化遺産に登録されています。

 

国宝に指定されているのは「本殿」と「権殿」の2つの建物です。

 

本殿も権殿も1863年(文久3年)に再建されたもので、三間社二面流造という同じ形式で建てられた社殿です。

 

同じ造りの2棟が並んで建っており、東側が本殿で西側が権殿です。

 

同じ建物が並んでいるのには訳があります。

式年遷宮により本殿が改修に入るときに、権殿が本殿として使われるためです。

 

かつては式年遷宮のために本殿は取り壊され、新たな本殿を建造していたため、ご祭神を移す場所が必要でした。

そこで新たな本殿の建て替えに当たり権殿が本殿に代わり御祭神を祀っていたのです。

 

現在は本殿も権殿も国宝に指定されているため建替えることはなくなり、修復するようになりました。

式年遷宮は21年に一度行われ、前回は2015年に実施され次回は2036年です。

 

見どころ② 社殿の壁に描かれた「影狛」

上賀茂神社のもう一つの見どころは、社殿の壁に描かれた「影狛」という狛犬の絵です。

 

この絵は、日本の歴史上最も影響力のあった画派の一つである狩野派によって描かれたものです。

 

狩野派は、江戸時代に最も広く認知された画派であり、その作品は日本絵画の中でも特別な位置を占めています。

 

影狛の絵は、狩野派の繊細な筆使いと鮮やかな色彩が特徴で、日本の伝統的な絵画技法を今に伝える貴重な作品として高く評価されています。

 

 

見どころ③ 境内で唯一塗装された「楼門」

上賀茂神社の楼門は、1901年に国の重要文化財に指定されました。

 

この楼門は1628年に建設され、2016年には屋根の修理と塗り替えが行われました。

特に、上賀茂神社の楼門は、境内で唯一塗装された建物で、最後の塗り替えは1970年代に行われました。

 

赤い色は魔除けとしての意味があるとされ、建物の保護にも役立っています。

この赤い色には、酸化鉄を主成分とする弁柄が使用されており、「丹土」とも呼ばれています。

 

屋根の修理と塗り替えの工事は2017年秋に完成しました。

 

上賀茂神社楼門は、国宝の本殿と権殿の前に建てられており、その左右には東西の廊下が建っています。

これらも重要文化財に指定されています。

 

見どころ④ 細殿前に盛られた「立砂」

上賀茂神社の二の鳥居をくぐってすぐのところにあるのが細殿です。

この細殿は歴代の天皇や上皇、法皇などが訪れた時の仮御所として利用されていました。

 

現在ある細殿は1628年に造替えられたもので、重要文化財に指定されています。

この細殿の前には、2つの円錐状に盛られた「立砂」があります。

 

この立砂は上賀茂神社の御祭神である賀茂別雷大神が降臨したといわれる神山が円錐形をしていたことを由来としています。

 

見どころ⑤ ご利益さまざまな「摂社・末社」

上賀茂神社には、境内外に合わせて摂社や末社が全部で24社もあります。

 

それぞれの社には異なる神様が祀られ、様々なご利益があるんです。

例えば、5月ごろに美しいカキツバタが咲くことで知られる「大田神社」は、長寿と芸能の上達を願う神様を祀っています。

 

また、「若宮神社」では、若返りの神様をお祀りしています。

自分に必要なご利益を持つ社を訪れると良いでしょう。

 

特に、「片山御子神社」(重要文化財、通称・片岡社)は、楼門の近くにあり、縁結びや子授け、安産の神様を祀っていて女性の強い味方です。

 

ここでは賀茂別雷大神の母、玉依比売命(たまよりひめのみこと)を祀っており、『源氏物語』の作者、紫式部も頻繁に訪れたとされています。

 

見どころ⑥ 平日は出会えない「神馬」

一の鳥居から二の鳥居の間にあるのが神馬舎です。

 

神馬舎は文字通り神馬がいる建物ですが、神馬は日曜祝日や大きなお祀りがある日しか出社しないため、平日には出会うことがあまりありません。

 

もし神馬が出社している場合は、人参をあげることもできますよ。

 

 

見どころ⑦ 季節の移り変わりを感じられる「ならの小川」

上賀茂神社の境内を横切る川は、その美しい自然の景観で知られています。

 

川の周りには様々な木々が生い茂り、四季折々の美しさを提供しています。

 

特に秋には、その景観はさらに華やかになります。

紅葉した木々が川沿いに並び、その色とりどりの葉が川面に映り込んで、まるで色とりどりのトンネルを作り出しているかのようです。

 

この時期には、紅葉の美しさを求めて多くの人々が訪れます。

川のせせらぎと木々から落ちる葉の音が交じり合い、訪れる人々に心地よい癒しを与えています。

 

この川辺を散策すると日本の自然の美しさと、季節の移り変わりを身近に感じることができます。

 

見どころ⑧ 平安時代の趣を今に伝える「渉渓園」

上賀茂神社の前庭に広がるこの庭園は、平安時代の趣を今に伝える美しい場所です。

ここでは、特に「賀茂曲水宴」という伝統的な行事が行われます。

 

この行事では、平安時代の衣装を身に纏った歌人たちが集まり、川の流れに杯を浮かべながら和歌を詠みます。

 

この美しい光景は、日本の古き良き時代を彷彿とさせ、訪れる人々に深い感動を与えます。

 

庭園自体も四季折々の自然の美しさを楽しむことができる場所として、多くの人々に親しまれています。

 

春には桜が咲き乱れ、夏には緑が生い茂り、秋には紅葉が庭園を彩ります。

冬には、雪が降り積もる静寂な景色が庭園に訪れる人々の心を和ませます。

 

「賀茂曲水宴」の際には、川のせせらぎとともに歌人たちの声が庭園に響き渡り、遠い昔にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わうことができます。

 

上賀茂神社のこの庭園はその歴史的かつ文化的な価値に加え、美しい自然の景観も楽しめる特別な場所です。

 

見どころ⑨ 春の華やかな桜

上賀茂神社への参道は、一の鳥居から二の鳥居まで続き、多くの桜の木が並んでいます。

このエリアは春になるとピンク色の美しいしだれ桜でいっぱいになり、訪れる人々を歓迎します。

 

中でも、斎王桜、御所桜、風流桜などが有名です。

桜の最も美しい時期は、だいたい4月の初めから中旬です。

 

見どころ⑩ 紅葉の季節

上賀茂神社は秋の紅葉の季節になると、特に美しい景色を見せることで知られています。

この時期、神社の境内は赤やオレンジ、黄色に色づいた葉で覆われ、まるで絵画のような美しい風景を作り出します。

 

特に、ならの小川の周辺は、紅葉の美しさが際立ちます。

川の流れと周囲の木々の紅葉が織りなす景色は、訪れる人々に深い感動を与えるほどです。

 

この時期に上賀茂神社を訪れると、神社の静かな雰囲気と自然の美しさが見事に融合していることに気づきます。

 

歩いていると、木々の間から見える紅葉が日本の秋の魅力を存分に伝えてくれます。

 

また、紅葉の季節には、神社がさらに神聖な雰囲気を帯び、訪れる人々に穏やかな時間を提供します。

 

見どころ⑪ 上賀茂神社のユニークな御守り

上賀茂神社では、さまざまなお守りを用意しています。

これには、一般的な厄除けや旅行の安全を願うお守りから、もっとユニークなものまで含まれています。

 

例えば、「航空安全守」や「うまくいく守」など、特別な願いを込めたお守りもあります。

 

「うまくいく守」は、カード型のお守りで、その表と裏には合計で9頭の馬が描かれています。

この馬の数は「うまく(馬9)いく」という言葉遊びにちなんでいるそうです。

 

 

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上賀茂神社の季節ごとの行事

https://kyoto-locals.com/876.htmlhttps://kyoto-locals.com/2521.html

 

上賀茂神社の歴史や豆知識

上賀茂神社は正式には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といいます。

 

御祭神として祀られているのは賀茂別雷大神(かもわけいかづじおおかみ)で、神話によると加茂一族の姫君である加茂玉依姫売命と天津神との御子神とされています。

 

677年に加茂神宮を造営し、794年には当時の天皇が行幸したという記録があることから、平安京ができる前から上賀茂神社がこの地にあったことがわかります。

 

807年には神様の位の最上階である神階正一位が授与され神社として最も格式高い神社となりました。

 

上賀茂神社と皇室との関わり合いは深く、平安時代初期から未婚の内親王または女王が斎王(斎院)として神社に奉仕しています。

 

斎院の制度は現在なくなっていますが、上賀茂神社の祭礼である賀茂祭(葵祭)の際には一般市民から未婚所女性を斎王代が選ばれています。

 

御祭神が祀られる本殿は21年毎の式年遷宮により建替えられているため、現存する建物は建造された時代の物ではありませんが、1863年以降は建替えられていません。

 

さらに1953年に国宝に指定されたのちは建替えられませんので、修復を繰り返し現在に至っています。

 

上賀茂神社の参拝時間と料金

上賀茂神社は通常時期は二の鳥居内は午前5時30分から午後5時まで参拝可能で、楼門内は午前8時から午後4時45分まで参拝出来ます。

 

参拝料は不要で、自由に参拝出来ますよ。

 

特別拝観のときには午前10時から午後4時まで(土日祝日は午後4時30分まで)拝観できますが、特別参拝料金として500円がかかります。

 

上賀茂神社のアクセス

【車で向かう場合】

名神高速道路「京都南IC」からは約40分です。

 

【公共交通機関で向かう場合】

上賀茂神社は、京都市バスの「上賀茂神社前」バス停を下車してすぐ、「上賀茂御薗橋」バス停から徒歩約5分の場所にあります。

 

京都駅前からは市バスの「4系統」なら「上賀茂神社前」バス停で下車、「9系統」なら「上賀茂御薗橋」バス停で下車となります。

 

4系統は地下鉄北山駅や京阪出町柳駅からも乗車可能です。

 

上賀茂神社の駐車場

無料駐車場

上賀茂神社には無料駐車場はありません。

 

有料駐車場

駐車場名 上賀茂神社参拝者用駐車場
場所 京都府京都市北区上賀茂本山339
料金 午前6時~午後10時まで30分毎100円(繁忙日は午前9時から午後5時まで1回ごと1,000円)(元旦は午前9時から午後7時まで、1月2日・3日は午前9時から午後6時まで1回ごと1,000円)
台数 170台
会場までの距離 すぐ

 

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まとめ

上賀茂神社や上賀茂さんとして地元から愛されている賀茂別雷神社は、京都にある神社の中では最古の社と言われています。

 

御祭神は賀茂別雷大神で、厄除けや災難避けといったご利益以外にも電機産業の守護神として祀られていますよ。

 

上賀茂神社の御神紋は「二葉葵」で、北東の社には二葉葵が群生しています。

 

実はこの二葉葵の御神紋が上賀茂神社の祭礼である「賀茂祭」が「葵祭」と呼ばれるようになった理由です。

 

つまり京都三大祭りの1つ「葵祭」は、この上賀茂神社の祭礼なのですね。

 

上賀茂神社には実は美味しいコーヒーが飲めるカフェもあるので、コーヒーをいただきながら神社でのひと時を過ごすのもよさそうです。

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