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丑の刻参りに遭遇したら追いかけられる?犯罪で事件になる?

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日本古来より伝わる呪いの方法である丑の刻参り。

 

深夜に呪い殺したい相手の髪の毛を入れた藁人形に、五寸釘を打ち込むという見た目的にも非常にインパクトのある呪法です。

 

今回はそんな丑の刻参りについてご紹介したいと思います。

ぜひ最後までお付き合いください。

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丑の刻参りに遭遇して見たらどうなる?

丑の刻参りに遭遇して見たらどうなる?丑の刻参りは、他人に遭遇して見られると効力を失うと言われています

 

神話の時代から、呪術とは非常に重要な儀式とされており、巫女に神霊を憑依させることにより神霊の力を得ます。

 

憑依行為、特に神聖なものに関しては、神霊を汚さないなどの理由から関係者以外は入室禁止になることが基本です。

 

丑の刻参りは巫女ではなく一般人が行う呪法ですが、神霊に祈り、霊力を用いて呪い殺すという儀式ですので、他人(関係者以外の意味)の乱入は儀式の邪魔になると言えます。

 

こうした事情からよく漫画などでも丑の刻参りを目撃された呪詛師(呪いの儀式を行う人)が「見たなぁ」と振り返る描写が描かれるのですね。

 

つまり、丑の刻参りを行う者にとってはこの行為は絶対に見られてはいけないということです。

 

あなたが意図せず丑の刻参りを目撃してしまったとしても、それはイコール儀式の邪魔をしたということになってしまうのです。

 

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丑の刻参りに遭遇したら追いかけられる?

丑の刻参りに遭遇して目撃してしまった場合、追いかけられる可能性は大いにある得ます

 

先ほども挙げましたが丑の刻参りを目撃は儀式の邪魔になり、呪いの効果が得られません。

つまり言い換えると「目撃者を殺すと効力が得られる」ということ。

 

恨みが深いほど、決意は固くなることは予想され呪詛師も必死になることでしょう。

 

呪い殺したいほどの憎しみを持っているということは、誰にも邪魔はされたくないという固い決意があるのです。

 

もし、あなたがそんな丑の刻参りを目撃してしまった場合、まずこの「殺されるかもしれない」という危機感を持っておかなければ取り返しのつかないことになるでしょう。

 

丑の刻参りを行う呪詛師は護り刀という刀を持っていることもあります。

 

「目撃されたのなら殺さなければ!」と護り刀で刺されてしまうことだってありえるのです。

 

そもそも丑の刻参りを行う時点で、相手はもう正常の思考回路を持ち合わせておりません。

 

穏便に済ませようと話したところで、「話が通じる相手ではない」ということは強く認識しておくべきです。

 

丑の刻参りを目撃した場合の対処法

丑の刻参りを目撃した場合の対処法

それではもし偶然にも丑の刻参りを目撃してしまったら、どうすればいいでしょうか。

まず肝心なのは相手に気付かれないこと

 

相手からしたらあなたという目撃者に気づかなければ「儀式が邪魔された」と思わないからです。

 

相手がこちらに気付いてないのであればまず息を潜めて隠れましょう。

そして隙を見てその場を立ち去りましょう。

 

こちらからしたら丑の刻参りを見ると「何だあれ?」と興味を持ってしまうイベントではありますが、当事者にとっては決死の覚悟を持って臨む儀式です。

 

決して冗談で済ませられるものではないということを理解し、もし目撃してしまった場合はバレないようにこっそりと、かつ迅速にその場を離れることが大切です。

 

一番やってはいけないことが相手を刺激するといったことですね。

 

例えばスマホで動画を撮影するなんて絶対にしてはいけません。

くれぐれも冷やかしと思われる行為は控えてください。

 

何度も言いますが「相手は正常な状態ではない」ということを念頭に置いて身を守る行動を取りましょう。

 

丑の刻参りは犯罪?事件になる?

丑の刻参りは「漫画やフィクションの中での話」というイメージが強いですが、かつては実際に行われていた儀式で、特に江戸時代には頻繁に行われていたのです。

 

もちろん、今でもこっそりと行われている可能性もありますね。

 

そんな丑の刻参り、効果があるからこそ行われるわけですが、そうなると犯罪になるのでしょうか?

 

昭和29年に実際に起こった事件ですが、ある男性が原因不明の胸の痛みにより入院。

 

警察に「丑の刻参りが原因だ」と伝えたところ、元交際相手が丑の刻参りを行っていたことが判明したのです。

 

そこで警察は元交際相手を脅迫の容疑で逮捕、すると胸の痛みも消えたそうです。

 

丑の刻参りで有名な京都の神社は「貴船神社」

貴船神社

京都の貴船神社は、丑の刻参りで有名な神社です。

 

 

この貴船神社は、日本全国に散らばる貴船神社の中心とされ、その歴史は非常に古く、神話の時代まで遡ると言われています。

 

貴船神社の「丑の刻参り」の起源は、宇治の橋姫伝説にまでさかのぼります。

この伝説によると、嵯峨天皇の時代に、ある高貴な家系の娘が深い嫉妬の感情にかられ、貴船神社で7日間籠り、自分の敵を討つ力を持った存在になることを祈願しました。

 

彼女の強い願いを聞いた神様は、彼女に宇治の川で21日間身と心を清めるよう指示しました。

 

娘は指示に従い、長い髪を五つに分けて鬼のような角を作り、頭には鉄の輪をかぶり、松明を手に宇治の川原へと向かい、身を清める儀式を行いました。

 

21日間の清めの後、彼女の願いは叶えられ、強大な力を持った存在になりました。

しかし、彼女はその力を使って無差別に人々を傷つけるようになりました。

 

この問題に対処するため、剣の達人である渡辺綱が命じられて彼女を討伐することになりました。

 

渡辺綱は一条堀川の戻橋で、美しい女性に化けた彼女と遭遇しました。

親切に送ろうとした矢先、彼女は本来の鬼の姿を現して襲い掛かってきました。

 

渡辺綱は彼女の腕を切り落とし、彼女はその場を逃げ去りました。

 

この出来事が後に「丑の刻参り」の伝統の起源となり、多くの人々に語り継がれるようになりました。

 

岡山の「育霊神社」も丑の刻参りで有名!?

岡山県新見市に位置する育霊神社は、約680年前からその地に根付いている古い神社です。

 

長い歴史を持つこの神社は、「丑の刻参り」で知られており、古い時代、特に奈良時代から伝わる藁で作られた人形が神社に保管されています。

 

これらの人形は、昔の人々が特別な祈りを捧げる際に使用していたもので、その長い歴史を今に伝えています。

 

育霊神社には興味深い伝説が残っています。

室町時代末期、日本は戦国時代と呼ばれる戦乱の時期にありました。

この時期にこの地を治めていたのが、斎藤尾張守影宗という武将でした。

 

ある時、敵の軍勢が彼の城を攻めてきました。

 

この攻撃の中で、玉依姫という名の女性が愛していた猫が敵によって殺され、この出来事に心を痛めた玉依姫は、絶望のあまり自ら命を絶ちました。

 

この悲しい知らせを受け取った影宗は、玉依姫と猫のために、神社内に小さな祠を建て、彼らの死を悼み、敵に復讐するために呪いをかけました。

 

その後、伝説によれば、影宗が呪いをかけた敵たちは次々と不幸な運命に見舞われ、最終的には全て呪いによって命を落としたとされています。

 

この猫を祀る祠は、今も育霊神社に残っており、この伝説を今に伝えています。

 

このような背景から、育霊神社は一部では「呪いの神社」として知られるようになりました。

 

しかし、その一方で、呪われたり不幸に見舞われたりした人々が救いを求める場所としても機能していると言われています。

 

この神社は、長い歴史の中でさまざまな人々の願いや悲しみが交錯する場所として、地域の人々に親しまれ続けています。

 

丑の刻参りの起源

平安時代、人々が願い事を叶えたいときに行う特別な方法として「丑の刻参り」がありました。

 

この時代には、阿倍晴明という非常に有名な力を持った人物が活躍していました。

彼は、特別なお参りである「丑の刻参り」を行う際に、不思議な力を持つ生き物、いわゆる式神を使いました。

 

この生き物の力を借りて、大切な木に釘を打つことにより、普段は見えないような邪悪な霊や怪物を呼び出し、それらを制御したり、問題を解決したりしていました。

 

しかし、この「丑の刻参り」は時間が経つにつれ、元々の目的である願い事を叶えるというよりも、他人に不幸を願ったり、害を与えたりする目的で行う「呪詛」という形に変わっていきました。

 

このように、当初は良い目的で行われていたお参りが、次第に人々の間で悪用されるようになり、その性質を変えていったのです。

 

丑の刻参りの効果

藁人形に釘を打つ習慣は、釘を打つ部位によって異なる結果をもたらすと信じられています。

この習慣は、特定の人に向けた願いや願望を表現する手段として用いられます。

 

例えば、藁人形の頭部に釘を打つ行為は、その人の思考や理解能力に影響を与えることを意図しています。

 

これは、頭痛やより深刻な脳の疾患を引き起こすとされています。

 

また、藁人形の手に釘を打つことは、その人の行動や習慣に影響を及ぼすことを目指しています。

具体的には、浮気や不倫のような行為を改めさせることが狙いであり、特に配偶者以外の人との不適切な関係を絶つことを願う場合に行われます。

 

胸部に釘を打つことは、心臓や感情に関連する問題を引き起こすことを意味します。

これは、その人の感情のバランスを崩したり、心臓に疾患をもたらしたりすることを意図しているとされています。

 

足に釘を打つ場合は、その人の行動範囲や外出の頻度に影響を与えることを目的としています。

 

特に、江戸時代においては、夫が遊郭などで遊び過ぎることへの対策として、家庭を守る女性によって行われたことがありました。

 

当時の社会では女性が直接夫に意見することが難しかったため、「丑の刻参り」を通じて間接的に夫の行動を改めさせようとしたのです。

 

これらの行為は、願いや望みを叶えるための一種の儀式として、古くから伝わる風習の一部となっています。

 

丑の刻参りで必要なものや服装

丑の刻参りで必要なものや服装

「丑の刻参り」には、特別な準備としていくつかの服や道具が必要です。

それぞれには特別な意味があり、この儀式を行う上で大切な役割を果たします。

 

まず、白い服を着ることが基本です。

この白い服は、亡くなった人が着るものと同じで、清らかさや神聖さを象徴しています。

 

次に、身を守るため、胸には鏡をつるします。

この鏡は、悪い力や霊を反射して遠ざける魔除けの役割を持ちます。

 

足元には、一本歯の高下駄を履きます。

これは山での修行をする人が使うもので、不安定な状態を乗り越え、精神を鍛える象徴です。

 

さらに、頭には逆さまにした五徳をのせ、その三本の足にろうそくを立てます。

このろうそくは、鬼の角のような形をしていると言われ、儀式の神秘性を高めます。

 

五徳はもともとは調理道具ですが、この場合は、ろうそくを支える台として使われ、逆さまにすることで通常とは異なる空間を作り出すことを意味します。

 

櫛は、人との繋がりを断ち切る力があるとされ、特に女性の強い感情や願いを象徴するアイテムとして使われます。

 

刀は、身を守るための護符として携えられ、邪悪な力を払う象徴です。

 

藁人形は、呪いたい相手を模して作られ、その人への願いや呪いを込めるための重要なアイテムです。

 

この人形に釘を打つことで、願いが相手に届くと信じられています。

釘を打つためには、かなづちが必要で、これは意図を具現化するための道具として使用されます。

 

丑の刻参りのやり方

「丑の刻参り」は、ドラマや映画で見たことがあるかもしれませんが、実際にはとても深い意味があり、厳しいルールが存在します。

 

  1. 丑の刻参りは、夜中の2時ごろに行います。この時間は、一般的に人々が深く眠っている時間帯で、静かで人目につきにくいため選ばれています。
  2. 儀式に参加する際は、白い衣装を身につけます。この白い衣装は、清らかさや神聖さを象徴しており、儀式の重要な部分です。
  3. 顔には白粉を塗り、口紅をさし、儀式用の特別な化粧をします。これは、儀式に参加する者が普段とは異なる特別な存在であることを示しています。
  4. 頭には五徳をのせ、その上に蝋燭を立てて火をつけます。この行為には、儀式の空間を照らし出し、霊的な力を高める意味があります。
  5. 手には藁人形を持ちます。この藁人形は、呪いたい相手を象徴するもので、儀式の核となる部分です。
  6. 長い釘を口にくわえて持ちます。この釘は、後で藁人形に打ち込むためのもので、儀式の強さを象徴しています。
  7. ハンマーも持ちます。これは釘を藁人形に打ち込むために使用します。
  8. こうした準備を整えた後、人目を避けて神社に向かいます。この移動は、極力他人には見られないように行います。
  9. 神社に着いたら、神聖な木に藁人形を釘で打ち付けます。この行為によって、呪いが相手に届くとされています。
  10. この一連の行為を7日間続けます。7日間続けることで、呪いの力が強まり、効果が現れると言われています。

 

しかし、この「丑の刻参り」は他人に見られてはならないという厳しいルールがあります。

 

もし見られてしまった場合、その目撃者に対しても何らかの対応をしなければならないとされており、非常に危険な側面も持っています。

 

このため、「丑の刻参り」は極めて秘密裏に、慎重に行われるべきものとされています。

 

藁人形の作り方と使い方

まず始めに、藁と縛るための糸や紙ひもを用意しましょう。

この基本的な材料さえあれば、自宅でも簡単に藁人形を作ることができます。

 

藁人形の腕を作るステップから始めます。

適量の藁を集めて、約20センチの長さに整えます。

 

この藁の束を4箇所選んで、糸を使ってしっかりと巻き付け、腕の形を作り出します。

糸で巻くことで、腕の形状をしっかりと保持させます。

 

次に、藁人形の胴体部分を作ります。

もう少し太く藁をまとめて、約30センチの長さにします。

 

この藁の束の一番上を頭部と見立て、しっかりと糸で縛ります。

頭部から少し下に来る位置で、再度糸で縛り、首部分を形成します。

 

胴体部分の藁を半分に分け、それぞれを足として形成します。

 

足を作るために分けた藁の間に、先に作った腕の部分を挟み込みます。

そして、胴体部分に腕をしっかりと縛り付けます。

 

胸のあたりで縛ると、人形全体のバランスが取りやすくなります。

 

胴体部分をさらに強化するために、もう2箇所ほど糸で縛ります。

これにより、胴体の形がしっかりと定まり、人形全体の構造が安定します。

 

最後に、足の部分を作ります。

胴体から分けた藁の束をそれぞれ2本に分け、足として糸で固定します。

 

この工程で、人形の下半身が完成します。

 

これらのステップを踏むことで、藁人形が完成します。

完成した藁人形は、「丑の刻参り」において、特定の木に長い釘を使って打ち付けることにより、持ち主の願いや恨みを表現するために用いられることがあります。

 

この儀式では、人形に込められた願いが実現すると信じられています。

 

まとめ

古来より伝わる恐ろしき呪法・丑の刻参り。

並々ならぬ怨念を抱いて行われるこの儀式は、もしかしたらあなたの近くの森でも行われているかもしれません。

 

もしそんな丑の刻参りを目撃してしまったら、一瞬パニックになり大声を上げてしまいそうですね。

そんなときこそ冷静に行動しましょう。

 

古より現代まで伝わる、ということはそれだけ効力が期待されている、ということ。

相手はそんな儀式にすがるほど狂気に侵されているのです。

 

丑の刻参り、見ても決して茶化さないでくださいね。

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