春夏秋冬それぞれの楽しみ方にあふれている京都ですが、春はなんといっても桜。
日本の古き良き和の文化と桜は切っても切れない関係ということで、京都の桜を楽しみに訪れる観光客も大変多いです。
今回は京都の桜をライトアップで楽しみたいと考えているあなたに向けて、おすすめのライトアップスポットをご紹介いたします。
ぜひ最後までお付き合いください。
京都で桜のライトアップが美しいおすすめスポット10選
桜の名所は京都には数え切れないほど溢れています。
そんな中でも夜にライトアップされた桜は幻想的で別格です。
それではさっそくライトアップが楽しめるおすすめのスポットをご紹介していきます。
1つずつ見ていきましょう。
円山公園の桜
円山公園は、京都にあるとても歴史のある公園で、1886年に開園しました。
この公園は、美しい東山の風景を背後に持ち、散歩やリラックスするのに最適な広い庭園があります。
地元の人々にとっては、日常の忙しさから離れてゆっくりできる場所となっていて、また、京都を訪れる人々にとっても、近くの寺社を巡る途中でひと息つくのに最適な場所です。
春の時期には、公園内の桜が美しくライトアップされ、昼夜問わず多くの花見客で賑わいます。
公園の中心部には、「祇園しだれ桜」と呼ばれる特別な桜の木があります。
この桜は夜になると特に美しい姿を見せることで知られており、「祇園の夜桜」とも称されます。
おはようございます☔
🌸昨夜は円山公園「祇園しだれ桜」のライトアップを見てきました。
ライトアップされると大きく見えるのが不思議。
今年は露店なし、宴会禁止なので静かに花見ができます。
人も少なく、いい感じです✨ほぼ満開🌸#京都 #円山公園
☆たて写真あり pic.twitter.com/Uexo6juxlj— トトロ (@michitotoro) March 26, 2020
ライトアップされた祇園しだれ桜は、まるで夜の帳の下で光り輝く宝石のように、園内の他の桜と共に訪れる人々の目を楽しませます。
夜間の花見は、昼間とは一味違った魅力があり、幻想的な雰囲気の中で桜の美しさを堪能することができます。
このように円山公園は、春の季節には特に多くの人々にとって、心を和ませる貴重な場所となっています。
清水寺の桜ライトアップ
京都の有名な観光地である清水寺は、昔、坂上田村麻呂によって建てられた特別なお寺です。
このお寺は、歴史ある大本山として知られ、かつては有名な文学者である清少納言さんもここを訪れたと言われています。
お寺は音羽山のふもとに広がっており、自然の美しさとお寺の建物が一体となって、春には桜が満開になり、秋には紅葉がお寺を彩ります。
特に有名なのは、本堂の「清水の舞台」です。
これは山のふもとから突き出したような珍しい構造で、この建物は国宝に指定されています。
お寺には33年に一度だけ特別に公開される貴重な十一面千手千眼観音像がありますが、普段は別の観音像が人々に見せられています。
お寺の敷地内には、音羽の滝や迫力ある仁王門、美しい三重塔、開山堂など、見どころがたくさんあります。これらの美しい建物や自然の風景が、清水寺を世界文化遺産にふさわしい場所にしています。
夜になると、清水寺はまた違った魅力を放ちます。
ライトアップされた清水寺では、観音様の慈悲を象徴するような幻想的な青い光が本堂や三重塔を照らし出し、訪れる人々を魅了します。
京都 清水寺#京都 #桜 #清水寺 #ライトアップ#まぼ展示会 #まぼ展 pic.twitter.com/JH0pIrw71v
— まぼ@日本の魅力を伝える (@m_mabo10) April 1, 2021
清水の舞台から望むライトアップされた京都の夜景も、春の夜に特別な雰囲気を演出してくれます。この美しい光景は、訪れる人々に春の夜の特別な思い出を提供します。
東寺の桜ライトアップ
五重塔が有名な南区の東寺。
京都駅からも行きやすいアクセスの良さといい、「これぞ京都!」というシンボルでもある五重塔を有する東寺の夜桜ライトアップは、京都を感じる夜桜スポットとしてまず欠かせません。
東寺、夜桜ライトアップ。
夜空に照らし出される桜が綺麗なのです。#追憶の桜2020 pic.twitter.com/0wyOC1UMO7
— 稲田大樹 Daiki Inada 極彩色の京都/京都浪漫紀行 (@usalica) March 15, 2020
ライトアップされた樹齢120年の枝垂れ桜「不二桜」と五重塔が重なって見える景色は、「美しい」という言葉だけでは足りないほどの魅力的な光景です。
不二桜以外にもたくさんの桜が境内を彩っており、どこを見ても絵になるのが東寺です。
京都で夜桜を楽しみたいのであればまずは東寺に足を運んでください。
満足すること間違いなしの名スポットです。
将軍塚青龍殿の桜ライトアップ
青蓮院には、東山の山のてっぺんにある特別な場所「青龍殿」があります。
このエリアは、京都の市街地から見上げると約200メートルも高い場所に位置しており、そこから見える京都市内の景色はとても壮大です。
ここにある大きな舞台からは、京都の町を360度見渡すことができ、その眺めは訪れる人々を魅了します。
この舞台の近くにある青龍殿の前の庭園には、春には桜が、秋には紅葉が美しく色づき、その他にもシャクナゲやサツキなど、四季折々の花々が咲き誇ります。
この庭園では、特に春と秋の季節に、夜間に庭園がライトアップされるイベントが開催され、暗闇の中で光る花々が幻想的な雰囲気を演出します。
京都の将軍塚青龍殿。絶景なのにアクセスが悪すぎるが故に日曜日でも平日並の混雑度笑 ライトアップを見ると帰りは真っ暗な中廃墟と墓地の脇の道通る羽目になり結構歩くため、それもそのはず。流石にタクシーで下山しました。
有名なのに穴場スポット。#桜 #tcc桜ツイート #東京カメラ部 #PASHADELIC pic.twitter.com/YnW9KnXbS3— べーくろ (@VermilionBlanc) April 2, 2018
庭園内には約200本の桜が植えられており、展望台からの眺めは特に夜になると一層魅力的です。
夜に照らされた桜は、妖艶で神秘的な雰囲気を放ち、春の京都の美しさを際立たせます。
また、大舞台から見る京都の夜景は、町の光が星のように輝き、訪れる人々に忘れがたい記憶を残します。
二条城の桜ライトアップ
二条城では全部で50種類、300本の桜が春になるときれいに花を咲かせます。
このお城は、1603年に徳川家康が作りました。
この場所は、昔、京都に来た将軍が泊まる場所としても使われていました。
二条城には、昔の有名な絵師が描いた絵など、見るべきものがたくさんあります。
お城の庭園も特別な名所とされていて、昔、天皇が訪れたときにきれいにされたと言われています。
お城の中は、梅や桜、サツキ、椿、紅葉など、一年中いろいろな花や木を楽しむことができます。
世界遺産にも登録されている二条城の春では、お城の中の桜や建物がライトアップされて、夜にはとてもきれいになります。
世界遺産 京都 二条城
〜二条城 桜まつり2021 ②〜照らされた桜やお城
ライトアップした美しい世界#二条城#夜桜#枝垂れ桜#幻想的な世界 pic.twitter.com/Mn2t8YNz95— ひでひろ(Hidehiro) (@hidehiro12345) March 30, 2021
この時期には、いろいろなイベントも開催されて、多くの人が訪れます。
高台寺の桜ライトアップ
多くの観光客が訪れる京都の中でも、特に人気の高い東山エリアにある高台寺。
豊臣秀吉亡き後、弔いのために妻であるねねが建立したこちらの高台寺は、秀吉が愛した茶室を桃山城から移設したりとまさにねねの秀吉への愛がつまったお寺です。
そんな高台寺は「ライトアップといえば高台寺」と言ってもいいほどの寺院なのです。
というのも、神社仏閣あふれる京都の中でもいち早くライトアップイベントを始めたお寺なんですね。
京都の桜はまだ場所にもよるけど5分咲きって感じでした!
高台寺のライトアップが綺麗🌸 pic.twitter.com/H3MKTWAiW6— 脳筋ハルくん (@yuchiki7) March 23, 2023
桜や紅葉はもちろん、七夕などあらゆる時期にライトアップや夜の拝観イベントを開催する高台寺はプロジェクションマッピングを導入したりと楽しめる工夫をたっぷり凝らしてくれています。
桜や紅葉のライトアップが人気を高めていっている高台寺は、おそらくあと数年で人気ナンバーワンのお寺になることが予想されており、楽しむなら今のうち、という考え方もできます。
ぜひ今の間に一度は訪れておいてほしいお寺です。
平野神社の桜ライトアップ
北区にある平野神社の夜桜は昔から有名で、それこそ江戸時代からかがり火で照らし出された夜桜の下、町民らが飲食を楽しんできました。
夜桜を楽しめる期間中は「桜茶屋」という露店が立ち並び、たくさんの人から人気を博していました。
美しい夜桜の下、お酒や食べ物を楽しむ、まさに庶民の楽しみ方でした。
ただ、あまり桜にとってよくない環境ということで桜の養生のため現在は開催されていないのが桜茶屋。
今後再開されるかも気になりますが、夜桜の美しさは今も昔も変わりません。
境内には約60種の桜が植えられており、それだけでも垂涎ものの平野神社。
ライトアップはソメイヨシノがメインになりますがその目で見てみると昔から平野の夜桜が愛されてきた理由が一目瞭然です。
平野神社の桜ライトアップが楽園だった。 pic.twitter.com/e1GeNdSDuT
— Iori Takano (@_iori_xx21) March 30, 2021
ぜひ一度体感してみてください。
醍醐寺の桜ライトアップ
伏見区の端の端にある醍醐寺。
個人的に京都でもっとも美しい桜が楽しめるスポットと思っている醍醐寺は、2021年に満を持してライトアップを始めました!
💁♀️🌸🍶🙆♀️
豊臣秀吉が盛大な花見を催したことで知られる醍醐寺(京都市伏見区)の桜が見ごろを迎えています。霊宝館ではソメイヨシノや八重桜などがライトアップされ、観桜会の招待客らはスマホを手に夜桜を楽しみました=26日 #京都 #桜 pic.twitter.com/gQo6tNnCoa— ✿「風 Ⅴ」✿ (@Mdg8Ny8PNfqtphs) March 27, 2023
ただでさえ言葉も失うほどの美しい醍醐寺の桜が夜にライトアップされて楽しめる。
これは行かない手はありません。
醍醐寺はかの太閤・豊臣秀吉が愛し毎年花見に訪れるほどの桜の名所。
最近までは知る人ぞ知る、という名スポットでしたがどんどんと知名度が上がっているお寺でもあります。
こちらも今のうちに訪れておくほうがよいでしょう!
高瀬川の桜ライトアップ
京都一番の繁華街、三条河原町から四条河原町周辺のエリアにある木屋町通にはかつて町民の生活に欠かせない河川運舟の要として重宝されていた高瀬川が流れています。
その高瀬川沿いには桜並木が楽しめるのですが、こちらのライトアップがなにげに美しい。
木屋町高瀬川沿いの桜もライトアップされています🌸🌟
日中の桜も華やかでよいですが、
情緒たっぷりの夜の桜もいいですね。
(撮影:4/5)#高瀬川 #夜桜 #京都 #kyoto #おけいはんねっと桜フォトめぐり #京阪 pic.twitter.com/V1G7ZlxVXV— 京阪電車おでかけ情報【公式】 (@okeihan_net) April 5, 2022
人も賑わい、お酒を楽しんだあとに木屋町をふらふらと歩きながら楽しむ桜は、なんとも風情があります。
繁華街ということであまり桜並木には注目されていない感がありますが、充分に名スポットと呼べる美しさです。
祇園白川の桜ライトアップ
京都の中心部に位置する祇園は、古い町並みと美しい自然が融合した、訪れる人々を魅了する場所です。
特に、祇園を流れる白川の周辺は、その美しさから多くの人々に愛されています。
ここでは、石で敷き詰められた道や、伝統的な紅殻格子を備えた町家が一列に並び、昔ながらの京都の風情を今に伝えています。
この地域は、その風景の美しさからテレビ番組や映画の撮影にもよく使われ、多くの人々が「京都のイメージ」として心に描く場所の一つです。
春になると、白川沿いや巽橋付近は桜の花でいっぱいになります。
ピンク色のソメイヨシノや優雅に垂れ下がるしだれ桜が、この地域をさらに引き立て、訪れる人々に息をのむような景色を提供します。
この時期には、古都の美しさと春の訪れを感じながら、静かに花見を楽しむことができる、とても風雅なスポットとなります。
夜になると、祇園の春はさらに特別な雰囲気を放ちます。
地元の人々の手によって、辰巳大明神の桜を含む白川沿いの桜並木が美しくライトアップされ、幻想的な光景が広がります。
祇園白川宵桜ライトアップ🌸✨ pic.twitter.com/w4FfBAtNzR
— でらっくす(macchan) (@macchan358) April 1, 2022
このライトアップは、春の夜の祇園を艶やかに照らし出し、昼間とは異なる魅力を放っています。
訪れる人々は、このライトアップされた桜の下で、京都ならではの春の夜を満喫することができるでしょう。
このようにして、祇園の白川周辺は、春の訪れと共に、人々に美しい思い出を提供し続けています。
京都の目的別お花見スポット
早咲き桜が見れるスポット
桜の隠れた名所
桜祭りが楽しめるスポット
お花見とピクニックが楽しめるスポット
まとめ
今回は京都で夜桜のライトアップが楽しめるスポットをご紹介させていただきました。
もちろん、今回今回紹介した場所以外にも、本当に数え切れないほどの名スポットが京都ではそこら中に溢れています。
多くの人から愛される京都の夜桜。
どこであっても風情が感じられるスポットばかりです。
ぜひ紹介した場所を皮切りに、自分だけの名スポットを探してみてください。