花の醍醐と呼ばれ、豊臣秀吉が醍醐の花見を催したことで有名なのがこの醍醐寺です。
例年3月下旬から4月上旬に桜の見ごろを迎える醍醐寺には、約700本の桜が咲き誇ります。
この記事では醍醐寺の桜の見ごろをはじめ、境内に植えられている桜の品種、ライトアップの有無といった情報をまとめています。
地元に住むからこそ知っている見どころをはじめ、醍醐寺周辺の桜スポットも合わせてご紹介していきます。
醍醐寺の桜2024の見ごろ時期や開花状況
【見ごろ時期】
例年でスト醍醐寺の桜の見ごろは3月下旬から4月上旬です。
2024年の冬は暖冬傾向にあるため、桜の開花時期はやや早まる可能性もあります。
【開花状況】
醍醐寺の桜の開花状況は、京都観光ナビの桜だよりで確認することができます。
毎年、天候によって開花時期がずれますので、最新の桜の開花情報はこちらからチェックするのがベストです。
また、ウェザーニュースでも桜の開花状況や訪れた人の桜リポートが掲載されているので、併せてチェックするのもおすすめです。
なお、醍醐寺のFacebookでも桜の開花状況がわかるのでこちらもぜひ確認してみてください。
醍醐寺の桜の種類は?
醍醐寺で見られる紅葉の種類は「シダレザクラ」「ソメイヨシノ」「ヤマザクラ」「ハクサンオオテマリ」などです。
約700本の桜が植えられていますが、これらの桜は豊臣秀吉が醍醐の花見を催すために畿内から持ち込み植えさせたものです。
様々な種類の桜が植えられており、それぞれの開花時期がややずれているため醍醐寺では長く桜が楽しめます。
醍醐寺の桜のライトアップ情報
醍醐寺の公式サイトにはライトアップの情報はありませんが、2023年は3月19日から4月4日にかけて春の夜間特別拝観が実施されています。
この時は大しだれ桜などの桜がライトアップされ、三方院庭園や御殿、霊宝館では特別展示もありました。
夜間特別拝観は事前予約優先で時間定員制にて実施されていますので、2024年も同様の夜間特別拝観及びライトアップが実施されると見込まれます。
醍醐寺の桜の見どころやおすすめポイントは?
醍醐寺の桜といえば樹齢180年を超えるシダレサクラが有名です。
この大枝垂れ桜は「醍醐大しだれ桜」として知られ、東西に24m、南北に20mの枝を巡らせています。
霊宝館にある桜ですが、この醍醐大しだれ桜以外にも約40本の桜が植えられています。
中には京都市内では最古ソメイヨシノがあり、その樹齢は100年と推定されています。
このソメイヨシノは高さ11mを超える大木です。
醍醐大しだれ桜は人気が高い桜ということもありゆっくりと見物できないと思うかもしれませんが、霊宝館の敷地内にあるカフェからならゆっくりと食事を楽しみながら桜が見られます。
醍醐寺にはこれら霊宝館近くの桜以外にも、仁王門や金堂付近、三宝院などにも見事に桜が咲き誇ります。
上醍醐から眺める下醍醐の桜の風景も風情があり美しい眺めです。
醍醐寺の基本情報
観覧時間 | 3月1日から12月第一日曜日まで:午前9時から午後5時まで
上醍醐は午前9時から午後3時まで |
料金 | 春期拝観券(三方院庭園・伽藍・霊宝館庭園の三箇所)
大人:1,500円 中学・高校生:1,000円 小学生以下無料 霊宝館本館・平成館特別展示は大人・中高生は文化財寄付金として500円 上醍醐入山料 大人:600円 中学・高校生:400円 ただし上記拝観券を所持している場合は100円引き |
住所 | 京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 |
お問い合わせ | TEL:075-571-0002
FAX:075-571-0101 |
公式サイト | https://www.daigoji.or.jp/ |
醍醐寺のアクセス
【電車で向かう場合】
- 京都市営地下鉄「醍醐寺」駅から徒歩約10分
醍醐寺へのアクセスとして一番近い駅は京都市営地下鉄東西線の醍醐駅です。
この駅から徒歩約10分程度で醍醐寺へ向かうことができます。
醍醐寺に向けては若干の坂道がありますが、特にきついものではありません。
京都駅からは、JR琵琶湖線で山科駅へ向かい、京都市営地下鉄東西線へ乗り換え醍醐駅まで向かうのがスムーズです。
【バスで向かう場合】
醍醐寺の前までは電車以外にもバスで行くことも可能です。
- 京阪バス「醍醐寺前」バス停からすぐ
- 京阪バス「醍醐寺」バス停からすぐ
山科駅・六地蔵駅・京都駅八条口からもアクセスしており、醍醐寺の前まで行けるため便利です。
【車で向かう場合】
- 名神高速道路「京都東」ICから約20分
醍醐寺近辺の道路は片側一車線の道路であり、道も細いため普段から道路が混みやすい道路です。
府道36号の道は走りやすいですが、醍醐寺が面している旧奈良街道は片側一車線の道であり、運転に気をつける必要があります。
通常であれば、名神高速道路の京都南インターからは約30分及び京都東インターより約20分で醍醐寺まで行くことができます。
また京滋バイパスの「宇治東」インターから25分程度かかります。
休日や日中の昼時に渋滞が多く発生することもあり、この時間帯で車でアクセスする場合には、余裕をもって醍醐寺に行くことをお勧めします。
醍醐寺の駐車場
無料駐車場
醍醐寺には残念ながら無料駐車場はありません。
有料駐車場
駐車場名 | 醍醐寺駐車場 |
住所 | 京都市伏見区醍醐東大路町32 |
料金 | 5時間まで1,000円 5時間以後30分毎100円 |
台数 | 約100台 |
会場までの距離 | すぐ近く |
醍醐寺の桜の混雑は?
醍醐寺は人気が高い桜スポットなので、たくさんの人がお花見に訪れます。
ですが境内が広いためにやや混み合う程度に感じる人が多いでしょう。
ただ4月の第二日曜日には「豊太閤花見行列」が開催されるために混雑します。
この豊太閤花見行列というのは、豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」にならったお祭りです。
豊臣秀吉が催した醍醐の花見では総勢1,300人が参加したといわれていますが、醍醐の花見の行列は約300人が参加します。
この時ばかりは行列が通る参道にたくさんの人が集まるため非常に込み合います。
醍醐寺から近い桜のスポットは?
醍醐寺から近い桜のスポットには毘沙門堂門跡や勧修寺があります。
毘沙門堂門跡は3月中旬ごろから桜が咲き始めます。
ソメイヨシノをはじめシダレサクラやヤエザクラ、イトサクラ、ギョイコウといった種類の桜が約80本植えられており、中でもシダレサクラは樹齢150年を超え、約30mの枝ぶりを誇る見事な桜です。
勧修寺は、醍醐天皇が母の菩提を弔うために創建されたお寺です。
勧修寺はスイレンが咲き誇る氷室池が有名ですが、観音堂の周りにはソメイヨシノが咲き誇ります。
観音堂周囲には芝生の広場があり、のんびりとしたお花見が楽しめます。
ソメイヨシノから少し遅れて八重桜も咲きますよ。
また、特に庭園にある氷室池に関しては有名であり、初夏時のハスや睡蓮が非常にきれいなことで有名です。
また、書院前庭には水戸光圀寄進と伝える石灯籠があり、勧修寺灯篭としても有名です。
小野駅からも歩いて遠くがないため、醍醐寺と合わせて観光すると良いかと思います。
醍醐寺周辺のおすすめ梅スポット
オススメの場所は随心院です。
随心院は、同じく京都市営地下鉄醍醐駅の隣の小野駅から徒歩でアクセスできる場所にあります。
この随心院は醍醐寺から近いところに存在します。
随心院へは最寄りの小野駅から徒歩で10分もかからず行くことができますので、勧修寺と併せて観光することも可能です。
随心院は小野小町のゆかりの寺院として有名な場所です。
特に梅の名所の知られており、梅のシーズンには多くの人が観光にきます。
桜のシーズンについても総門や薬医門の前の背の高い桜の古木が花を咲かせることもあり、天候によっては梅と桜の競演をめでることもできるかもしれません。
京都の目的別お花見スポット
早咲き桜が見れるスポット
桜の隠れた名所
桜のライトアップが見れるスポット
桜祭りが楽しめるスポット
お花見とピクニックが楽しめるスポット
まとめ
醍醐の花見で有名な醍醐寺ですが、有名な醍醐大しだれ桜以外にも、様々な場所に桜が植えられています。
もともと桜の名所だったといわれていますが、豊臣秀吉により約700本の桜が移植されてきたことでさまざまな種類の桜が楽しめるようになりました。
醍醐寺は上醍醐と下醍醐に分かれていますが、上醍醐から望む下醍醐の桜を望むのもおすすめです。
足腰に自信がある人は、ぜひ上醍醐にも足を延ばしてみてくださいね。