地元では「毘沙門さん」と呼ばれ愛されている毘沙門堂には、樹齢150年以上といわれるシダレサクラがあります。
4月上旬ごろにはこのシダレサクラを中心として境内にはたくさんの桜が咲き乱れます。
この記事では毘沙門堂の桜の見ごろをはじめ、境内に植えられている桜の品種、ライトアップの有無といった情報をまとめています。
地元に住むからこそ知っている見どころをはじめ、毘沙門堂周辺の桜スポットも合わせてご紹介していきます。
毘沙門堂の桜2024の見ごろ時期や開花状況
【見ごろ時期】
例年ですと毘沙門堂の桜の見ごろは4月上旬です。
2024年の冬は暖冬傾向にあるため、桜の開花時期はやや早まる可能性もあります。
【開花状況】
毘沙門堂の桜の開花状況は、京都観光ナビの桜だよりで確認することができます。
また、ウェザーニュースでも桜の開花状況や訪れた人の桜リポートが掲載されているので、併せてチェックするのもおすすめです。
毘沙門堂ではSNSでも情報発信しているので、こちらも参考にしてください。
・公式X
毘沙門堂の桜の種類は?
毘沙門堂で見られる桜の種類は「シダレサクラ」「ソメイヨシノ」「ベニシダレサクラ」「ボタンサクラ」「ギョイコウ」など約80本です。
毘沙門堂の桜のライトアップ情報
毘沙門堂では残念ながら桜のライトアップは実施されていません。
毘沙門堂の桜の見どころやおすすめポイントは?
毘沙門堂には樹齢150年以上で、枝ぶり30mという大きなシダレサクラが宸殿近くに植えられています。
「毘沙門しだれ」とも呼ばれており、淡く白い花が咲くのが特徴的な桜です。
実はこの毘沙門しだれは「山科区民の誇りの木」に指定されており、地元では人気の桜のスポットの一つです。
毘沙門しだれは白っぽい花ですが、濃い紅色の花をつけるベニシダレサクラや赤紫に近い色の花が咲くボタンサクラ、緑色の花が咲くギョイコウといった桜も咲きます。
境内のあちこちに様々な色合いの桜が咲くため、それぞれの桜の違いを楽しみながら散策するとよいですよ。
2024年4月7日には花まつりも開催されます。
花まつりというのは桜を見るためのお祭りではなく、お釈迦様の生誕を祝う行事で正式には「灌仏会」といいます。
この日には参道に縁日が出たり、奉納演奏や演舞なども行われるため賑やかになりますよ。
毘沙門堂の基本情報
観覧時間 | 午前9時から午後5時まで(受付終了は午後4時30分) |
料金 | 入山料として 大人:500円/高校生以下400円/小学生300円 |
住所 | 京都市山科区安朱稲荷山町18番地 |
お問い合わせ | TEL 075-581-0328 |
公式サイト | https://www.bishamon.or.jp/ |
毘沙門堂のアクセス
【公共交通機関で向かう場合】
JR/市営地下鉄/京阪電車の「山科」駅から徒歩約20分
(近隣にはバス停がないため徒歩またはタクシーでの移動が必要です)
【車で向かう場合】
名神高速道路「京都東」ICから車で約10分
毘沙門堂の駐車場
無料駐車場
毘沙門堂境内には無料駐車場があります。
ただ台数が10台分と少ないため、桜のシーズンには駐車できない場合があります。
有料駐車場
毘沙門堂付近には有料駐車場がありますが、台数が限られていたり事前予約が必要だったりする場所が多くなります。
駐車場名 | akippa 小石邸 |
住所 | 京都市山科区安朱馬場ノ東町23-28 |
料金 | 330円 |
台数 | 1台 |
会場までの距離 | 徒歩約7分 |
駐車場名 | akippa 安朱中溝町ガレージ |
住所 | 京都市山科区安朱中溝町30-3 |
料金 | 440円 |
台数 | 1台(軽自動車のみ) |
会場までの距離 | 徒歩約8分 |
駐車場名 | JR山科駅北パーキング |
住所 | 京都市山科区安朱中小路町 18-20 |
料金 | 30分ごと100円 最大料金700円 |
台数 | 3台 |
会場までの距離 | 徒歩約15分 |
毘沙門堂の桜の混雑は?
毘沙門堂は山科区では人気が高い桜のスポットですが、交通の便があまりよくない位置にあるためか大混雑することは少なく、花まつりの日を除けばあまり気にならない程度の混雑です。
境内に無料の駐車場がありますが、台数が10台程度と限られるため桜の季節には満車になることがあるため、車で行くならなるべく早い時間帯に行くことをおすすめします。
また日中は比較的人出が多い傾向があるので、タクシーや徒歩で訪れるときにも混雑を避けたい場合には午前中に訪れるとよいですよ。
毘沙門堂から近い桜のスポットは?
毘沙門堂から近い桜のスポットには大石神社や将軍塚青龍殿があります。
大石神社は忠臣蔵で知られる赤穂浪士・大石内蔵助を祭神として創建された神社で、ご神木のシダレサクラ「大石桜」が見事です。
将軍塚青龍殿は京都市内が一望できる大舞台からの眺めが見事です。
京都市内が桜色に染められる様子が眺められるだけではなく、西展望台近くには桜を間近に見られるポイントがありますよ。
京都の目的別お花見スポット
早咲き桜が見れるスポット
桜の隠れた名所
桜のライトアップが見れるスポット
桜祭りが楽しめるスポット
お花見とピクニックが楽しめるスポット
まとめ
旧門跡寺院である毘沙門堂には、「毘沙門しだれ」と呼ばれる枝幅30mという大木のシダレサクラがあります。
樹齢150年を超える毘沙門しだれをはじめとして、濃いピンク色の花が咲くベニシダレサクラや、さらに濃い色の花が咲くボタンサクラ、緑色の花がさくギョイコウといった趣が異なる桜も楽しめます。
4月7日には花まつりも開催され、境内は賑やかな雰囲気となります。
混雑を避けたい場合にはこの日を避けて訪れるのもおすすめですよ。