貴船神社は京都市内からは遠い場所にあるのにかかわらず、パワースポットとして人気が高く参詣者が多い神社です。
もともとは水神様を祀る御社で、京都の貴船神社は全国約2,000社の貴船神社の総本宮です。
市街地にある神社仏閣と違い、自然豊かな貴船神社には3つの見どころがあります。
- 豊かな自然の中をめぐる「三社詣」
- パワースポットが満載
- 貴船神社創建の地にある「舟形石」
この記事では、貴船神社の見どころの詳細とその歴史、アクセス方法などについて詳しく紹介していきます。
貴船神社の見どころ3選
それぞれ詳しくご紹介していきます。
見どころ① 豊かな自然の中をめぐる「三社詣」
貴船神社は鞍馬山の麓という豊かな自然の中にある神社で、二の鳥居から先は石段の参道が続き、その両側には朱塗りの燈籠が並ぶ様子が有名です。
この参道を進むと、「本宮」「結社」「奥宮」の三社が貴船神社の境内にありますが、これらすべてに参拝方法を「三社詣」といいます。
貴船神社は朝6時から開門しており、早朝なら人も少なく豊かな自然を満喫しながら参詣できますよ。
自然の緑と朱塗りの燈籠や鳥居のコントラストが美しい境内を、ゆっくりと巡る「三社詣」を楽しみましょう。
まずは本宮に参拝した後、奥の宮に向かい、最後に結社に参拝するルートが正しい参拝方法といわれています。
一般的には1時間程度、ゆっくりと巡っても2時間程度で参拝できますよ!
見どころ② パワースポットが満載
貴船神社は京都随一のパワースポットとして知られています。
本宮の社殿前には御神水という貴船山の湧き水があり、この湧き水に浮かべて占い結果を見る「水占いみくじ」があります。
奥宮は貴船神社創建の地で、日本三大龍穴の1つがあり大地のエネルギーが感じられるパワースポットとして知られています。
龍穴を直接見ることは叶いませんが、奥宮に詣でればご神気に触れられそうですね!
結社は「恋の宮」とも称される恋愛のパワースポットで、良縁や結婚など恋愛関係のご利益が高く、平安時代の女流歌人の和泉式部も詣でたといわれています。
見どころ③ 貴船神社創建の地にある「舟形石」
奥宮には「舟形石」があります。
この石は初代天皇・桓武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が乗っていた「黄船」が隠されているといわれています。
近くで見ると石垣に見える舟形石ですが、少し離れた場所から見ると舟の形に見えますよ!
貴船神社の季節ごとの行事
貴船神社の歴史や豆知識
京都市左京区にある貴船神社は、日本全国にある約2,000社の貴船神社の総本社で、本宮に「伊奘諾尊(いざなぎのみこと)」の御子神(みこがみ)で水の供給を司るとされる「高龗神(たかおかみのかみ)」を祀っている水の神様の社です。
奥宮には「龍穴」と呼ばれる大きな穴があり、この上に貴船神社が創建されました。
677年(飛鳥時代)にはすでに社殿を作り替えたという記録があることから、貴船神社はかなり古くから貴船の地にある神社であることが分かります。
奥宮から現在の本宮に社殿が移った理由は、貴船川が氾濫したことにより社が流されたためで、1055年には現在の本宮の位置に社は移転しています。
奥宮には「高龗神」と共に船玉神(ふなだまのかみ)である「闇龗神(くらおかみのかみ)」と、初代天皇の母である「玉依姫命」も祀られているのです。
結社には「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」の姉姫である「磐長姫命(いわながひめのみこと)」が祀られています。
縁結びの神様として知られる「磐長姫命」を祀る結社は「愛の宮」として知られ、結び文に願いを書いて結び処に結んで祈ることで願いが叶うのです。
恋愛以外にも「良縁を結ぶ」ご利益があるとされるため、就職祈願や合格祈願に訪れる人もいますよ!
御守授与所には水色や桃色の「むすび守り」という縁結びの神様らしいお守りがあるので、良縁を得たい方はぜひ授かってきてください。
水神様である貴船神社には、水にまつわる神事などが数多くあります。
3月の雨乞い祭や7月の貴船の水まつり(七夕神事)が代表的な水にまつわる神事で、特に貴船の水まつりの期間は、五節供神事でもある七夕神事とあわせ境内には笹飾りが飾られ夜間にはライトアップもありますよ。
貴船神事の祭事の中には、先着順で参列可能な祭事もあるため、参列を希望する方はできるだけ早く貴船神社に出かけてください。
貴船神社の参拝時間と料金
貴船神社の本宮の開門時間は季節によって変わります。
5月1日~11月30日までは午前6時から午後8時まで、12月1日~4月30日までは午前6時から午後6時までです。
年末年始は特別時間として開門していますよ!
水占みくじや御守り、御朱印などの授与が受けられる時間は午前9時から午後5時までです。
参拝料は無料です。
貴船神社のアクセス
【車で向かう場合】
京都駅から北へ約40分です。
名神高速道路「京都東IC」から約50分、「京都南IC」からは約50分です。
【公共交通機関で向かう場合】
叡山電鉄を利用する場合「貴船口」駅を下車し、市バス「33系統」の貴船口駅前から「貴船」バス停で下車してすぐです。
市営地下鉄烏丸線を利用する場合「国際会館」駅を下車し市バス52系統で「貴船口」バス停で下車、徒歩2分ほどの場所にある「貴船口駅前」バス停にいき、市バス「33系統」に乗り「貴船」バス停で下車してすぐです。
貴船神社の駐車場
無料駐車場
貴船神社には無料駐車場はありません。
有料駐車場
貴船神社専用の駐車場が2カ所あります。
駐車場名 | 貴船神社本宮駐車場 |
場所 | 京都府京都市左京区鞍馬貴船町 |
料金 | 2時間800円 |
台数 | 10台 |
会場までの距離 | すぐ目の前 |
駐車場名 | 貴船神社奥宮駐車場 |
場所 | 京都府京都市左京区鞍馬貴船町 |
料金 | 2時間800円 |
台数 | 15台 |
会場までの距離 | すぐ目の前 |
貴船神社周辺は道幅が狭くすれ違いが困難な場所が多々あるため、市営地下鉄烏丸線沿線や叡山鉄道沿線に駐車して公共交通機関を利用するパーク&ライドを勧めています。
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まとめ
全国に約2,000社ある貴船神社の総本宮である京都市左京区の貴船神社は、677年には社殿を作り替えた記録があることからとても古い歴史を持つ神社と考えられています。
貴船川の氾濫によりもともと龍穴の上に創建された社は現在の本宮の位置に移され、元の社の場所は奥宮となりました。
他に良縁を結ぶとされる結社があり、これら3つの社を巡る「三社詣」が貴船神社の参拝方法として知られています。
水神様として知られる貴船神社では、水にまつわる神事も執り行われ、7月の貴船水まつりでは境内にたくさんの笹飾りが飾られます。
鞍馬山の麓という豊かな自然の中にある貴船神社は、季節ごとに美しい風景を見せてくれます。
一度と言わず、四季ごとに異なる風景を楽しみに何度も訪れたい御社です。