見事な雲竜図で知られる天龍寺ですが、境内にある庭園には四季折々の風景が楽しめるスポットにもなっています。
境内にある多宝殿の傍には藤棚があり、薄紫色の藤と白い藤が見られます。
天龍寺はこの時期に藤と共にシャクナゲやオオデマリなども咲きそろい、初夏らしいさわやかな景色が楽しめるおすすめのスポットです。
この記事では天龍寺の藤の見ごろやライトアップの有無を調査しまとめています。
地元に住むからこそ知っている見どころをはじめ、天龍寺周辺の藤が見られるおすすめスポットも合わせてご紹介していきます。
天龍寺の藤2024の見ごろ時期や開花状況
【見ごろ時期】
天龍寺の藤は例年4月下旬から5月上旬にかけて見ごろになります。
【開花状況】
天龍寺の藤の花の開花状況は、以下の投稿を参考にすることをすすめします。
開花状況をはじめ、見どころなども一緒にチェックできますよ。
天龍寺の藤のライトアップ情報
天龍寺では藤のライトアップは残念ながら実施していません。
天龍寺の藤の見どころやおすすめポイントは?
天龍寺といえば法堂の天井に描かれた雲竜図が有名ですが、この法堂よりも奥、多宝殿という建物のそばに藤棚があります。
藤棚に咲いているのは薄紫色の花房の藤と白い花房の藤の2種類です。
天龍寺の花
藤が満開になっていました
白、薄紫、紫と鮮やかなグラデーションになっています pic.twitter.com/M52gtNJN7c— 京教日本庭園サークル (@kyotoniwazuki) May 2, 2016
また藤棚の近くには、藤棚に仕立てられていないやや低い位置に花房をみられる藤の木もあります。
藤棚の下は百花苑へと向かう通路になっているため、藤棚の下から藤が眺められますよ。
天龍寺曹源池庭園の藤棚に藤の花が咲いてました。少し見頃過ぎでしょうか。#天龍寺 #天龍寺曹源池庭園 #藤の花 pic.twitter.com/f1nkaTvTUP
— saka_4507 (@sakakou0713) April 21, 2022
藤は遠くからでも馥郁たる香りが漂いますが、近くまで来ると甘くかぐわしい芳香に包まれます。
座って鑑賞することはできませんが、天龍寺の藤は歩きながら楽しむのがおすすめです。
天龍寺の基本情報
観覧時間 | 午前8時30分から午後5時(受付終了午後4時50分) |
料金 | ・庭園(曹源池・百花苑)高校生以上:500円/小中学生:300円
・諸堂(大方丈・書院・多宝殿) 庭園参拝料に300円追加 ・法堂「雲龍図」特別公開 1人500円 |
住所 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 |
お問い合わせ | TEL:075-881-1235 |
公式サイト | https://www.tenryuji.com/ |
天龍寺のアクセス
【公共交通機関で向かう場合】
京福電鉄嵐山線「嵐山」駅からすぐ
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅から徒歩約13分
阪急電車「嵐山」駅から徒歩約15分
市バス「嵐山天龍寺前」バス停からすぐ
京都バス「京福嵐山駅前」バス停からすぐ
【車で向かう場合】
名神高速道路「京都南」ICから約30分
天龍寺の駐車場
無料駐車場
天龍寺には残念ながら無料駐車場はありません。
有料駐車場
駐車場名 | 天龍寺駐車場 |
住所 | 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 |
料金 | 1回 1,000円(乗用車) |
台数 | 約100台 |
会場までの距離 | すぐ |
天龍寺の藤の混雑は?
嵯峨嵐山の名所の一つでもある天龍寺は、人気観光スポットということもあり混雑しやすい寺院です。
ですが多くの観光客が法堂や方丈、庫裡といったあたりを見学して終わるため、多宝殿近くにある藤棚まで足を延ばす人は少ないようです。
天龍寺の藤棚自体も比較的新しのか、藤棚いっぱいに花房が垂れ下がるまでには成長していません。
藤の名所としてはまだ知名度は低い状態なのも、藤棚付近まで足を延ばす人が少ない理由かもしれませんね。
今後藤が成長しより多くの人が「天龍寺の藤」を楽しみに天龍寺に訪れるようになれば混雑するようになるでしょう。
それでも百花苑の方まで足を延ばす人もいますので、まったく人が来ないというわけでもありません。
暖かい時間帯になればそれなりの人出となるため、できるだけ人が少ない時間帯を狙うなら、開門直後がおすすすめです。
天龍寺近隣のおすすめスポットは?
トロッコ嵐山駅を降りてすぐの場所にある小倉池周辺には、野生の藤の花が咲く場所があります。
新緑の木々に絡みつくように自生しており野趣あふれる姿が特徴的です。
天気によっては藤が池の水面に映り込む様子も見られますよ。
また常寂光寺にもニシキフジという種類の藤が咲いています。
ニシキフジは葉全体がまだら模様の班が入るのが特徴で、花房は30㎝程と短いのが特徴的です。
花房が短いため一瞬藤であることがわかりにくいですが、ぜひ探してみてくださいね。
まとめ
「八方にらみの龍」やだるまの衝立などが有名な天龍寺ですが、境内の百花苑近くにある多門殿の裏あたりに藤棚があります。
薄紫と白の2種類の藤が藤棚に仕立てられており、花が咲くとあたり一帯にはかぐわしい芳香が漂いますよ。
また藤棚以外の場所にも藤の花が咲きますのでぜひ探してみてください。
人気観光スポットということもあり混雑が気になりますが、法堂や庫裡からは多宝殿がやや離れた場所にあるため、混雑が気になるほど藤の花を目当てに訪れる人はいないようです。
ただ今後藤がさらに成長し見ごたえが増してくると混雑するようになるかもしれませんね。