京都といえば多数の観光スポットを有する京都市が有名ですが、隣接地域する宇治市もまた宇治茶や平等院など見どころ満載ですね。
そんな宇治市の縣神社で開催される「あがた祭り」は宇治市歳代のお祭りということで例年、大変な盛り上がりを見せます。
今回は宇治市で開催される「あがた祭」についてご紹介したいと思います。
長く地元で愛されてきたあがた祭は、笑い声に溢れた素敵なお祭りです。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
あがた祭2024の日程とスケジュール
あがた祭は、例年6月5日と6日に開催されます。
開催場所は、縣神社境内および周辺です。
あがた祭のスケジュールがこちらです。
5日 | 10時〜 朝御饌の儀 17時〜 夕御饌の儀(大祭式) 19時〜 護摩焚法修 23時30分〜 奉幣の儀 |
6日 | 0時〜 渡御の儀(梵天渡御) 1時〜 還幸祭 |
2023年には4年ぶりに従来の形で神事が行われました。
久しぶりの開催に多くの人が喜んだあがた祭。
2024年も同じく従来の形での開催が予想されます。
ぜひお楽しみに。
あがた祭2024の屋台の時間は?
あがた通り、宇治橋通り、本町通りの周辺に多数立ち並ぶ屋台は、あがた祭の風物詩とも言えます。
かつては500店舗以上の屋台が立ち並ぶこともありましたが、2023年は360店舗ほどでした。
今年もそのくらいの屋台が予想されますね。
また、屋台は5日の10時から22時まで出店されます!
#あがた祭り #京都 #宇治 #ユーフォニアム #夜店 #露店 #屋台 pic.twitter.com/dOCQGRA9A7
— たろう🇯🇵🍥 (@taro_okam) June 5, 2019
焼きそばやフランクフルトといった定番の屋台は間違いなく揃っています。
ヨーヨーや金魚すくいといった縁日屋台もばっちり。
やったぁ!きょうは4年ぶりの宇治の縣(あがた)祭りだぁ。屋台いっぱーい!(約360店舗)今夜10時までやってるよぉ。たのしいよぉ。 pic.twitter.com/99SJR2Wz3Z
— 桃蔵(ももくら)ちゃりん®️ときどきくらん【公式】👛🍑 (@charinchanno1) June 5, 2023
屋台以外にも近隣の飲食店が祭り用に特別メニューを提供したりもしてくれますよ。
あがた祭の混雑状況
宇治のあがた祭は、早朝から午後10時まで賑わいます。
特に宇治橋通り、平等院表参道、あがた通り、宇治駅周辺は多くの人で混雑します。
コロナ前のあがた祭では10万人もの人出があり、もう開催されなくなった宇治川花火大会と同じレベルでの大混雑になります。
宇治 県祭り、噂には聞いていたけど想像以上の人混みでした。人の流れが一方通行に制限されるのでなかなか行きたい場所に行けないというw でも、とても楽しい経験になりました。 pic.twitter.com/vBE4NRO90U
— しん (@626shin) June 5, 2019
訪れる際は混雑を避けるための準備や、交通規制の情報を事前にチェックすることが重要です。
あがた祭のアクセス
【公共交通機関で向かう場合】
JR奈良線「宇治駅」で下車後、徒歩で約9分
京阪宇治線「宇治駅」で下車後、徒歩で約10分
【車で向かう場合】
京滋バイパス宇治東ICで下車後、約10分
あがた祭の駐車場
あがた祭にはお祭り用の駐車場がありません。
車でのご参加の場合はコインパーキングを使用するしかありませんが、周辺には駐車場も少ないため、すぐに満車になってしまいます。
公共交通機関での参加がおすすめですよ。
あがた祭の交通規制
あがた祭では、6月5日の22時から6月6日の1時まで県神社御旅線(本町通り)で交通規制が実施されます。
規制エリアと迂回路は公式の臨時交通規制図で確認できます。
あがた祭の見どころ
あがた祭は「暗夜の奇祭」として知られています。
なんせ祭りの一番メインである渡御の儀(梵天渡御)と還幸祭は、日を跨いだ深夜に行われるのです。
こちらの梵天は竹の先に奉書紙を玉状に束ねて作られたシンプルなもの。
直径2.5mもの玉はシンプルな見た目ながらもかなり珍しい御輿です。
こちらの梵天は見た目からも想像できますが、実は男性器を表しています。
その名も「男じし」と呼ばれる御輿で、もう一基ある「女じし」と呼ばれる梵天とともに深夜の町を練り歩くのです。
そう、あがた祭は子宝を祈願するお祭りなんです。
かつて日本に存在した夜這いの風習を模していると言われる梵天渡御では、屈強な男たちが「さいりょうや、さいりょうや」と言いながら梵天とともに町を練り歩きますが、実はこれは現代まで時代を経て訛ったもの。
かつては「さぁ入れようや!」と大きな声で叫んでいたそう。
夜這いそのままですね。
これが「暗夜の奇祭」と言われるゆえん。
日本を代表する奇祭としてお祭りマニアの中では名を馳せています。
あがた祭の見どころと言えばなんと言ってもこの梵天渡御。
解くに佳境を迎える時の「梵天ぶん回し」と「梵天差し上げ」は迫力満点です。
宇治の縣神社の、あがた祭り
「梵天」と呼ばれる紙垂で作られた神籬を思いっきり回転させる「ぶん回し」、前後左右に倒す「振り」。
他にない奇祭で壮観。 pic.twitter.com/JU2oGyrs6J
— ふたござのまろ (@hutagozanomaro) June 5, 2023
梵天ぶん回しは梵天の担ぎ棒を力一杯押すことで梵天がぐるぐると、文字通りぶん回されます。
梵天差し上げは梵天が地面に対して90度、直角に立ち上げられます。
【宇治市/あがた祭り】
6月5日は宇治市のあがた祭り‼️4年ぶりですごい人でした‼️露店などがしまった後の深夜には、県神社の境内や近くの交差点で梵天のぶん回しなどが行われますが、私も5年ほど前から担ぎ手をさせていただいております👍
深夜にも関わらず多くの方にご覧いただきました pic.twitter.com/RBWW6Gz7Fj
— 宇治市議会議員 木本裕章 (@hiroaki_kimoto) June 5, 2023
どちらもはげしく力強い奇祭の真骨頂とも言えるイベントで、深夜にも関わらず観客からも「おおー!」という歓声が響き渡ります。
まとめ
今回は京都府は宇治市で開催されるあがた祭についてご紹介しました。
日本有数の奇祭として知られるこちらのお祭りは、本格的な夏が訪れる前の梅雨の時期にも関わらず熱い熱気に包まれた大迫力のお祭りです。
深夜にも関わらず盛り上がるその様は「暗夜の奇祭」と呼ぶにふさわしい光景です。
宇治市を代表するどころか日本を代表する奇祭、あがた祭。
ぜひ一度足を運んでその熱気をその身で感じてみてください。