二尊院は京都市右京区にある寺院で、正式には小倉山二尊教院華台寺といいます。釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っており、小倉山の東麓に境内があります。
傾斜のある境内は、秋になると赤く紅葉に包まれることで知られ、特に総門からのびる参道は「モミジの馬場」と呼ばれる紅葉の名所です。
二尊院の紅葉の見頃時期は例年、10月下旬～12月上旬です。
この記事では二尊院の紅葉情報をはじめ、見どころや穴場、周辺の紅葉情報をご紹介します。
二尊院の紅葉2024の見頃時期
【紅葉見頃のピーク】
二尊院の紅葉のピークは11月下旬ごろです。
【紅葉の時期】
二尊院は小倉山の麓にあるため、紅葉は京都市内より少し早めに始まります。まずは小倉山の紅葉が借景として楽しめるようになるのが10月下旬から11月上旬にかけてです。
小倉山が色づき始めると、二尊院の境内の紅葉も始まっていきます。概ね11月中旬には緑から黄色へと葉が色づき、11月下旬には燃えるような赤い紅葉となっていきます。
12月上旬になると落葉し、散り紅葉として足元を美しく彩ります。
二尊院の紅葉の種類は?
二尊院で見られる紅葉の種類はモミジやカエデ類になります。
緑から黄色、そしてオレンジや赤に色づいてくのが特徴的な種類です。
二尊院の紅葉ライトアップ情報
二尊院では残念ながらライトアップは実施されません。
二尊院の紅葉の見どころやおすすめポイントは?
二尊院には総門から西に約200メートル続く参道があります。
この参道脇にはモミジが並び「モミジの馬場」と呼ばれる紅葉の名所となっています。
参道両脇に植えられたモミジが覆いかぶさるように参道にせり出し、赤や黄色のトンネルのように参拝客を迎えてくれます。
参道はかなりの傾斜がある上り坂なのっで、モミジに向かって登っていき、帰りはモミジを眼下に望みながら参道を下っていきます。
さらに11月下旬から12月上旬は散り紅葉となり足元を見事に染め上げてくれます。モミジの馬場を抜けると本堂がありますが、本堂の前にある唐門や白壁、黒門の間からも赤い紅葉が見えます。
勅使門横にも見事なモミジがあり、木製の勅使門と白壁によく映えます。境内にある茶室「御園亭」は元々皇女のお化粧の間だった場所で、庭には美しく色づくモミジがあります。
紅葉シーズンはこのお茶室が利用できるため、お茶をいただきながら美しい庭園を眺められます。
二尊院の基本情報
■拝観時間
二尊院の拝観時間は午前9時から午後4時30分です。
■拝観料
二尊院の拝観料は、中学生以上が500円、小学生以下は無料です。
■住所
京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
■お問い合わせ
075-861-0687
■公式サイト
二尊院のアクセス
【車で向かう場合】
名神速道路「京都南IC」からは約35分です。
【公共交通機関で向かう場合】
JR山陰本線（嵯峨野線）の「嵯峨野嵐山」駅から徒歩約19分です。
京福嵐山本線「嵐山」駅からは徒歩約15分です。
二尊院はバスの場合市バス「嵯峨釈迦堂前」バス停で下車後徒歩約10分です。
二尊院の駐車場
無料駐車場
二尊院には無料駐車場が10台分あります。
有料駐車場
| 駐車場名 | タイムズ嵯峨二尊院 |
| 場所 | 京都市右京区嵯峨二尊院門前北中院町7 |
| 料金 | 午前9時から午後7時まで 平日1時間ごと220円 土日祝日30分毎220円 |
| 台数 | 3台 |
| 会場までの距離 | 徒歩約12分 |
| 駐車場名 | 天龍寺駐車場 |
| 場所 | 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町６８ |
| 料金 | 1回 1,000円（乗用車） |
| 台数 | 約100台 |
| 会場までの距離 | 徒歩約14分 |
二尊院の紅葉の混雑は?
普段は静けさが漂う二尊院ですが、紅葉シーズンは非常に人気が高い紅葉スポットとなるため、どうしても混みあいます。
混雑を避けたい場合には、なるべく早めの時間帯に出かけるほうが良いでしょう。
境内の紅葉の見どころは総門から見える参道である「モミジの馬場」なので、総門をのぞき込んで混雑がひどい場合には、総門からの景色だけ楽しむのも一つの方法です。
二尊院から近い紅葉スポットは?
二尊院から近い紅葉スポットとしては洛西常寂光寺や天龍寺があります。
洛西常寂光寺は二尊院からほど近い場所にある静かな寺院ですが、京都屈指の紅葉スポットとしてもしられ、紅葉シーズンは三脚を建てた撮影は禁止されるなど混雑必死の寺院です。
紅葉のピーク時期はもちろんですが、洛西常寂光寺は散り紅葉も非常に美しい特徴を持っています。
天龍寺は世界遺産にも登録されている有名な寺院です。
徒歩15分程度で到着するため、紅葉シーズンは天龍寺と洛西常寂光寺、二尊院の3寺院を巡る人は多くいます。
天龍寺は朝7時30分から参拝でき駐車場も広いため、天龍寺駐車場に停めてまずは天龍寺に参拝し、その後歩いて洛西常寂光寺、二尊院を巡るのがおすすめです。
まとめ
普段は落ち着いた雰囲気が漂う二尊院ですが、嵐山エリアでは洛西常寂光寺と並ぶ紅葉の名所で混雑する寺院です。
混雑を避けたい場合には、できるだけ朝早めの時間帯に訪れてみてくださいね。
二尊院の紅葉の名所として知られる「モミジの馬場」の風景は、参道両脇からモミジが覆いかぶさり見応えがあります。また勅使門横の紅葉も美しいですよ。
また二尊院がある小倉山全体も錦に染まりますので、ぜひ境内の外からも二尊院の紅葉を楽しんでくださいね。
