苔むした庭が美しいことで知られている大原三千院ですが、境内には約300本の桜が植えられており桜の名所としても人気です。
人気がある観光スポットではありますが、京都市内とは桜の時期が少しずれるためやや穴場スポットとなっています。
この記事では大原三千院の桜の見ごろをはじめ、境内に植えられている桜の品種、ライトアップの有無といった情報をまとめています。
地元に住むからこそ知っている見どころをはじめ、大原三千院周辺の桜スポットも合わせてご紹介していきます。
大原三千院の桜2024の見ごろ時期や開花状況
ここからは、大原三千院の桜の見ごろの時期や開花状況についてまとめていきます。
【見ごろ時期】
例年ですと大原三千院の桜の見ごろは4月中旬です。
【開花状況】
大原三千院の桜の開花状況は、ウェザーニュースで確認することができます。
また、大原三千院では、公式Instagramもしくは、公式Facebookもあるのでこちらも参考にして下さい。
大原三千院の桜の種類は?
大原三千院で見られる桜の種類は「ケイオウザクラ」「シダレサクラ」「ヤマザクラ」「ソメイヨシノ」などです。
大原三千院の桜のライトアップ情報
大原三千院では残念ながら桜のライトアップは実施されておりません。
大原三千院の桜の見どころやおすすめポイントは?
大原三千院で一足早く春を告げるのが境内に植えられている啓翁桜です。
3月中旬ごろになると咲き始める早咲きの桜で、小ぶりな花が特徴的です。
ここから枝垂れ桜や染井吉野、山桜といった桜が咲き始め、境内には異なる種類の桜が同時期に咲きだすため、多様な色味の桜が楽しめます。
三千院の桜のポイントといえば金色不動堂の前と観音堂の前、さらに御殿門付近でしょう。
大原三千院の玄関口となる御殿門の近くには濃いピンク色の枝垂れ桜が咲きます。
自然石で作られた石畳と門跡寺院ならではの風情ある御殿門と桜の組み合わせは非常に美しい光景です。
金色不動堂の前には染井吉野と枝垂れ桜が咲き、桜の足元には雪柳の白い花も咲きます。
この付近の桜は全体的に淡い色味のものが多く春らしい風景となります。
観音堂の前には桜だけではなく紅梅も植えられており、桜と紅梅の組み合わせが見られるタイミングもあります。
三千院は境内に高低差があるため、同じ種類の桜でも植えられている場所により開花時期がずれることがあり、長く花が楽しめるという特徴もありますよ。
大原三千院の基本情報
観覧時間 | 午前9時から午後5時まで |
料金 | 一般700円、中学生・高校生400円、小学生150円 |
住所 | 京都府京都市左京区大原来迎院町540 |
お問い合わせ | TEL:075-744-2531 |
公式サイト | http://www.sanzenin.or.jp/ |
大原三千院のアクセス
【公共交通機関で向かう場合】
京都バス「大原」バス停から徒歩約10分
【車で向かう場合】
琵琶湖西縦貫道路「真野」ICから約20分
大原三千院の駐車場
無料駐車場
大原三千院には専用の無料駐車場はありません。
ですが、条件付きで無料になる駐車場があります。
駐車場名 | カフェテラスIRORI駐車場 |
住所 | 京都市左京区大原来迎院町129 |
料金 | 飲食を利用すると無料で駐車可能 |
台数 | 約20台 |
会場までの距離 | 徒歩約4分 |
IRORIは喫茶店で、店内で飲食利用すると大原三千院に拝観中も無料で駐車可能です。
駐車場名 | 志ば久本店お客様駐車場 |
住所 | 京都市左京区大原勝林院町58 |
料金 | 店舗利用者に限り無料で駐車可能 |
台数 | 約80台 |
会場までの距離 | 徒歩約4分 |
志ば久は芝漬けのお店でお土産などを購入すると、大原三千院に拝観中も無料で駐車可能です。
有料駐車場
駐車場名 | 三千院前有料駐車場 |
住所 | 京都市左京区大原来迎院町540 |
料金 | 1回400円 |
台数 | 6台 |
会場までの距離 | 徒歩約1分 |
大原三千院の桜の混雑は?
大原三千院に桜を見に行くなら平日がおすすめです。
もともと観光スポットとして人気が高い大原三千院ですが、桜を目当てに来る人は比較的少ない傾向があります。
これは京都市内に比べると大原は多少寒い地域となるため、桜の時期がずれるのが理由かもしれません。
また市内からはやや遠いことも人気観光地の割には混雑しにくい理由でしょう。
苔むした庭が人気となっているため、桜の時期よりはもう少し先、梅雨時期からが大原三千院の人気が高まる時期かもしれませんね。
ただ休日は遅咲きの桜を見に来る人が訪れるため、やや混雑しやすい傾向もありますので、休日に出かけるなら朝早めに出かけることをおすすめします。
大原三千院から近い桜のスポットは?
大原三千院の近くを流れる高野川の河川敷にはたくさんの桜が植えられており、春になると一斉に開花し桜並木が楽しめます。
また志季彩の道と呼ばれている高野川にかかる花尻橋付近では、桜と菜の花が同時に見られるスポットもあります。
足元には黄色に咲く菜花、その上に薄ピンク色の桜が咲き、山の緑が背景となる里山らしい風景です。
京都の目的別お花見スポット
早咲き桜が見れるスポット
桜の隠れた名所
桜のライトアップが見れるスポット
桜祭りが楽しめるスポット
お花見とピクニックが楽しめるスポット
まとめ
京都市内に比べるとやや寒さが厳しい大原にある大原三千院は、桜もやや遅めに咲き始めます。
京都に桜を見に行ったのに時期がずれすでに見ごろを過ぎてしまった時でも、大原三千院なら桜が楽しめるかもしれません。
里山らしい風景と、門跡寺院ならではの佇まいが感じられる三千院の境内に咲く桜を見に大原まで出かけてみませんか。