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今宮神社やすらい祭2024の日程と時間!見どころや混雑は?

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春になると、京都の今宮神社で「やすらい祭」というお祭りが開催されます。

 

やすらい祭は、病気をなくしてみんなが健康でいられるようにと願うお祭りです。

とても古い歴史があり、平安時代から続いています。

 

京都には「鞍馬の火祭」「太秦の牛祭」という京都三大奇祭がありますが、「やすらい祭」もその一つで、とても大切な行事とされています。

 

このお祭りは日本の大切な文化として、国からも認められていて、2022年にはユネスコ無形文化遺産として認められました。

 

この記事では、やすらい祭2024の日程と時間、見どころや混雑などについて紹介しています。

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今宮神社やすらい祭2024の日程と概要

今宮神社やすらい祭は、例年4月の第2日曜日に行われています

 

名称 今宮神社やすらい祭
日程 2024年4月14日(日)
開催場所 今宮神社
住所 京都府京都市北区紫野今宮町21
スケジュール 11:30頃光念寺発~14:30頃今宮神社着~境内にて行事(やすらい踊り)~15:30頃今宮神社発~17:00頃光念寺着
主催 今宮やすらい会
連絡先 075-491-0082
関連サイト http://www.imamiyajinja.org/event/#anc01

 

「今宮神社やすらい祭」では、特別な赤い衣装を身にまとった鬼の姿をした人たちが、力強く太鼓や鉦(かね)叩き鳴らします。

 

 

彼らは、乱れた長い髪を大きく振りながら、伝統的な踊りを披露します。

 

祭りの中で、「やすらい花や~」という元気な掛け声と共に、彼らは町中を歩き、その途中で大きな花傘を持ちます。

 

この花傘は、疫病をもたらすとされる悪い神様、疫神を引き寄せる役割を持っており、彼らはそれを集めながら神社へと進んでいきます。

 

今宮神社に到着すると、神社の側に位置する「疫社」という特別な場所で、花傘に集められた疫神を儀式を通じて封じ込める儀式が行われます。

 

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今宮神社やすらい祭のアクセス

  • JR嵯峨野線「二条駅」から市バス「今宮神社前」すぐ
  • JR嵯峨野線「円町駅」から(西ノ京円町バス停)市バス「船岡山」~徒歩7分
  • JR「京都駅」から市バス「船岡山」~徒歩7分

 

今宮神社やすらい祭の見どころ

今宮神社やすらい祭は、以下の項目が見どころになっています。

  • 奇抜な衣装
  • 町を練り歩く行列
  • 今宮神社での踊り

それぞれ紹介してきます。

 

奇抜な衣装

まず今宮神社やすらい祭の中で目を引くのがその衣装です。

 

今宮神社やすらい祭で行列を作る際にはいくつか装束があるのですが、その中でも目を引くのが赤い袴に赤髪と黒紙のかつらを被った装束です。

 

 

ドレッドヘアーのようなボリュームのあるかつらになっており、言ってしまえば京都の祭りっぽい厳かな感じではありません。

 

こちらは赤鬼と黒鬼を模しているのですが、このようなド派手は衣装には実は理由があります。

 

上記のように今宮神社やすらい祭は疫病を花傘に集めて、神社に閉じ込めます。

 

その際に疫神を誘い出す花傘は「風流傘」と呼ばれており、直径180センチの大きな赤色の花傘です。

 

この「風流」と言う言葉ですが、平安末期から広がったものです。

 

こちらは華やかで人目を惹くことでより神仏への願いが届くようにと考えられています。

 

つまり派手な衣装を見に纏うことによって疫神を集めて、無病息災を祈るということですね。

このド派手な衣装を見るだけでも一見の価値がありますよ。

 

町を練り歩く行列

こちらですが、まず初めに町を練り歩く行列があります。

 

例年のルートとしては11時半頃に光念寺を出発して今宮神社に向かうように歩いていきます。

その際、上記の先頭では上記の風流傘をもって歩きます。

 

 

この傘の下に入ると厄災が逃れて無病息災に過ごせると言われており、祭りの見物客がこぞって下に入ろうとします。

 

もちろん混乱は避けた上ですが、見物客も一体となって楽しめる行列ですので、一緒になって楽しむことができます。

 

また行列でも小鼓や太鼓を鳴らしながら賑やかに練り歩きます。

ド派手な衣装も相まって、見ているだけでも楽しい行列となっています。

 

今宮神社での踊り

そして今宮神社やすらい祭のメインとなるのが今宮神社での踊りです。

こちらでは赤毛と黒毛の鬼が2組8人で大きな輪になってやすらい踊りをします。

 

鉦鼓や太鼓を鳴らしながら踊るのですが、こちらの踊りはかなり激しい踊りとなっています。

派手な衣装や髪型もあり、歌舞伎のような見応えのある踊りとなっています。

 

 

見ているだけでも元気がもらえる踊りとなっているので、今宮神社やすらい祭に参加したらぜひ踊りを見てみるようにしましょうね。

 

このように今宮神社やすらい祭には多くの見どころがある祭りとなっています。

 

今宮神社やすらい祭の混雑状況

今宮神社やすらい祭はものすごく混雑をするわけではありません。

 

京都三奇祭には数えられていますが、全国的なお祭りというわけではないので、当日に普通に参加をすれば見学をすることはできます。

 

ただ、それでもメインの踊りなどに関しては今宮神社に多くの人が集まります。

なので最前列で見たかったら事前に場所取りをしておくようにしましょう。

 

今宮神社やすらい祭の歴史

今宮神社やすらい祭は、日本の春、特に桜の花がひらひらと散り始める時期、それが旧暦でいう3月ごろに、昔の人々が病気の流行に悩まされたことから生まれたと言われています。

 

この時期に人々は健康を取り戻し、これ以上病気が広がらないようにと願いを込めて祭りを始めたのです。

 

さらに、地域に病気が広がるたびに、人々はきれいな服を着て、特別な神様を祀る「疫社」と呼ばれる場所へ行き、病気の終息を心から願ったことも、この祭りの起源の一つとされています。

 

かつては、この大切な行事に皇室からも使者が派遣されていたほど重要なものでした。

 

初めは3月10日に行われていたこの祭りも、時が経ち明治維新後に西洋の暦が採用されると4月10日に変更され、そして現在では毎年4月の第2日曜日に行われるようになりました。

 

このお祭りの日には、光念寺から出発し、地域をぐるりと回りながら今宮神社に向かいます。

 

今宮神社に着くと、ここで「やすらい踊り」という特別な踊りを捧げます。

この踊りは、病気を遠ざけ、人々の健康を祈る大切な儀式の一部です。

 

踊りが終わると、参加者たちは再び光念寺に戻ります。

また、今宮神社の近くにある川上大神宮でも、似たような「やすらい踊り」が捧げられ、祭りをさらに盛り上げます。

 

このようにして、今宮神社やすらい祭は、古くからの伝統を守りながら、地域の人々に健康と平和をもたらすための行事として大切にされています。

 

今宮神社のおすすめグルメ「あぶり餅」

今宮神社を訪れる際には、その周辺で特に有名なお菓子、「あぶり餅」をぜひ試してみることをお勧めします。

 

 

このあぶり餅は、ただのお菓子ではなく、その歴史は非常に長く、平安時代に神社が設立された頃にまで遡ります。

 

伝えられるところによると、このお菓子は神社で行われた病気を祓う祈りの儀式、御霊会で神様に捧げられたお餅が元になっているとされています。

 

時が経つにつれ、神社への参拝者が増える中で、神様に捧げたお餅を竹の串に刺して焼いたものが、幸運を招くとされるようになり、現在に至るまで受け継がれてきたのです。

 

神社の東門を出てすぐのところに、このあぶり餅を提供する二つの店があります。

 

左側(北側)に位置するのは、創業が西暦1000年頃、長保2年と記録されている「一文字屋和輔」という店です。

 

 

名称 一文字屋和輔
住所 京都市北区紫野今宮町69
営業時間 10:00~17:00
定休日
水曜

 

一方、右側(南側)には、江戸時代初期に創業された「本家 根元かざりや」という店があります。

 

 

名称 本家 根元かざりや
住所 京都市北区紫野今宮町96
営業時間 10:00~17:00
定休日

水曜(※水曜が1、15日、祝日に重なった場合は営業し翌日が休み。年末は16日から31日まで休み。)

 

これらの店はどちらも古風な雰囲気の二階建ての木造建築で、その外観は訪れる人々に昔ながらの日本の情緒を感じさせます。

 

店先には床几と呼ばれる簡易的な腰掛けが用意されており、そこで気軽にあぶり餅を楽しむことができます。

 

また、より落ち着いて食べたい方は、店内の座敷に上がってゆっくりとあぶり餅を味わうことも可能です。

 

このようにして、あぶり餅は今宮神社を訪れる多くの人々にとって、欠かせない体験の一つとなっています。

 

まとめ

今宮神社やすらい祭は、例年4月の第2日曜日に開催されます。

 

派手な衣装や参加型の行列、そして激しい踊りなど見どころが多い祭りですよ。

混雑に関しても普通に見る分には対策は必要ないでしょう。

 

ただ、最前列で見たいなどの場合には前もって場所取りをしておく必要があります。

 

ぜひ京都三奇祭である今宮神社やすらい祭を楽しんでくださいね。

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