平等院といえば10円玉に描かれている鳳凰堂が有名な寺院です。
お寺ですが毎年お正月には多くの人が訪れる初詣スポットの1つになっています。
平等院の初詣は神社ではないため参拝するというよりは12月31日に除夜の鐘を突きに行く、境内を散策し鳳凰堂を見学するなどがメインとなります。
鳳凰堂内部の見学は長い時で1時間待ちが発生することがあります。
この記事では平等院に初詣に訪れるときの参考になる情報をまとめました。
平等院初詣2025の屋台は?
平等院のお正月ですが、残念ながら境内には屋台が出店しません。
平等院初詣2025の混雑状況
平等院は京都府内では11番目に人出が多い多い初詣スポットです。
その中でも特に混雑する時間帯や、三が日の混雑状況、お正月過ぎの混雑状況についてまとめました。
混雑する時間帯
平等院が最も込み合うのは12月31日の深夜です。この時間帯は除夜の鐘をつくために行列ができます。
2021年から2022年のコロナ禍においても除夜の鐘をつくための行列が午前0時を回った時点でも約150m離れた福寿園の宇治茶停前まで続いていたほどです。
深夜11時30分ごろからはじまり、1月1日午前1時ごろまで5~6名について1回の鐘付ができます。
なお除夜の鐘の時間帯は、庭園や鳳凰堂などの拝観はできませんのでご注意ください。
1月1日~3日の混雑状況
京都市内の神社に比べると混雑は少なくなりますが、もともと人気観光スポットということもあり1月1日~3日の間も比較的混雑することが多くなります。
平等院の中でも人が集まりやすい鳳凰堂内部の見学は、1時間程度の待ち時間が発生することがあります。
なお平等院鳳凰堂内部の見学は20分毎に1回50名が拝観できるという条件があるため、1時間待ちといっても待っている人の最大人数は200人程度となります。
ただゴールデンウィークなどの場合には3時間待ちというケースもあるため、それに比べると混雑具合は落ち着いているともいえます。
お正月すぎの混雑状況
1月3日以降も、基本的には平等院が空くことは少なくなりますが、初詣として訪れる人が減ってきます。
一般的な休日の混雑状況と同じような人出です。
平等院初詣2025の参拝時間のおすすめは?
平等院は庭園なら午前8時半から、鳳凰堂内部の拝観は午前9時に受付が開始となるため、午前8時半ごろに到着して参拝すると混雑が避けられます。
除夜の鐘をつきに行く場合には、23時には平等院に到着していた方がよいでしょう。
平等院初詣のおすすめのポイント3選
それぞれ詳しくご紹介していきます。
除夜の鐘
平等院にある梵鐘は「天下の三名鐘」として知られています。現在鐘楼にある梵鐘は2代目として複製されたものですが、もともとの梵鐘と同じ造りとなっています。
12月31日から1月1日にかけてはこの梵鐘を一般の人でもつけます。
また先着1,000名には例年多幸を祈念した特製の絵馬がいただけるので、せっかくなら先着1,000名を目指して早めに除夜の鐘をつきに出掛けてはいかがでしょうか。
なお除夜の鐘をつくためには表門ではなく「南門」から境内に入るため、誤って表門に行かないよう注意してください。
鳳凰堂
平等院といえば真っ先に思い浮かべるのは左右対称で作られている建物「鳳凰堂」でしょう。
鳳凰堂は10円玉に描かれている建物として有名ですし、1万円札の裏に描かれた鳳凰の意匠も鳳凰堂のものです。
鳳凰堂の外観は庭園を散策する中で眺められますし、内部の拝観もできますよ。
鳳翔館
平等院には多くの国宝や重要文化財がありますが、これらを間近に感じられるのが平等院ミュージアムである「鳳翔館」です。
除夜の鐘でつける梵鐘の「本物」は、この鳳翔館に展示されています。
鳳凰堂の屋根にある「鳳凰」も実は創建当時の物ではありませんが、鳳翔館には初代鳳凰が展示保存されています。
平等院の詳細
例年の人出 | 京都で11番目に多いが1~2万人程度 |
御利益 | 開運出世・金運アップ など |
アクセス | 平等院は、JR奈良線や京阪宇治線の「宇治」駅からは徒歩約10分
京滋バイパス「宇治東IC」から約10分 |
公式HP | https://www.byodoin.or.jp/ |
平等院初詣の駐車場
無料駐車場
平等院には残念ながら無料駐車場はありません。
有料駐車場
駐車場名 | 宇治駐車場 |
住所 | 京都府宇治市宇治塔川122 |
料金 | 700円 |
台数 | 約75~200台 |
会場までの距離 | 徒歩約1分 |
平等院から近い初詣スポットは?
平等院から近い初詣スポットとしては宇治上神社があります。
世界文化遺産に登録された神社で、神社建築として現存している最古の遺構といわれています。
かつて宇治は「兎道」と書かれていたといわれ、宇治上神社では兎がお守りの紋として使われています。
境内ではかわいらしい「うさぎみくじ」もあるので、ぜひ初詣に出かけた際にはうさぎみくじを引いてみてくださいね。
まとめ
平等院は年明けの初詣よりは12月31日から1月1日にかけての除夜会(除夜の鐘)に訪れたいという人が多いかもしれません。
先着1,000名には特製の絵馬がいただけるため、せっかく除夜の鐘を突きに行くならできるだけ早めに並ぶことをおすすめします。
年明け1月1日以降も初詣に訪れる人はいますが、初詣に訪れるというよりは観光目的で訪れる人が多くなります。
基本的には人気が高い観光スポットなのでもともと混雑しやすい寺院です。
混雑を避けるのであれば午前8時半の庭園の拝観が可能になる時間に訪れ、早めに鳳凰堂内部の見学などを済ませるのがおすすめです。