1001体の千手観音立像が並ぶ姿が有名な三十三間堂は、正式には蓮華王院とう天台宗の寺院です。
初詣時には屋台などが並ぶことはありませんが、京都駅からも近いため他の神社への初詣に合わせ参拝する人が多いようです。
様々な方法で人々を救ってくれるという千手観音をはじめ、千手観音の眷属である28人の神々や、風神・雷神など多くの仏像に見つめられることで、新たな気持ちで1年を過ごしたいという気持ちが起こるかもしれません。
この記事では三十三間堂に初詣に訪れるときの参考になる情報をまとめました。
三十三間堂初詣2025の混雑状況
三十三間堂の初詣の人出については特に情報が発表されていませんので、それほど多くの人が初詣に訪れるわけではありません。
初詣期間中の混雑状況についてまとめました。
混雑する時間帯
天台宗の寺院である三十三間堂なので、除夜の鐘の時間帯は混雑するのでは、と思うかもしれません。
三十三間堂の境内には鐘楼があるのですが、12月31日の除夜の鐘については実施されない、または一般の人は参拝出来ないため、12月31日の深夜でも、特に混雑が起こることはありません。
また夜間拝観も実施していませんので、三十三間堂に2年詣りや除夜の鐘を撞きに行くことは避けてください。
1月1日~3日の混雑状況
1月1日には「修正会」という法要が午前9時から10時にかけて実施されます。
そのため修正会に合わせて参拝するという人がいるため、この時間帯は少し混雑が起こる可能性があります。
また1月1日から3日にかけて参拝・祈願を申し込むと「開運の縁起物」の授与があります。
ただ、このような行事があっても大きな混雑はありません。
お正月すぎの混雑状況
お正月を過ぎると三十三間堂は普段の様相に戻っていきます。
もともと人気観光スポットでもあり、京都駅からも近い寺院と言うこともあるので、午前10時ごろから午後3時ごろの間は混雑することがあります。
三十三間堂初詣2025の参拝時間のおすすめは?
三十三間堂に初詣のために参拝する場合、特にこの時間帯が空いているといったことはありません。
寺院ということもあり、普段の日より空いている場合も多く、ゆっくりと三十三間堂に滞在できます。
落ち着いた雰囲気でお正月を過ごしたいという人にはおすすめです。
三十三間堂初詣のおすすめのポイント3選
それぞれ詳しくご紹介していきます。
圧巻の仏像群
三十三間堂といえば、やはりたくさんの仏像が並ぶ本堂の風景を思い浮かべる人が多いでしょう。
三十三間堂には、国宝の千手観音坐像(本堂中央)、1,000体の千手観音立像、風神・雷神像、二十八部衆像という仏像が並びます。
その姿だけでも圧巻ですが、これらの仏像の1体ずつに尊名があり、尊顔も全てことなります。
三十三間堂の通路裏手には一体ずつの尊名や尊顔が検索できるタッチパネル式のモニターがありますので、ぜひ「推し」の仏像を探してみてくださいね。
稲荷社
天台宗の寺院である三十三間堂の境内には、決して大きくはありませんが久勢稲荷大明神という社があります。
名前の通りこの社はお稲荷さんを祀っているため、稲荷社と呼ばれています。
初詣は三十三間堂だけと思っているけど神社にもご挨拶したいと考えているなら、稲荷社を参拝するのもよさそうですね。
夜泣泉
拝観受付から左手には「夜泣泉」という泉があります。
静かに湧き出る湧水で、夜この近くにいるとまるで人がすすり泣いているように聞こえることから「夜泣泉」と呼ばれるようになったそうです。
この夜泣泉の傍らには地蔵尊が祀られていますが、これらの地蔵尊に掛けられている前掛けを持ち帰り、子どもの枕の下に置くと夜泣きが封じられるといわれており、これらの地蔵尊を「夜泣き地蔵」と呼ぶようになりました。
もしご家族で参拝される人で子どもが夜泣きするという場合には、お参りしてみてくださいね。
三十三間堂初詣2025の屋台情報
三十三間堂は広い境内がある寺院ですが初詣期間中に屋台が出店することは残念ながらありません。
三十三間堂の詳細
例年の人出 | 目立った混雑がない程度 |
御利益 | 頭痛封じ、病魔退散、悪疫守護、諸願成就、厄災厄除など |
アクセス | ・市バス「三十三間堂前」バス停からすぐ
(京都駅からは「100」「206」「208」系統で約10分) ・京阪電車「七条」駅から徒歩約7分 |
公式HP | https://www.sanjusangendo.jp/ |
三十三間堂初詣の駐車場
初詣時に利用できる三十三間堂周辺の駐車場についてまとめます。
無料駐車場
三十三間堂の境内に参拝者用の無料駐車場が約50台分あります。
有料駐車場
駐車場名 | タイムズ東山本町七条 |
住所 | 京都市東山区本町6-16 |
料金 | 午前8時から午後8時まで 30分毎220円 駐車後24時間最大700円 |
台数 | 15台 |
会場までの距離 | 徒歩約2分 |
三十三間堂から近い初詣スポットは?
三十三間堂では残念ながら除夜の鐘を撞くことはできませんが、すぐ近くにある智積院では12月31日の午後11時40分ごろからお火焚き法要、50分からは除夜の鐘、年明け1月1日からは修正会、元朝祈祷大護摩供と年末年始の行事があり一般の人も参加できます。
1月1日午前0時40分までに並べば、一般の人でも除夜の鐘が撞けますよ。
神社への初詣もと考えている人なら、新熊野神社(いまくまのじんじゃ)が徒歩10分ほどの場所にあります。
平安時代末期に後白河法皇により創建された神社で、院政を敷いたときに住まいとした神社です。
まとめ
三十三間堂は大きな本堂にたくさんの仏像が並ぶことで有名な天台宗の寺院です。
12月31日の夜間拝観はなく、除夜の鐘についても公開されていないため夜間に混み合うことはありません。
また寺院ということもあり1月1日からの三が日についても特に混み合うことはなく、スムーズに参拝できます。ゆっくりと参拝したい、静かな雰囲気でお正月を過ごしたいという人にはぴったりです。
多くの観音様と出会える三十三間堂で、一年の豊富を観音様にお伝えしているのもよさそうですね。