西本願寺は「お西さん」と地元の人から呼ばれている寺院で、正式には龍谷山本願寺といいます。神社ではなく寺院ということもあり初詣の期間中は比較的空いていることが多く、穴場スポットといえます。
西本願寺ではお札やお守りの授与などがありませんが、世界文化遺産に登録された美しい建物が無料で見られます。
初詣期間中に屋台が出店するという情報はありませんので、屋台グルメは楽しめませんが寺院ならではのお正月が過ごせますよ。
この記事では西本願寺に初詣に訪れるときの参考になる情報をまとめました。
西本願寺初詣2025の混雑状況
西本願寺は世界文化遺産に登録されている人気の観光スポットですが、混雑がひどくなることはほとんどありません。
お正月は比較的静かな中で参拝できる寺院です。
混雑する時間帯
寺院の初詣というと、12月31日の除夜の鐘を思い浮かべる人が多いかもしれません。
そのため西本願寺にも除夜の鐘を撞きに行きたいと思う人がいるかもしれませんが、西本願寺には鐘楼がないため除夜の鐘を撞くこともできません。
このような理由から12月31日も混雑することはありません。
1月1日~3日の混雑状況
寺院ということもあり、1月1日から3日にかけても混雑することはほとんどありません。それなりの人出はありますが、境内が広いため混雑を感じさせることはありません。
お正月すぎの混雑状況
お正月過ぎの方が1月1日から3日にかけてより混み合うことがあります。
もともと西本願寺は人気がある観光スポットの1つで、さらに境内は無料で参拝できる寺院です。
世界文化遺産にも登録され、国宝や重要文化財に登録されている建物が無料で見られるスポットとして人気が高い寺院です。
初詣期間が終わると人気観光スポットとして混み合うことがあります。
西本願寺初詣2025の参拝時間のおすすめは?
お正月期間中であれば、寒さが和らぐ日中に参拝するのがおすすめです。
お正月過ぎの場合は、昼間の時間帯にはさまざまな法要あるため法要に参加する人によって混雑することがあります。
どうしても混雑を避けるなら日中の時間帯を避けると空いています。
西本願寺初詣のおすすめのポイント3選
それぞれ詳しくご紹介していきます。
国宝
西本願寺には国宝に指定されている建造物がいくつかあります。
御影堂は東西に48m、南北は62m、高さは29mと大きな建物で、2009年に大修復が終わっています。
阿弥陀堂も非常に大きな建物で、東西に42m、南北に45m、高さ25mあります。
京都三名閣の1つである飛雲閣も西本願寺にあります。
非常に豪華な装飾彫刻が施された唐門は2021年に修復が終わり、色鮮やかな様子を間近に見られます。
桃山時代の代表的な書院造の様式で建てられた書院も国宝に指定されています。このような国宝を見て回ってみてくださいね。
大銀杏
これが一本の樹木なのかと思うほど大きく枝葉を広げた銀杏が境内にあります。その姿はまるで根っこを天に広げたように見えることから「逆さ銀杏」とも呼ばれています。
樹齢は400年を超え、京都市の天然記念物にも指定されています。
埋木
木造建築である御影堂や阿弥陀堂の廊下や縁側に使われている材木には、節穴や亀裂などが生じます。
これらを塞ぐ「埋木」という技術がありますが、この埋木には動物や植物、風景、物などを象ったものがあります。
参拝の際にはぜひ探してみてください。
西本願寺初詣2025の屋台情報
西本願寺は広い境内を持つ寺院ですが、初詣時に屋台が出店することは残念ながらありません。
西本願寺の詳細
例年の人出 | 混雑するという情報はない |
御利益 | すべての人の幸せ |
アクセス | ・市バス及び京阪バス「西本願寺」バス停から徒歩約1分
・市バス「島原口」バス停から徒歩約1分 ・JR「京都」駅から徒歩約5分 ・阪急「大宮」駅・京阪「七条」駅から徒歩約10分 |
公式HP | https://www.hongwanji.kyoto/ |
西本願寺初詣の駐車場
初詣時に利用できる西本願寺周辺の駐車場についてまとめます。
無料駐車場
西本願寺に参拝者が無料で駐車できる駐車場があります。
約300台駐車可能となっているため、満車になることはほぼないでしょう。
有料駐車場
駐車場名 | リパーク 西本願寺西駐車場 |
住所 | 京都府京都市下京区大宮1丁目572 |
料金 | 午前8時から午後10時 25分毎200円
午後10時から午前8時 60分毎100円 最大500円 入庫後24時間以内900円 |
台数 | 6台 |
会場までの距離 | すぐ近く |
西本願寺から近い初詣スポットは?
西本願寺から近い初詣スポットとしては東本願寺があります。
戦国時代以前は西本願寺と東本願寺と別々の宗派ではなく、親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗の寺院でしたが、第11代顕如上人の子どもである教如上人と准如上人の時に西と東に分かれました。
西本願寺は准如上人が継職し、東本願寺は教如上人が新たな本願寺として創立したものです。
二つの本願寺の歴史を感じながら、両方の本願寺を参拝するのもおすすめです。
まとめ
西本願寺は初詣の期間中は比較的空いており、静かな雰囲気で初詣したいというひとにはぴったりの寺院です。屋台の出店などはありませんので、邪念(食欲)に負けずに参拝できますよ。
また世界文化遺産に登録されている寺院でありながらも、参拝料がかかりません。
国宝や重要文化財に指定された建物などもゆっくりと見て回れる機会となるので、寺院のお正月も楽しみたいという人におすすめです。
境内は広いためぜひじっくりと見学していってくださいね。