古くから桜の名所として知られる寺院の一つに仁和寺があります。
例年4月中旬に桜の見ごろを迎える仁和寺ですが、2024年は暖冬の影響でやや早まる可能性があります。
この記事では仁和寺の桜の見ごろをはじめ、境内に植えられている桜の品種、ライトアップの有無といった情報をまとめています。
地元に住むからこそ知っている見どころをはじめ、仁和寺周辺の桜スポットも合わせてご紹介していきます。
仁和寺の桜2024の見ごろ時期や開花状況
ここからは仁和寺の桜の見ごろの時期や開花状況についてまとめていきます。
【見ごろ時期】
例年ですと仁和寺の桜の見ごろは4月中旬です。
2024年の冬は暖冬傾向にあり、同じように暖冬だった2007年や2009年、2016年の記録を見ると2007年は4月13~16日に満開、2009年は4月11~12日、2016年は4月9~12日が満開でした。
【開花状況】
仁和寺の桜の開花状況は、京都観光ナビの桜だよりで確認することができます。
毎年、天候によって開花時期がずれますので、最新の桜の開花情報はこちらからチェックするのがベストです。
また、ウェザーニュースでも桜の開花状況や訪れた人の桜リポートが掲載されているので、併せてチェックするのもおすすめです。
なお仁和寺の公式サイトのトップページでも、3月下旬ごろから御室桜の情報が掲載されますので、こちらもぜひ確認してみてください。
仁和寺の桜の種類は?
仁和寺の桜は「御室桜」と呼ばれていますが、実は御室桜という品種の桜があるわけではありません。
約500本ある桜の多くは「アリアケ」という品種で、ほかに「クルマカエシ」「ギョイコウ」「ウコン」「フゲンゾウ」とったサトザクラが植えられています。
緑色の花が咲く珍しい品種の「ギョイコウ」は、仁和寺から広がったといわれている品種です。
仁和寺の桜のライトアップ情報
仁和寺の公式サイトをチェックすると、御室桜が開花する時期でも夜間拝観は行っていないことが「よくある質問」の中に記載があるため、ライトアップは実施されないと推測できます。
ただイベント会場として仁和寺境内が利用され御室桜が開花する時期にライトアップが実施されている場合があります。
2023年は4月8日にMy Jaxury NIGHTというイベントで夜桜ライトアップが実施されていますし、2022年には事前予約制にて夜間拝観ライトアップが実施されています。
2024年については現在のところ情報がありませんが、ライトアップが実施される可能性はあります。
仁和寺の桜の見どころやおすすめポイントは?
御室桜は仁和寺の中門内の西側一帯に植えられています。
この名称御室桜の桜林越しに見る五重塔や観音堂などは仁和寺だからこその風景としておすすめです。
この桜林の桜は非常に見応えがありますが、境内には他にも桜が植えられている場所が多々あります。
二王門を入り配管受付を過ぎると左手に勅使門がありますが、この手前にも桜があります。
勅使門は檜皮葺屋根の四脚唐門で、細部まで彫刻や装飾が施された重厚な門です。
仁和寺の桜は背丈が低いため、桜越しでも勅使門が見られますよ。
中門をまっすぐ進むと金堂がありますが、この手前にはサトザクラが植えられています。
金堂前の桜はたくさん植えられてはいませんので、どことなくはかなく見えます。
仁和寺の境内には緑色の花を咲かせる「ウコン」「ギョイコウ」といった品種の桜もあるため、ぜひ探してみてくださいね。
仁和寺の基本情報
観覧時間 | 午前9時から午後5時まで(受付終了は午後4時30分) |
料金 | ・仁和寺御所庭園 大人800円 高校生以下無料
・霊宝館(期間限定)大人500円 高校生以下無料 ・茶室(遼廓亭・飛濤亭)1,000円 ・御室花まつり特別入山料 大人500円 高校生以下無料 |
住所 | 〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内33 |
お問い合わせ | TEL 075-461-1155(受付時間午前9時から午後5時) |
公式サイト | https://ninnaji.jp/ |
仁和寺のアクセス
・京都市営バス「御室仁和寺」バス停からすぐ
・名神高速道路「京都南」ICまたは「京都東」ICから約40分
仁和寺の駐車場
無料駐車場
仁和寺には残念ながら無料駐車場はありません。
有料駐車場
駐車場名 | 仁和寺駐車場 |
住所 | 京都市右京区御室大内33 |
料金 | 普通車(9人乗りまで)500円 10人乗り以上2,000円 |
台数 | 100台 |
会場までの距離 | すぐ近く |
※仁和寺駐車場は仁和寺拝観時のみ利用可能です。
仁和寺の桜の混雑は?
京都でも随一の桜の名所として知られる仁和寺は、桜の季節には非常に混雑します。
特に土日となると午前10時半頃から午後3時頃は混雑のピークとなるため、土日であれば午前9時の拝観開始時刻には到着しておきたいところです。
平日は休日に比べると混雑は少なくなりますが、やはり早めの時間帯に桜を見に行くのがおすすめです。
特に8分咲きから満開となる時期には平日でも混雑しますので、午前9時半までには到着しておきたいところです。
仁和寺から近い桜のスポットは?
仁和寺から近い桜のスポットには龍安寺や退蔵院があります。
龍安寺といえば石庭が有名な寺院ですが、鏡溶池の周囲にはソメイヨシノやシダレサクラなど約400本の桜が植えられています。
退蔵院には余香苑という庭園がありますが、この余香苑が完成した当時に植えられたとされる紅枝垂れ桜があります。
綺麗な桜色の花が咲く見ごたえがある桜が楽しめますよ。
京都の目的別お花見スポット
早咲き桜が見れるスポット
桜の隠れた名所
桜のライトアップが見れるスポット
桜祭りが楽しめるスポット
お花見とピクニックが楽しめるスポット
まとめ
仁和寺の御室桜は京都でも随一の桜スポットとして知られています。
市内では遅咲きの桜として知られているため、やや遅めの桜を楽しみたいという人が集中しやすいのもその原因でしょう。
また平安時代から庶民に愛されてきたとされる御室桜を見たいという人が多いのも仁和寺が桜の時期に非常に込み合う理由の一つとなります。
他の桜の木に比べ背丈が低く、桜の花が間近に見られるなどほかの桜スポットにはない特徴もあることも御室桜の人気が高い理由かもしれませんね。
仁和寺は桜の時期は非常に混雑するため、できれば公共交通機関を利用し早めの時間帯に訪れることをおすすめします。