【京都】新撰組ゆかりの地を巡るコースの完全ガイド! | 京都の地元民情報
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【京都】新撰組ゆかりの地を巡るコースの完全ガイド!

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「新撰組」は、京都を語る上で欠かせないワードです。

 

局長・近藤勇に鬼の副長・土方歳三。

沖田総司などたくさんの魅力的な隊士で構成された武装集団新撰組。

 

幕末という変動の時代に活躍した新選組は今も根強いファンが多く、京都にはそんな新撰組ゆかりの地がたくさんあります。

 

何と言っても新撰組は京都で結成されましたしね。

 

今回は、京都の新撰組ゆかりの地に関してご紹介させていただきます。

 

新撰組のファンなら垂涎もので「聖地巡礼」というやつですね。

もちろん、新撰組に興味のない方でも楽しめる観光スポットとなっておりますのでご安心を。

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【京都】新撰組ゆかりの地を巡るおすすめコース

それではさっそく新撰組ゆかりの地を巡るのにおすすめのコースをご紹介したいと思います。

 

①洛中屋敷跡

新撰組が幕府から評価を受け、公認の軍隊として動き出す際に新たに建設した屋敷があった跡。

新撰組にとっては最後に建設された屋敷で、京都駅からも歩いて行ける距離にあります。

②本光寺

伊藤甲子太郎が門前で暗殺された本光寺は、新撰組のファンにとっては重要な場所ですが、同時に悲しい気持ちにもなる場所です。

③輪違屋

京都の花街として発展していた島原にある輪違屋は、島原が新撰組の屯所があった壬生からも近いため新撰組関係者が足繁く通っていました。

④角屋

同じく島原にある角屋もまた新撰組関係者がよく利用していた揚屋です。

⑤壬生寺

新撰組と言えば壬生の狼。壬生寺は絶対に外せない新撰組ゆかりの地巡りのスポットの1つです。

⑥壬生の八木邸

新撰組最初の屯所です。

⑦旧前川邸

こちらの旧前川邸こそが屯所以前の新撰組の出発点。

⑧光縁寺

新撰組隊士たちのお墓

 

以上が新撰組ゆかりの地を巡るおすすめコースになります。

 

始まりの地や死者が眠る地など内容は様々ですが、どの場所にもドラマがあり、新撰組ファンならずとも思いを馳せてしまう観光スポットです。

 

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各スポットの見どころを徹底解説

新撰組ゆかりの地巡りのツアーコースの次は、各スポットの見どころを解説していきたいと思います。

それではさっそく1つずつ見ていきましょう。

 

洛中屋敷跡

新撰組は池田谷事件での功績が認められ、1867年に幕府直属の軍隊組織となりました。

その際に新たに屋敷を建設しましたが、それが京都駅から徒歩で約5分の場所にある「洛中屋敷跡」です。

 

 

つまりこちらの洛中屋敷跡は、屋敷こそありませんが新撰組最盛期の邸宅と言えます。

 

幕府直属となり、ますます勢いを増すかと思われた新撰組ですが、王政復古の大号令によりわずか半年でこの地を離れています。

 

その後は、ご存じの通り鳥羽伏見の戦いに敗れ関東へ下野、その後解体の道を歩むことになります。

 

最盛期と終幕どちらも知っている屋敷跡は、新撰組ファンとしては一度は見ておきたい場所です。

 

屋敷があった場所には石碑が立っていて「新撰組最後の洛中屋敷跡」の文字が刻まれています。

 

最後の洛中屋敷から今回のツアーはスタートです。

この場所から始めて新撰組の足跡をたどっていきましょう。

 

本光寺

元新撰組の参謀でもあった「伊藤甲子太郎」が、新撰組の大石鍬次郎らにより暗殺された場所がこの本光寺の門前で、他にも確認しにきた仲間が数名殺されたとか。

新撰組のファンにとってはもちろん重要な場所ですが、同時に悲しい気持ちにもなる場所です。

 

 

伊藤甲子太郎が門前で暗殺されたことで知られる本光寺は、京都駅から10分ほどの場所にあります。

 

とてもこじんまりとしたお寺で、両脇にはふつうの建物のため見落としてしまいそうになります。

ちなみに「本光寺」という名前も門前には確認できません。

 

しかし門前の右手には「伊藤甲子太郎他数名殉職の跡」という石碑が建てられており、説明書きの看板もあります。

 

門をくぐると、「少し大きなおうちの庭」といった雰囲気に少し驚くかもしれません。

本当にこじんまりとしたお寺なんです。

 

しかし、入ってすぐ右手には再び石碑があり、脇には「伊藤甲子太郎絶命の跡」と書かれています。

 

実は、伊藤甲子太郎はこの石碑にもたれかかって亡くなっていたそうです。

小さなお寺ですが足を運ぶ理由はこれなんですね。

 

個人的には、お寺の小ささも含めて雰囲気が大好きな場所です。

この小さなお寺だからこそ、新撰組に思いを馳せるのにもまた気持ちが入るのではないでしょうか。

 

輪違屋

もともとは置屋として創業された輪違屋は、創業当時の名を養花楼と言いました。

浅田次郎による「輪違屋糸里」という著書にも登場するこちらの置屋は、1857年に再建されたものになります。

 

 

新撰組の隊士が足繁く通ったこの輪違屋の見どころは、何と言っても近藤勇や桂小五郎による書。

1階部分には近藤勇の書(屏風)が残されている主座敷も公開されています。

 

同じ島原にある角屋と並んで、江戸時代から続く花街としての島原文化を感じられる「輪違屋」は建物自体も魅力的で、内部は歴史を感じさせる雰囲気に溢れています。

 

 

現在も営業している輪違屋は創業300年を超え、京都市の指定有形文化財でもあります。

普段は一見さんお断りのため中には入れませんが、一般公開の時にはもちろん内部の見学はできますし、一階は撮影もOKとなります。

 

角屋

輪違屋と同じく島原にある角屋。

新撰組のみならず西郷隆盛、木戸孝允、伊藤博文など幕末を語る上で欠かせない最重要人物たちが軒並み利用していたのです。

 

 

新撰組の局長と言えば近藤勇が有名ですがもう一人、「芹沢鴨」という局長もいました。

 

芹沢はこちらの角屋で狼藉をはたらき、そしてこの角屋での宴会後に近藤勇に寝込みを襲われ絶命したのです。

 

こちらもまた新撰組のファンとしては、外せない場所ながらも悲しい気持ちになる場所でもありますね。

 

通常、入店する際には刀を預けなければなりませんが、新撰組は取締という名目の元帯刀したまま入店していたそうで、新撰組隊士による刀傷がたくさん残っているため多くの新撰組ファンがその傷を見るために訪れています。

 

 

こちらの角屋は国指定重要文化財となっております。

 

壬生寺

かつて新撰組が壬生寺境内を兵法訓練所として使用していました。

 

近藤勇の遺髪塔をはじめ、芹沢鴨などの隊士の合祀墓地となっているため活動拠点としてだけではなく、新撰組ともっともゆかりの深い場所でもあります。

 

 

壬生寺は新撰組と大変ゆかりが深いです。

境内は兵法訓練場として使われていたため、はっきり言ってファンなら境内に入るだけで大満足できるでしょう。

 

しかし壬生寺、それだけではございません。

境内にある池の中にある島は「壬生塚」と言い、近藤勇の遺髪塔や芹沢鴨などの新撰組隊士の合祀墓地になっています。

芹沢鴨の葬儀もここで行われました。

 

また2023年には新撰組160年を記念し、壬生塚内に新たに新撰組副長・土方歳三の銅像が建立されました。

 

 

このように壬生寺は見どころ満載。

このツアーの目玉スポットと言ってもいいでしょう。

 

 

壬生の八木邸

新撰組最初の屯所である壬生の八木邸は、芹沢鴨が粛清された場所でもあります。

八木邸内には芹沢鴨が粛清された部屋も残っており、刀傷址があったりと、非常に興味深い建物となっております。

 

ちなみにお茶屋になっています。

 

 

お抹茶と屯所餅という和菓子付きで1100円。

絶品のためリピーターがあとを絶ちません。

 

旧前川邸

上洛する浪士組、のちの新撰組に宿舎を提供したのが市中情勢にも詳しかった前川本家。

 

壬生という地が京都の町はずれにありながらも二条城に近いという地理的条件に合い、自身の身内、前川荘司の屋敷を提供しました。

つまりこちらの旧前川邸こそが屯所以前の新撰組の出発点。

 

 

旧前川邸は現在、個人の住居になっています。

ちょっと驚きですね。

このため公開はしておらず外観を楽しむだけとなっています。

 

しかし、土日祝限定で当時隊士たちが行き来した玄関で、旧前川邸オリジナルグッズや新撰組に関するグッズ販売が行われていますのでぜひ行ってみてください。

 

光縁寺

新撰組副隊長である山南敬助が当時の光縁寺の住職と親交があった縁で、こちらのお寺では切腹した隊士などが埋葬されることになりました。

 

 

ちなみに山南自身も新撰組を脱走したあと、沖田総司を介錯人に希望し切腹。

遺体はこちらの光縁寺に埋葬されました。

 

新撰組の副隊長であった山南敬助が自身の家紋「丸に右離れ三つ葉立葵」と、寺の瓦が同じだったことから当時の住職と親交が生まれ、隊士が多く埋葬されることになった光縁寺。

 

見どころは何と言ってもそうした新撰組隊士たちのお墓です。

 

隊士埋葬のきっかけとなった住職と、親交のあった山南敬助自身もこちらの光縁寺に埋葬されています。

 

 

新撰組ゆかりの地巡りのツアーの最後は、こちらの光縁寺で新撰組隊士のお墓に手を合わせ幕末に思いを馳せて終わるのがいいのではないでしょうか。

 

まとめ

今回は新撰組のファンにはたまらない新選組ゆかりの地巡りのおすすめコースについてご紹介させていただきました。

 

京都は新撰組ゆかりの地が多いですね。厳しい局中法度で知られる新撰組はとにかく死者も多く、悲しい場所がたくさんあるのが事実。

ゆかりの地では幕末に思いを馳せて涙を流す新撰組ファンも多いことでしょう。

 

今回紹介したコースは京都駅から始まると仮定して順番に巡るととても回りやすいコースとなっております。

無駄なく回れるので時間の短縮にもなります。ぜひご参考にしてください。

 

それでは新撰組ファンのみなさま、京都の地でお会いしましょう。

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