平安神宮はヤエベニシダレという種類の桜が数多く植えられており、境内が紅色に染まる美しい光景が見られることでしられています。
昨年はライトアップイベントも実施されていることから、2024年もライトアップイベントが開催されると予想されます。
4月上旬から中旬にかけて、平安神宮は美しい桜が楽しめますよ。
この記事では平安神宮の桜の見ごろをはじめ、境内に植えられている桜の品種、ライトアップの有無といった情報をまとめています。
地元に住むからこそ知っている見どころをはじめ、平安神宮周辺の桜スポットも合わせてご紹介していきます。
平安神宮の桜2024の見ごろ時期や開花状況
【見ごろ時期】
平安神宮での桜の見ごろは4月上旬から中旬にかけてです。
境内には約20種類の桜が植えられており、おおよそ2週間程度は桜が楽しめます。
【開花状況】
平安神宮神苑公式ブログが2023年から始まり、四季折々の神苑の様子が投稿されていますので、こちらのブログで開花状況をチェックしてみてください。
なお、平安神宮のXでも桜の開花状況がわかるのでこちらもぜひ確認してみてください。
平安神宮の桜の開花状況は、京都観光ナビの桜だよりでも確認することができます。
また、ウェザーニュースでも桜の開花状況や訪れた人の桜リポートが掲載されているので、併せてチェックするのもおすすめです。
平安神宮の桜の種類は?
平安神宮で見られる紅葉の種類は「ヤエベニシダレ」「ソメイヨシノ」「ヤマザクラ」などです。
約20種類、約300本の桜が植えられておりその大半はヤエベニシダレという種類の桜です。
ヤエベニシダレは八重咲の枝垂れ桜で、濃いピンク色の花が咲くのが特徴です。
平安神宮のヤエベニシダレは明治年間に宮城県仙台市の市長だった遠藤康治さんが1895年に献上したものといわれており、神苑内に数多くのヤエベニシダレが植えられて
谷崎潤一郎が「細雪」の中で「夕空にひろがっている紅の雲」と表現したほどの美しさですよ。
平安神宮の桜のライトアップ情報
2024年のライトアップについての公式発表はまだありませんが、2023年にはライトアップイベントが実施されていましたので、2024年もライトアップが実施される可能性が高くなります。
2023年は4月5日から9日にかけて紅しだれコンサートと題した平安神宮桜音夜(さくらよおと)が開催されていました。
開催情報の解禁が2023年2月1日でしたので、2024年も同じころには公式情報が解禁されそうですね。
このライトアップイベントはチケットが必要です。
2023年の場合
・前売りチケット:一般2,500円・小学生2,000円
・当日販売分:一般3,500円・小学生3,000円
もし平安神宮のライトアップイベントに参加したい場合には、前売りチケットを用意しておくとお得です。
平安神宮の桜の見どころやおすすめポイントは?
平安神宮には神苑という庭園があります。
名勝指定を受けている庭園で、南神苑の入口の門をくぐると桜の季節には空を覆うように「ヤエベニシダレ」が咲き誇ります。
このヤエベニシダレはもともと京都の近衛家の邸内に合った桜ですが、津軽藩主が地元に持ち帰り育てていたそうです。
平安神宮が創建されたときに、当時の仙台市長であった遠藤康治さんが苗木を寄贈・献上したことからこのヤエベニシダレは「遠藤桜」や「里帰り桜」とも呼ばれています。
明治時代にこのように送られた苗木が、100年過ぎた現在でも春の平安神宮を美しく彩ってくれています。
境内には他にもソメイヨシノやヤマザクラなども植えられていますので、色味の違う桜がたのしめます。
平安神宮の基本情報
観覧時間 | 3月15日から9月30日
・境内:午前6時から午後6時 ・神苑:午前8時30分から午後5時30分 |
料金 | 無料 |
住所 | 京都市左京区岡崎西天王町97 |
お問い合わせ | TEL : 075-761-0221 |
公式サイト | https://www.heianjingu.or.jp/ |
平安神宮のアクセス
【公共交通機関で向かう場合】
市営地下鉄「東山」駅から徒歩約10分
京阪電車「三条」駅または「神宮丸太町」駅から徒歩約15分
【車で向かう場合】
名神高速道路「京都東」ICから車で約20分
平安神宮の駐車場
無料駐車場
平安神宮には残念ながら無料駐車場はありません。
有料駐車場
駐車場名 | 京都市営岡崎公園駐車場 |
住所 | 京都市左京区岡崎最勝寺町63(グラウンド地下) |
料金 | 1時間まで510円 以降30分毎210円
最大料金(月~金曜日、7時30分~23時)1,400円 最大料金(土曜日、7時30分~23時)1,800円 最大料金(全日、23時~翌7時30分)700円 |
台数 | 506台 |
会場までの距離 | 徒歩約5分 |
平安神宮の桜の混雑は?
濃いピンク色の花を咲かせるヤエベニシダレの名所となっている平安神宮はやはり多くの人が集まるため平日も休日も混雑します。
神苑は午前8時30分ごろから入場できるので、混雑を避けたい場合には入場開始時刻と同時に神苑に入るようにするとよいですよ。
また観桜茶会(2023年の場合は3月36日と3月30日から4月9日の間)の時期もやはり混雑が激しくなります。
平安神宮から近い桜のスポットは?
平安神宮から近い桜のスポットとしては京都御苑や八坂神社があります。
京都御苑(京都御所)では市内よりも一足早く咲くといわれる「出水の桜」があり、3月下旬から咲き始めます。
また御苑の北側の旧近衛亭址には「糸桜」という濃い紅色や白い花が咲く桜が咲き、清所門には「車返桜」という八重咲の白い桜が植えられています。
八坂神社の境内には染井吉野や八重桜などが各所に植えられていますよ!
京都の目的別お花見スポット
早咲き桜が見れるスポット
桜の隠れた名所
桜のライトアップが見れるスポット
桜祭りが楽しめるスポット
お花見とピクニックが楽しめるスポット
まとめ
京都市内でも屈指の桜の名所といわれている平安神宮には、濃い紅色の花がさく「ヤエベニサクラ」が沢山植えられています。
2023年には夜桜イベントも開催されているので、2024年も期待できそうですね。
桜がピークとなるころには観桜茶会が開催され、お茶を楽しみながら桜を見ることもできますが、どうしても混雑しやすくなります。
混雑を避けたい場合には、午前8時30分の神苑入場時間開始頃に到着、入場することをお勧めします。