美しい紅葉が見られること有名な二尊院ですが、春の桜の時期にも境内に約50本の桜が植えられているため楽しめます。
参道には二尊院普賢象桜と呼ばれる淡紅色の花を咲かせる珍しい桜があるほか、複数種類の桜があるため長く桜が楽しめるのが特徴です。
この記事では二尊院の桜の見ごろをはじめ、境内に植えられている桜の品種、ライトアップの有無といった情報をまとめています。
地元に住むからこそ知っている見どころをはじめ、二尊院周辺の桜スポットも合わせてご紹介していきます。
二尊院の桜2024の見ごろ時期や開花状況
ここからは、二尊院の桜の見ごろの時期や開花状況についてまとめていきます。
【見ごろ時期】
例年ですと二尊院の桜の見ごろは3月下旬から5月上旬です。
ただ、2024年の冬は暖冬傾向にあり、開花が早まる可能性があります。
【開花状況】
二尊院の桜の開花状況は、京都観光ナビの桜だよりで確認することができます。
また、ウェザーニュースでも桜の開花状況や訪れた人の桜リポートが掲載されているので、併せてチェックするのもおすすめです。
なお、二尊院の公式Instagramでも桜の開花状況を投稿することがあるようですので、こちらもぜひ確認してみてください。
二尊院の桜の種類は?
二尊院で見られる紅葉の種類は「ヤエザクラ」「ソメイヨシノ」「シダレサクラ」「ヒガンサクラ」「フユザクラ」です。
中でもヤエザクラの一種である「二尊院普賢象桜」は一凛の花に150~160枚もの花弁が付く珍しい桜です。
二尊院の桜のライトアップ情報
二尊院では残念ながら桜のライトアップは実施されていません。
二尊院の桜の見どころやおすすめポイントは?
総門から本堂に続く約100mの参道の脇には、6種類程度の桜が植えられており、桜が咲く時期には「桜の馬場」といわれる人気の桜スポットです。
総門の外側から本堂を眺めると、まるで総門が額縁に、境内の風景が絵画や写真のように見えることでも知られていますよ。
この桜の馬場には「二尊院普賢象桜」という八重咲の桜があります。
二尊院の桜 京都府京都市右京区 https://t.co/Vl0chyKzEL
春になると本堂の前の見事なシダレザクラが開花し、一つの花に130枚の花びらが咲き、椿のように花ごと落ちる二尊院普賢象桜が咲きます。3月下旬からは紅葉の馬場に植えられた桜並木が出来上がます。 pic.twitter.com/M1afoYOVgY— 観光のつぶやき (@ryokou8) March 27, 2017
普賢象桜という種類の桜はほかにもいくつかありますが、一般的な普賢象桜はピンクから白っぽく色を変えていくのに対し、二尊院普賢象桜は淡紅色の花を咲かせるのが特徴です。
二尊院普賢象桜が咲くのは4月中旬から下旬ごろとやや遅めですが、今年はもう少し開花が早まるかもしれませんね。
参道に咲いているのがわからなかった場合でも、本堂の北側にも二尊院普賢象桜が植えられていますのでチェックしてみてください。
参道にはソメイヨシノをはじめシダレサクラやヒガンサクラなどが植えられており、時期をずらして花を咲かせてくれます。
早めに咲き始めるのはヒガンサクラ、それからソメイヨシノやシダレサクラが続き、最後にヤエザクラである二尊院普賢象桜です。
春ではなく冬に儚い花を咲かせるフユザクラもありますよ。
二尊院の基本情報
観覧時間 | 午前9時から午後4時30分に受付終了 |
料金 | 大人(中学生以上):500円 小人(小学生以下):無料 |
住所 | 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 |
お問い合わせ | TEL:075-861-0687 |
公式サイト | https://nisonin.jp/ |
二尊院のアクセス
【公共交通機関で向かう場合】
市バス「嵯峨釈迦堂前」バス停から徒歩約10分
京福嵐山本線「嵐山」駅から徒歩約15分
JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅から徒歩約19分
【車で向かう場合】
名神高速道路「京都南」ICから車で約35分
二尊院の駐車場
無料駐車場
二尊院には無料駐車場が10台分あります。
有料駐車場
駐車場名 | タイムズ嵯峨二尊院 |
住所 | 京都市右京区嵯峨二尊院門前北中院町7 |
料金 | 午前9時から午後7時まで
平日1時間ごと220円 土日祝日30分毎220円 |
台数 | 3台 |
会場までの距離 | 徒歩約12分 |
二尊院の桜の混雑は?
二尊院は桜のスポットとして人気が高い場所なので、混雑はしやすい傾向があります。
ただ桜の時期が長いため、どの桜を目当てに見に行くのかで混雑具合がかなり変わってきますよ。
例えば3月下旬から4月上旬は京都でも多くの桜のスポットが見ごろを迎えるため、花見客が分散しており比較的すく傾向があります。
4月中旬から下旬にかけては二尊院普賢象桜の存在を知っている人は、この珍しい品種を見るために訪れますが、知らない人はもう桜の時期は終わっていると思うでしょう。
ただ毎年4月8日はお釈迦様のお誕生日をお祝いする「花祭り」が開催されます。
二尊院でも花祭りが開催されますので、この日はほかの日よりも混雑する可能性がありますが、この日だけ安置される小さなお釈迦様の誕生仏が安置される「花御堂」が見られる機会でもあるので、訪れてみてはいかがでしょうか。
二尊院から近い桜のスポットは?
二尊院から近い桜のスポットには天龍寺や大覚寺があります。
天龍寺の境内には約200本の桜が植えられており、中でも境内奥の多宝殿周囲に植えられている枝垂れ桜が見事です。
また高台にある望京の丘からは広い境内と桜が眼下に見下ろせる絶景が見られますよ。
大覚寺の大沢池周囲には約500本の桜が植えられています。
ソメイヨシノや山桜がメインとなり、3月下旬から4月上旬が例年の見ごろです。
大沢池が鏡のように風景を映しだすため、水鏡に映る逆さまの風景も楽しめます。
京都の目的別お花見スポット
早咲き桜が見れるスポット
桜の隠れた名所
桜のライトアップが見れるスポット
桜祭りが楽しめるスポット
お花見とピクニックが楽しめるスポット
まとめ
二尊院は数種類の桜が植えられているため、1か月以上にわたり桜楽しめます。
中でも一般的な桜が咲き終わるころに咲き始める二尊院普賢象桜は珍しい品種なので、もし4月中旬以降に京都に訪れるならぜひ見ていただきたい桜です。
春は桜以外にも桃の花も二尊院では咲き始めます。
異なる花々が咲き乱れる二尊院の春は、一度は訪れていただきたい場所となっています。