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智積院の見どころ2選を修学旅行や観光向けに簡単に分かりやすく解説!

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真言宗智山派の総本山である智積院は、国宝に指定されている壁画や名勝庭園などが有名な寺院です。

 

安土桃山時代の文化を肌で感じられる寺院で、煌びやかな襖絵を数多く所蔵し、その一部は実際に見ることが可能です。

 

「利休好みの庭」と伝えられる名勝庭園は、築山や泉水庭の先駆をなした庭園です。

 

この記事では参拝におおよそ30分から1時間かかる智積院について2つの見どころを含め、歴史や豆知識を紹介します。

 

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智積院の見どころ2選

それぞれ詳しくご紹介していきます。

 

見どころ① 煌びやかな壁画・襖絵

現在智積院がある土地には「祥雲禅寺」という寺院があり、豊臣秀吉が幼くして亡くなった息子の菩提を弔うために建立した寺院でした。

 

派手好みでしられる豊臣秀吉が贅を尽くして建てさせたといわれる寺院で、安土桃山時代らしい煌びやかな寺院だったといいます。

 

そのためか、当時の煌びやかな壁画や襖絵などが現在も智積院には引き継がれており、その一部は宝物館や書院などで間近に見られます。

 

宝物館に収蔵・展示されているのは桃山時代の絵師長谷川等伯が描いた「楓図」とその息子である久蔵が描いた「桜図」です。

 

どちらも国宝に指定された障壁画で、ガラスケース越しにはなりますが間近で見られます。

 

他にも国宝「松に黄蜀葵図」、国宝「松に秋草図」なども宝物館には収蔵・展示されています。

 

大書院には宝物館にある「楓図」「桜図」の複製画が襖絵として描かれています。

 

まずは宝物館で本物を見た後に、大書院の複製画を見に行くことをおすすめします。

 

複製画は実に華やかな襖絵ですが、本物の方は時代を乗り越えてきただけに華やかさには欠けるかもしれません。

 

見どころ② 名勝庭園

書院前には千利休好みといわれる池泉鑑賞式庭園があり、名勝庭園に指定されています。

 

この庭園も祥雲禅寺の時代に作庭されたもので、一部分は江戸時代に改造されています。

 

この庭園を造ったのは有名な作庭師でもある小堀遠州で、師匠であった千利休を想いこの庭を作ったといわれています。

 

名勝庭園は大書院から眺めることが可能で、この大書院に先ほど紹介した「桜図」「楓図」が壁に描かれていました。

 

現在ある「桜図」「楓図」は複製品ですが、当時の華やかな雰囲気が伝わってきます。

 

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智積院の歴史や豆知識

智積院はもともと現在の和歌山県の根来山にあった大伝法院というお寺の塔頭寺院で、真言宗の根本道場として栄えた寺院でした。

 

最盛期には6000人の学僧が学ぶ巨大勢力となったことで当時の権力者であった豊臣秀吉によって寺院自体は灰燼に帰してしまったという歴史があります。

 

ただ智積院の住職や学僧の一部は京都に逃れており十数年間は再興を計っていました。

 

智積院の寺社を灰燼に帰した豊臣秀吉が亡くなり徳川家康の時代がくると、家康が京都東山にあった豊国神社に付属している寺院の土地や建物を住職に与えることで智積院が復興します。

 

さらに大坂夏の陣で豊臣家が滅亡すると、智積院に隣接していた祥雲禅寺も与えられたのです。

 

豊臣秀吉によって土地建物を失った智積院は、豊臣秀吉なき後縁の神社や寺院の場所に再興を果たしたという複雑な歴史をもっています。

 

もともと真言宗智山派の総本山として開祖でもある弘法大師空海の教えを伝える寺院だった智積院は、当時は大学のような存在だったそうですよ。

 

僧侶として仏教を学ぶのはもちろんのこと、天文学や地学といった学問も学べたそうです。

 

四国八十八カ所を巡るためには、空海は天文学や地学の知識をもっていたのでしょう。

 

現在も智積院には多くの僧侶が学びに訪れ「学山智山」が受け継がれています。

 

智積院の参拝時間と料金

名称 真言宗智山派総本山五百仏山根来寺智積院
拝観時間 午前9時から午後4時

(12月29日から31日はお休み)

宝物館は7月31日、10月31日、1月31日、4月30日はお休み

拝観料 名勝庭園:一般 300円 / 中高生 200円 / 小学生 100円

宝物館:一般 500円 / 中高生 300円 / 小学生 200円

(有料拝観エリアは名勝庭園・大書院・講堂・宝物館)

住所 京都府京都市東山区東瓦町964番地
公式サイト https://chisan.or.jp/

 

智積院のアクセス

【公共交通機関で向かう場合】

市バス「東山七条」バス停から徒歩約3分

京阪電車「七条」駅から徒歩約10分

JR及び京阪電車「東福寺」駅から徒歩約15分

 

【車で向かう場合】

名神高速道路「京都東IC」からは約20分

 

智積院の駐車場

智積院周辺の駐車場の状況についてまとめます。

 

無料駐車場

智積院には参拝者用無料駐車場が約30台分あります。


有料駐車場

駐車場名 キョウテク今熊野パーキング
住所 京都市東山区今熊野本瓦町660-10
料金 午後8時から午前8時まで60分毎100円
午前8時から午後8時まで20分毎100円
台数 5台
会場までの距離 徒歩約3分

 

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まとめ

智積院は数奇な歴史を持つ寺院で、現在の智積院がある場所にはかつての智積院を灰燼に帰した豊臣秀吉縁の神社や寺院がありました。

 

絢爛豪華な障壁画などは、安土桃山時代らしい煌びやかな雰囲気がありますが、これらは「祥雲禅寺」の名残といえるでしょう。

 

智積院自体は昔から変わらぬ「学山智山」として現在も多くの僧侶が学びに訪れ修行に励む日々を過ごしているそうです。

 

毎月21日には一般の人でも写経体験ができる「写経のつどい」が開催されているので、もじタイミングが合う場合は体験してみてはいかがでしょうか。

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