京都は紫陽花がとても有名な場所です。
この美しい街には、たくさんの見事な紫陽花を見ることができる名所があります。
京都は日本の伝統が感じられる場所で、たくさんの神社やお寺があります。
これらの場所は、紫陽花の美しさをより際立たせてくれます。
今回はそんな魅力的な京都で、特に写真に撮って記念に残したいくらい素敵な紫陽花の有名スポットを7つ選んでみました。
これらの場所では、紫陽花の鮮やかな色と、京都ならではの和の雰囲気を楽しむことができます。
京都の紫陽花の有名スポット7選
それぞれ詳しくご紹介していきますね。
あじさい寺とも呼ばれる「三室戸寺」
京都宇治にある三室戸寺は、宇治川の近くに建っていて、長い歴史と文化の背景を持つ大事なお寺です。
このお寺は1200年以上もの間、たくさんの人に愛され続けています。
お寺の入り口付近に広がる「あじさい園」では、6月に入ると、50種類以上の紫陽花が1万株も咲き誇ります。
京都 宇治の三室戸寺の紫陽花は、万本有って見事 ナイトツアーも有り、生演奏、ライトアップは、幻想的 お勧めスポット
京都 宇治 三室戸寺 pic.twitter.com/bZXSnrxeIk
— ヤマト男のまほろば日誌 (@osakashin0414) March 31, 2023
この紫陽花の庭園はまるで絵巻物のような美しさで、見る人を魅了します。
中でもハート形の紫陽花を見つけると、恋愛が成就するとも言われていますので、訪れた際には探してみるのも楽しいでしょう。
三室戸寺で見つけた、ハートの紫陽花。 pic.twitter.com/uWb1j5XKrq
— Saho 廃墟と街並み (@urbex_34) June 19, 2023
恋愛成就を願って、ハート形の紫陽花のお守りや絵馬も用意されています。
これらに願いを込めてみるのも、訪れた際の素敵な思い出になりそうです。
天空の紫陽花の花園「善峯寺」
善峯寺は、西国を巡る三十三箇所の観音霊場の一つで、20番目のお寺として知られています。
このお寺には、樹齢600年を超える壮大な五葉松「遊龍の松」があり、その枝は全長37メートルもあります。
また、国の重要文化財に指定されている多宝塔など、歴史の深さを感じさせる建物が数多くあります。
お寺の敷地内には、約3000坪もの広大な「白山あじさい苑」が広がっており、その斜面にはセイヨウアジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイといった様々な種類の紫陽花が約8000株も植えられています。
27.6.19善峯寺あじさい見頃です。
白山あじさい苑の写真です。
今日の雨であじさいが潤ってきれいです。 pic.twitter.com/uX4FUZ6RqR— 京都 西山 善峯寺(よしみねでら) (@yoshimine1029) June 19, 2015
これらの紫陽花が咲き誇る様子は、まるで色とりどりの絨毯を広げたようで見る者を魅了します。
特に、善峯寺のあじさい苑からは、その高台の位置から京都市街の景色を一望することができ、紫陽花を前景にした景色は圧巻です。
京都の山寺 善峯寺の紫陽花が圧巻でした pic.twitter.com/1On1uo5iM7
— 小豆餅乃Another Room (@azukimochi_2nd) June 24, 2023
晴れた日には京都の街がくっきりと見え、雨の日には紫陽花が雨に濡れてさらに色鮮やかになり、霧がかかるとそれはもう幻想的な雰囲気を演出します。
雨に濡れた紫陽花は、まるで宝石のように輝き、その美しさは訪れる人々の心を捉えて離しません。
善峯寺は、その自然美と歴史的背景が融合した、特別な場所です。
花手水が話題の「楊谷寺」
楊谷寺は、「花手水が始まったお寺」としても有名で、特にSNSをよく使う人たちの間で人気があります。
#楊谷寺 #花手水 #紫陽花
楊谷寺さんの花手水と紫陽花
雨に似合っていました。
紫陽花、見頃ですね。 pic.twitter.com/HfkC42H2ag— waraku/京都・和楽 (@kyoto_waraku) June 19, 2020
このお寺の敷地内では、約5000株もの紫陽花が咲き、美しい色彩で境内を彩ります。
楊谷寺の紫陽花階段が美しい pic.twitter.com/yHBLXt50Ur
— (@3m1ek) June 14, 2023
お寺が山の中にあるため、紫陽花の種類によってだけでなく、日の当たり方によっても花が咲く時期が変わります。
その結果、見頃の期間が1ヶ月以上続くことも珍しくありません。
さらに、紫陽花が最も美しく咲く季節には「あじさいウイーク」という特別なイベントが行われます。
この期間中には、通常は見ることができない上書院の特別公開や、寺の宝物が展示されることもあります。
また、ワークショップなどの楽しいイベントも開催され、参加者は文化的な体験を楽しむことができます。
期間限定で配布される特別な御朱印や、数量限定の御朱印帳を手に入れることもできるため、多くの人が訪れ、お寺はにぎわいます。
このようなイベントは、参拝者にとって特別な思い出を作る絶好の機会となります。
三重塔と紫陽花のコラボが美しい「岩船寺」
岩船寺は、奈良県にとても近い木津川市にあります。
この場所は、京都が日本の首都になる前の729年に設立されたとされていて、その古さから、周囲の地域も含めて、昔の奈良時代の仏教の雰囲気を今に伝えています。
このお寺では年間を通して多くの種類の花が咲きますが、紫陽花が咲く季節は特に見事です。
お寺自体は広大なものではありませんが、小さな池である阿字池の周りから、国の重要文化財にも指定されている美しい三重塔の周辺にかけて、紫陽花が豊かに咲いています。
ドライバーより紫陽花がある素敵な景色が届きました
岩船寺 pic.twitter.com/J4g9DNCIOi
— MKタクシー (@MKofficial_PR) June 30, 2023
これらの紫陽花は、鮮やかなピンク、深い赤、明るい青、やさしい紫など、さまざまな色で境内を彩ります。
特に、お寺の本堂の前からの眺めは息をのむほど美しく、緑豊かな木々に囲まれた中に立つ朱色の三重塔と、その前に広がるカラフルな紫陽花の海は、訪れる人々に強烈な印象を与えます。
京都府木津川市にある岩船寺。
今まで数多くの紫陽花スポットを巡ってきましたが、どこが一番好きかと問われると真っ先に思い浮かぶのがこちらになります。 pic.twitter.com/OSgVAVi9s7— yukkey (@yukkey_inc) July 2, 2023
このコントラストは、自然の美しさと人々が築いた歴史の融合を象徴しているかのようで、見る者を魅了します。
岩船寺は、その落ち着いた雰囲気と色彩豊かな景色で、訪れる人々に心の安らぎを提供しています。
紫陽花を長い期間楽しめる「三千院」
三千院は、木々と苔が美しい庭で知られる静かなお寺です。
ここでは、季節ごとに異なる自然の美しさを楽しむことができます。
春にはピンクの桜とピンクや白のシャクナゲが咲き誇り、夏には様々な色の紫陽花が庭を彩ります。
秋には紅葉が美しく、冬には雪が積もった静かな風景が広がります。
特に、金色不動堂の近くにある「あじさい苑」は見どころの一つです。
本日6月11日(土)から7月13日(水)の期間中、大原 #三千院 では「#あじさい祭」が開催されています
毎年「あじさい苑」では数千株の #紫陽花 が植えられます
もう少しすれば、希少な七段花なども咲き始めます
皆様是非、三千院へお越しいただき、あじさい祭をお楽しみ下さい#土井志ば漬本舗 #京漬物 pic.twitter.com/apvXnovNmO— 土井志ば漬本舗 (@doishibazuke) June 11, 2022
ここには、小ぶりな紫陽花から、山に自生する紫陽花、額のような形の紫陽花、そして珍しい星形の紫陽花(七段花)まで、数千株に及ぶさまざまな種類の紫陽花が植えられています。
これらの紫陽花は、6月中旬から7月にかけて、種類によって順番に花を咲かせるため、長い期間楽しむことができるのが特徴です。
紫陽花が咲くこの苑は、周りを高い杉の木々に囲まれていて、その神聖な雰囲気が、紫陽花の繊細な美しさをより際立たせています。
三千院のあじさい苑
やはり、朝一の人の少ない時に来るのが一番よな pic.twitter.com/XTojcGidU9— 月影れあな (@tk_leana) June 19, 2022
三千院がある山里の静けさと合わせて、訪れる人々に穏やかで清らかな気持ちをもたらしてくれます。
この場所は、自然の美しさと静寂が融合した、特別な空間と言えるでしょう。
2か所の紫陽花苑が見ごたえ抜群の「藤森神社」
約1800年も前に、神功皇后によって建てられた藤森神社。
この場所は特に、勝利や馬にご利益があるとされているので、競馬を仕事としている人や競馬が趣味の人がよく訪れる聖地です。
この藤森神社には、「紫陽花苑」と名付けられた美しい花のエリアが2か所あります。
藤森神社の第一紫陽花苑が進化していました pic.twitter.com/mZUJ1oUdF9
— おかん/京都 (@okan1005) June 8, 2023
ここでは、西洋から来た色とりどりの紫陽花や、ボールのような形のアナベルといった、合わせて約3500株もの紫陽花が見事に咲き乱れています。
その光景はまるで絵画のようで、訪れる人々を虜にします。
紫陽花で溢れるこの美しい風景のおかげで、今では「紫陽花の宮」という愛称で呼ばれ、毎年多くの観光客や地元の人々がこの時期を楽しみにしています。
藤森神社、動画バージョン。藤森神社は、3500株のアジサイが咲き誇り、「紫陽花宮(あじさいのみや)」として親しまれています。今年は「花手水(はなちょうず)」も楽しめました。 pic.twitter.com/Df5ZewKT4B
— 梓 結実 azusayumi (@azusa_goshuin) June 12, 2021
紫陽花の中には、珍しいハート形をした花もあります。
この特別な紫陽花を見つけたら、その幸運を記念に写真に収めるのも素敵な思い出になるでしょう。
この神社やお寺は、古い歴史と自然の美しさが融合した、訪れる人々にとって特別な場所となっています。
紫陽花の豊かな色彩とその数々の種類が、境内の静けさや神聖な雰囲気と絶妙にマッチし、まるで別世界にいるような感覚を与えてくれます。
紫陽花苑の中を散策することで、日頃の忙しさや喧騒を忘れ、心からのリラックスと癒しを得ることができるでしょう。
また、このお寺や神社が提供するのは美しい景色だけではありません。
勝運や馬の神様を信仰することにより、多くの参拝者は自らの願い事や夢に向かってのさらなる力となる祈りを捧げます。
競馬に関わる人々はもちろん、すべての訪れる人々にとって希望と勇気を与える場所でもあるのです。
季節ごとに異なる美しい花々が訪れる人々を迎え入れる中、紫陽花の季節は特に多くの人々で賑わいます。
ハート形の紫陽花を見つけた際は、その幸運を家族や友人と共有するために、SNSでのシェアや、お土産としての写真撮影も人気です。
このようにして、古い伝統と自然の美しさが現代の生活にも溶け込み、多くの人々の心に新たな思い出を刻んでいきます。
京都駅から近い「智積院」
京都駅からバスに乗ってわずか10分ほどで到着する、非常にアクセスの良い紫陽花の見どころが智積院です。
このお寺は、京都を訪れた旅行者にとって最初に立ち寄りやすい場所として知られています。
智積院は、その門に描かれた美しい桔梗や皐月、そして蓮の絵画で有名ですが、それだけではなく、お寺の庭には色とりどりの紫陽花が豊富に咲いており、訪れる人々を魅了してやみません。
京都 智積院
紫陽花園こじんまりしてるけど、
静かで味わい深いです pic.twitter.com/xHKfvYy1It— よっちゃん (@yochyan4881) June 14, 2020
このお寺の中でも特に、本堂の裏手にある一角が紫陽花の美しさで際立っています。
四季折々の花が咲く智積院。いまは桔梗のほかに、本堂裏手にある紫陽花も見頃。蓮の花も蕾を大きく膨らませ開花間近。今日はカメラを持って来なくてスマホで撮ったが、久しぶりにまた花の写真が撮りたくなってきたなぁ…。 pic.twitter.com/GsnoHnKruV
— ym7501 (@ym7501) July 2, 2017
このエリアは紫陽花が集中して植えられており、さまざまな色の花々が競い合うように咲き誇っている様子は、まさに圧巻の一言に尽きます。
また、智積院の魅力の一つは、昼間の時間帯は誰でも無料で敷地内に入れることです。
この気軽さが、多くの人々にとって訪れやすい理由の一つとなっており、ふとした瞬間に足を運び、心の落ち着くひと時を過ごすことができる素敵な場所です。
まとめ
京都やその周辺には、紫陽花の美しい名所がたくさんあります。
京都の古い街並みや歴史的な寺院が、色とりどりの紫陽花で彩られる季節は、まるで絵画のような美しさです。
三室戸寺や善峯寺では、広大な敷地に様々な種類の紫陽花が咲き誇り、訪れる人々を魅了します。
特に、ハート形の紫陽花や星形の紫陽花を見つけると、幸運が訪れると言われています。
楊谷寺や岩船寺のような場所では、紫陽花が敷地を華やかに彩り、特別なイベントやワークショップが開催されることもあります。
そして、智積院のように、京都駅からアクセスしやすい場所にも紫陽花の美しいスポットがあり、気軽に立ち寄ることができます。
これらの紫陽花の名所は、夏の京都を訪れる際にはぜひ立ち寄りたい場所です。