天龍寺の見どころ9選を修学旅行や観光向けに簡単に分かりやすく解説! | 京都の地元民情報
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天龍寺の見どころ9選を修学旅行や観光向けに簡単に分かりやすく解説!

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臨済宗天龍寺派の大本山で世界遺産にも登録されている天龍寺といえば、巨大な雲龍図が有名です。

 

他にも四季折々の風景が楽しめる庭園や、庫裡ある衝立もインパクトがありますよ。

 

参拝にはおおよそ1時間程度かかるほど広い天龍寺について、9つの見どころを含め、歴史や豆知識も紹介します。

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天龍寺の見どころ9選

それぞれ詳しくご紹介していきます。

 

見どころ① 美しい「庭園」

天龍寺にはきれいな庭がありますが、その中でも曹源池庭園は特に有名ですね。

この庭は、約700年前に作られた池を中心にした庭園で、どこから見ても美しいと評判です。

 

秋になると、紅葉で有名な嵐山が背景になって、赤や黄色、オレンジの葉が池に映えて、とても美しい風景が広がります。

 

紅葉の季節には多くの人が訪れるので、朝早くに行くのがおすすめです。

 

座敷から見る庭の紅葉はまるで絵画のようで、人気の写真スポットになっています。

 

天龍寺の庭はとても広く、いろんな場所や角度からその美しさを楽しめます。

この庭には色々な種類の植物があります。

 

特に彼岸花や珍しい八角形の葉を持つ八角蓮は、美しく目を引きます。

 

季節によって庭の景色が大きく変わるので、いつ訪れても新しい発見がありますよ。

特に紅葉が最も美しいのは11月中旬頃です。

 

見どころ② 迫力ある「雲龍図」

天龍寺には、庭園や紅葉と一緒に雲龍図も有名です。

 

大方丈にある雲龍図の襖絵は、18世紀に活躍した画家、曾我蕭白が描いたもので、天龍寺にあるのはとてもきれいに作られたコピーです。

本物はボストンの美術館にあるんですが、このコピーも大きくて迫力があります。

 

別の場所にある雲龍図は、天井いっぱいに描かれています。

どこから見ても龍がこちらを見ているように感じるので、ぜひ天井を見上げながら一周してみてください。

 

龍の目が自分を追いかけているようで、不思議な体験ができますよ。

 

ただし、この雲龍図がいつも見られるわけではないので、行く前に公開情報を確認してください。

 

見どころ③ 素晴らしい襖絵

天龍寺には、達磨絵や雲龍図以外にも素晴らしい襖絵がたくさんあります。

特に唐獅子の襖絵は、力強く描かれた唐獅子がいくつもあって、見る人を引きつけます。

 

庭園や雲龍図だけでなく、これらの絵もじっくり見てみるといいですよ。

 

見どころ④ 立派な鬼瓦

また、天龍寺には立派な鬼瓦もあるので、それも見てみてください。

多宝殿に向かう廊下も、とても趣があって、写真を撮るのにおすすめのスポットです。

 

 

見どころ⑤ 景色が美しい廊下

廊下の両側から見える木々や日差しが心地よく、歩いているとわくわくします。

 

 

この廊下は一周できるので、何度も通ることになるかもしれませんが、そのたびに違った景色が楽しめます。

大きな鐘を見つけるのも楽しいですよ。

 

見どころ⑥ 大きな「達磨絵」

天龍寺には雲龍図と並んで、大きな達磨の絵がたくさんの人の目を引いています。

この達磨の絵を実際に見ると、その大きさにびっくりします。

 

 

顔はちょっと厳しい表情をしていますが、なんだかかわいくも見えて、達磨をモチーフにしたお守りやキーホルダーなどが人気です。

 

他にも達磨の絵があるので、見つけてみてくださいね。

 

見どころ⑦ カエルの像が置かれてる「愛の泉」

天龍寺には「愛の泉」という名前の場所があります。

 

そこにはいくつかのカエルの像が置かれていて、その前にはお皿があります。

このお皿にコインを投げて入れると、良いことがあると言われていますよ。

 

 

金運アップを願って、コイン投げに挑戦してみるのはどうでしょうか。

けっこう距離があって、なかなか難しいので、多くの観光客が何回も挑戦しています。

 

見どころ⑧ 御朱印

天龍寺でいただける御朱印は「覚王宝殿」という名前が書かれていて、全部スタンプで押されています。

 

この御朱印は200円で手に入ります。

 

天龍寺のオリジナル御朱印帳を買うと、手書きの御朱印がもらえます。

この御朱印帳は朱印代も含めて1200円なので、手書きの御朱印がほしい方はこちらの購入がおすすめです。

 

天龍寺には、おしゃれな御朱印帳袋もいくつかありますよ。

興味があれば、ぜひチェックしてみてください。

 

 

天龍寺での参拝をきっかけに御朱印集めを始めるのもいいですね。

京都には御朱印を集めている人が多いので、有名なスポットを巡るルートを考えてみるのも楽しいでしょう。

 

見どころ⑨ 天龍寺の限定商品

天龍寺では、雲龍図や達磨絵に関連した商品がたくさん売っています。

家に飾ったり、財布に入れて持ち歩いたりできるいろいろなアイテムがあるので、お守りとして買ってみてはどうでしょうか。

 

特に、達磨のキーホルダーは目が芽生えるデザインで、開運のお守りとして人気があります。

 

雲龍図のポストカードや小さなストラップなど、手軽に買えるものも多いです。

天龍寺に行った記念に、雲龍図の商品を購入するのもいいですね。

 

参拝料に加えて500円かかりますが、法堂の天井の雲龍図を見た後に、記念に何か買って帰るのもおすすめです。

これらは京都のお土産としても喜ばれるでしょう。

 

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天龍寺の歴史や豆知識

天龍寺は1339年に、後醍醐天皇の菩提を弔うために創建された臨済宗の寺院です。

 

天龍寺の前身は禅寺・檀林寺という寺院で、檀林寺が廃絶した後に後嵯峨上皇が仙洞御所を造営し、亀山上皇もまた仮御所としてこの地を利用していました。

 

この頃は渡月橋や亀山公園なども境内地であったという広大な寺院でしたが、度重なる火災や兵火により境内はかつての10分の一程度まで減少し現在の約3万坪の敷地になりました。

 

火災や兵火に見舞われた回数は大きなものだけでも8回あり、その最大のものとしては1447年の火災と応仁の乱によるものでした。

 

この二つの災禍で天龍寺は大きな被害を受けましたが、1585年に豊臣秀吉が寄進したことで順調は復興を遂げましたが、その後も火災や政変による兵火などで被害を受けています。

 

現在の天龍寺の寺観となったのは1935年と昭和に入ってからです。

 

度重なる災禍の中でも、塔頭の松巌寺、慈済院、弘源寺という3つの寺院は1864年の蛤御門の変による兵火を逃れたため、室町時代や江戸時代の様式が残っています。

 

天龍寺派このような災禍を乗り越え現在に至る寺院で、多くの建造物が比較的新しい時代に建てられています。

 

庫裡と大方丈は1899年、小方丈は1924年、多宝殿は1934年にそれぞれ建立されたものです。

 

雲龍図があることで知られる法堂は江戸時代の後期に建立された「雲居庵禅堂」という建物を移築したもので、1899年に鈴木松年が天井に雲の乗る龍の絵が描かれました。

 

ただ鈴木松年が描いた雲龍図は損傷が激しくなり、1997年に新しく加山又造により新しい雲龍図が描かれました。

 

鈴木松年の雲龍図は一部が保存され、毎年2月に大方丈にて一般公開されますよ。

 

天龍寺の参拝時間と料金

名称 臨済宗天龍寺派大本山天龍寺
拝観時間 午前8時30分から午後5時(受付終了午後4時50分)
拝観料 ・庭園(曹源池・百花苑)高校生以上:500円/小中学生:300円

・諸堂(大方丈・書院・多宝殿) 庭園参拝料に300円追加

・法堂「雲龍図」特別公開 1人500円

住所 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
お問い合わせ TEL:075-881-1235
公式サイト https://www.tenryuji.com/

 

天龍寺のアクセス

【公共交通機関で向かう場合】

・京福電鉄嵐山線「嵐山」駅からすぐ

・JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅から徒歩約13分

・阪急電車「嵐山」駅か徒歩約15分

・市バス「嵐山天龍寺前」バス停からすぐ

・京都バス「京福嵐山駅前」バス停からすぐ

 

【車で向かう場合】

・名神高速道路「京都南」ICから約30分

 

天龍寺の駐車場

天龍寺周辺の駐車場の状況についてまとめます。

 

無料駐車場

天龍寺には残念ながら無料駐車場はありません。

 

有料駐車場

駐車場名 天龍寺駐車場
住所 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
料金 1回 1,000円(乗用車)
台数 約100台
会場までの距離 すぐ

 

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まとめ

世界遺産にも登録されている天龍寺は創建から度重なる火災、兵火に合ったことで、歴史ある寺院でありながらも建築物の多くは1899年から1930年代に建てられています。

 

京都五山の1位の寺格を持つ寺院ですが、意外にも国宝や重要文化財に指定された建築物が少ないのはこのような理由からなのでしょう。

 

ただ日本で初めて特別名勝に指定された夢窓国師作庭とされる曹源池庭園や、加山又造作による雲龍図など見どころが多い寺院なので観光スポットとして人気が高くなっています。

 

境内には室町時代や江戸時代から災禍を逃れその姿を残す塔頭寺院もあり、歴史が感じられる場所もありますよ。

 

四季折々の自然も美しい天龍寺にぜひ足を運んでくださいね。

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